最近、というか随分前から『自己啓発』って一大ブームになっていますよね。
書店に行くと、コーチングやNLP・・・様々なメソッドを紹介した本が所狭しと並べられ、
ネットで検索すれば沢山のセミナーの案内がでてきます。
その中には一部、霊感、詐欺商法に繋がる怪しげなものもあって、玉石混合ではあるけど、世間の人達が『自己啓発』に対する関心の高さはかなりなもの。
まぁ、「寄らば大樹の陰」で良い大学に進学して、大会社に就職さえすれば一生安泰
という考えもバブルの崩壊以降、単なる神話になってしまって、いまは良い大学に入っても必ずしも就職ができるわけではないし、大会社に入っても老後までの一生涯が会社によって保障されるわけでもないご時勢
良い大学に入って、大会社に就職したらあとは安心。
とはできないから、より自分自身を磨いて、向上させよう。
そんな人達が増えているんだと思います。
また、社内の人達や客先との関係をより円滑にするためにも、『自己啓発』関連の本やメソッドはとても役に立ちます。
世の中、常識の通じないトンデモ人間がホント多いですからね。。。┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
わたし自身も、とある職場でそんな常識を超えたトンデモ人間と一緒に仕事をしなくてはいけない時期があって、その時は『自己啓発』の本をいろいろ手当たり次第に読み漁りました。
カウンセリング関連の本やコーチング、NLP、はたまた心理学、行動分析学などなど。。。
とにかく、
仕事で関わらないといけないトンデモ人間から、如何にして被害を被らないようにするのか
トンデモ人間を如何に上手くあしらって、コントロールすることができるのか
という、トンデモ人間の取り扱いと対処方法を知りたいが一心でした。
ま、そんな環境だから、精神的にもかなりストレスがあって、多分そのストレスも一因だったと思うのですが、身体が異常に凝ったり、むくんだりしまして。。。
それで、英国式リフレクソロジーを初体験して、ソコからアロマテラピーにハマり、その流れでストレッチをかねてヨガをするようになって・・・で
スピリチュアルへと入っていきましてん。
スピも最初は『天使』関係から。
求めよ。さらば与えられん
聖書にあるこの言葉通り、『天使』など高次の存在は、
わたし達の手助けをしたがっているけど、わたし達が求めなければ、お願いしなければ余程のことでない限りは手出しをすることができない。
だから、どんなことでも『天使』達にお願いしましょ。
スピの始まりはそんな心優しいところから入っていきまして、さらに深く学ぶに連れて結局は
出会い関係する人、出来事は全て自分自身を映した鏡である
という鏡の法則に行き着きました。
この時点で、最初の『自己啓発』関連について振り返ってみると、
コーチングもNLPもみんな医学で言うところの西洋医学(←現在の一般的な医学です)のようなものなんだな。
とね、思うのです。
つまり、起きた問題に対して、切除したり薬で抑えたりするように、
話し方を工夫したり相手のシグナルを分析して、そのパターンに適した対応をしたりと・・・
ようは、
原因に対する『結果』の部分に対して一生懸命働きかけてる、
ということなんですよね。
でも、もともとの『原因』の方は放りっぱなしだから、例えるなら
お酒を飲みすぎて肝硬変になった患者さんの悪くなった患部を切除したものの、
飲酒の量は相変わらず変わらないからまた肝臓を悪くした。。。
というのと同じ状態なんですよね。
原因はそのまま放置状態だから、その問題をうまく処理してもまた次から次へと問題が起きる。。
そのことを考えると、最終的には起きた問題に対してあーだこーだするよりも
鏡に映る側の問題なんだから
ぢゃぁ、自分自身が変われば良いだけぢゃん
という・・・この一言に尽きるんです。
そして、鏡に映し出された問題を見て、自分自身を観るようになると、今迄のように直面した問題をどうこうしよう、というアプローチをとらなくなるから、結局は『自己啓発』の類はいらないのかな
と、そう思うのでありんす(・ω・)/