アースクエスト BLOG

シーカヤック アースクエストのブログです。

6/1スクール~6/4JCSAベーシックインストラクター検定会

2015-06-05 18:06:00 | カヤックインストラクター養成
 6月1日は、JSCAカヤックインストラクターⅠを意識したスクール。まずは、各検定科目をしっかりできているかどうかチェックして、必要に応じて修正していきます。できない科目は、基礎から講習。この日は,課題だったハイブレイスとショートロールの成功率がかなり向上しました。


 6月2日からは、先週に引き続き青森県深浦町へ移動。今回は移動中の横風対策で2艇積み。キャリアバーを挟んで固定することで、バーにかかる負担を抑えます。


 高速道路の深夜割り適用時間に入って、深浦町を目指します。朝日がとてもキレイでした。


 予定通り深浦町に到着。ですが、風が結構吹いていました。移動中は穏やかだったんですが・・・。2日は、ベーシックインストラクター検定の事前講習会です。


 背の高い防波堤の風裏を使って、基礎講習。検定科目を反復して練習します。


 午後は、指導法の講習です。自分が知っているだけ、漕げるだけでは、伝えることはできません。目的と対象に併せて、様々なパターンのインストラクションができるようになるには、地道なトレーニングと周到な準備が必要です。


 運搬法もアドバイスします。


 6月3日からは、検定会。本来は1日目に学科講義と学科試験がありますが、4日の天候が非常に悪そうだったので、3日に実技・指導法、4日に学科講義・試験を行うことにしました。


 3日の午後は、SRP実技講習。岸壁に上がってみたりもしました。


 レスキューの基礎レッスンは、まず自分で考えてもらってから、いろいろなパターンで何回も行います。


 回数を重ねる毎に、スムーズなレスキューができたり、声がけが的確になっていきます。


 最後は、大粒の雨が降ってきて、状況がリアルすぎる感じになりました。


 実技/指導法検定と、SRP講習実技講習を無事終了して、宿へ。デッキスペースにロープを張って、明日は使わないパドリングウェアや、器材を塩抜きして干しました。こういうスペースは非常にありがたいです。


 翌4日は、学科講義と試験。外は予定通りの悪天候でした。写真を撮り忘れましたが、真剣に講義を聴いて、試験に臨んで頂きました。


☆☆JSCAベーシックインストラクター検定は、レクリエーションカヤックを使用して、風・波の影響が無い、静水面での指導に必要な技術、知識を持っているかを認定する検定会です。☆☆

詳しくは、→こちら



5月31日 スクール大倉ダム

2015-06-05 10:05:00 | シーカヤックスクール
 5月31日(日)は、大倉ダムでスクールでした。

 風が若干強くて、午前の基礎講習は風裏で。


 基本講習が終わって、お昼休みに向かいます。ある程度漕げるようになりました。


 午後は、ツーリングへ。午前中の復習を兼ねて、しっかり丁寧に漕いでいきます。


 ダム湖の奥は、大倉川。水位が高い春は、結構奥まで入れます。


 最初の滝到着。

 
 最初の滝の傍の岸辺には、ヤマカガシが。写真真ん中の石の左上です。結構怒っております。


 2つめの滝まで行った方もおりました。


 帰りは、風に押されながら戻ります。


 風には苦労しましたが、基礎講習とツーリング、共に楽しめた一日でした。


 そそて、レスキューへ。

 この後、出艇場所ですれ違ったダッキーとファルトの二人組がおりました。出艇場所の出入り口に車を止めて(他のカヤックの出入りが大変です。非常識!)、ちゃんと漕げていない感じ(経験不足が一目で分かる漕ぎ方。)でした。道路の上から見ていると、風の中でファルトが沈。しかも艇を手放しておりました。風に流されるファルトをダッキーが回収しようとしていましたが、明らかに漕げていない・・・。どんどん風下に流されていきます。そもそも、トーイングの技術も、現場力も無いようでした。沈脱した方は、中州状の岸に泳ぎ着いておりましたが、ウェアも明らかにウェットでは無かったので、少々心配でした。

 傍に居たゲストの方々に、「助けた方が良いのでは」という声が上がったこともあり、仕方なく、ゲストの方々に駐車場まで戻っててもらい、上まで運んだカヤックをもう一回下ろしてレスキューへ。正直、ゲストの方々から離れるのは心苦しかったんですが、このフィールドで遭難されてはやっかいなので、漂流していたファルトを沈脱した本人まで届けて、車が邪魔だから動かすように伝えて戻りました。

 沈脱した本人は、初めてだったそうで、死なずに済んで良かったなと。もう一人のダッキー乗りは、10年漕いでいるそうですが、パドルの裏表を逆に持っていたり、ライフジャケットが明らかにフィットしていなかったりと、突っ込みどころ満載の出で立ちでした10年前に一回漕いだことがあるレベルにしか見えません。この日うちのスクールを受けた皆さんの方が、よっぽど漕げています。
 こういった方に共通するのは、壊滅的な判断力と技術の低さはもちろんのこと、助けられるときに必ず言い訳をします。悪いのは、あなた方です。風もカヤックもパドルも悪くはありません。初めてでも、1万回漕いでても、判断ミスをすればすぐに命を危険にさらすことになるのがカヤックです。ダム湖だからって、安全なわけじゃ無い。ってことが伝われば良いのですが、たぶん無理なんだろうな。ああいう人たちには・・・・・。