のち
いつもOBとゼロは、「う~う~」と言い合い、取られまいと牽制しながら食事をしていた。その様子をブルースは楽しむように眺め、ゆっくり、ゆっくりと自分の分を食べる。OBとゼロは、ブルースが女の子のせいか?うーうー言うことはなかったし、食べ終わってもブルースの分を食べに行くことは無かった。自分たちの分で満足していた。どこへ行くのも一緒に行動し、寝る時はぴったりと体を寄せ合って寝ているふたりは、仲が良いのか、悪いのか、食事の時になるといつも考えさせられた。そんなゼロが天国に旅立ってからOBは、全く食事をしなくなった。大好きなチーズさえ出してしまう。絶食5日目の朝、痩せたOBのウエストは、今にも右と左とくっつきそうになっていた。食事を換えずに何とかしたいと思っても『本葛』さえ食べない…バッチレメディーの39本をオーリングして調べ、ゲンチアナとミムラスを飲水に入れる。水の匂いをしばらく懐かしそうに嗅ぎ、飲んだ。その後、透明に煮た『本葛』にバッチレメディーと肉汁を少し入れてたものを舐めた。「食べないとゼロが心配するよ」と声をかけたが、聞こえないふりをして寝た。1日も早く、キラキラした目で笑ってくれと何度も背中に言った。
いつもOBとゼロは、「う~う~」と言い合い、取られまいと牽制しながら食事をしていた。その様子をブルースは楽しむように眺め、ゆっくり、ゆっくりと自分の分を食べる。OBとゼロは、ブルースが女の子のせいか?うーうー言うことはなかったし、食べ終わってもブルースの分を食べに行くことは無かった。自分たちの分で満足していた。どこへ行くのも一緒に行動し、寝る時はぴったりと体を寄せ合って寝ているふたりは、仲が良いのか、悪いのか、食事の時になるといつも考えさせられた。そんなゼロが天国に旅立ってからOBは、全く食事をしなくなった。大好きなチーズさえ出してしまう。絶食5日目の朝、痩せたOBのウエストは、今にも右と左とくっつきそうになっていた。食事を換えずに何とかしたいと思っても『本葛』さえ食べない…バッチレメディーの39本をオーリングして調べ、ゲンチアナとミムラスを飲水に入れる。水の匂いをしばらく懐かしそうに嗅ぎ、飲んだ。その後、透明に煮た『本葛』にバッチレメディーと肉汁を少し入れてたものを舐めた。「食べないとゼロが心配するよ」と声をかけたが、聞こえないふりをして寝た。1日も早く、キラキラした目で笑ってくれと何度も背中に言った。