プレマ動物ナチュラル・ケア・クリニックに
http://prema-anc.hp.infoseek.co.jp/予約を入れて、馳さんが午前中に来ると聞いたので、朝7:00に犬舎を出た。
尊敬しているブリーダーさんからの紹介で、OBとブルースの子ワルテルが、馳さんの所にいる。飼い主さんに会わずにお渡ししたのは、2回目だった。
1回目の時は、知り合いが東京に住んでいる知人がどうしても欲しがっていると言われ、交配をしないと言う約束で渡した。しかしキャンセルされ、その欲しがっていた知人からバーニーズをブリードしている人に渡ってしまった。種犬になり、100頭以上も子供がいると言う。胸が痛む。
1頭目は、弊社とご縁のあった方が、2頭目は、その子の子供を譲り受けるという。当然、大反対したが、「そこまで言われる筋合いはない。」と激怒され、その後、連絡が取れなくなった。知人から2頭目の子の早い死を知ったが、「代わりの子をただでくれた」と喜んでいるらしい。
このことがあってから飼い主さんを知ることができない場合は譲らないと伝えたが、馳さんのHPを見て、気が変わった。マージちゃんに対する想い、深い愛情。馳さんの所に行くことができたら幸せだと思い、子犬を渡した。Hase Noteを読んで、まるで昔から知り合いのように感じていたが、実際に会ってみたいと思っていた。
OBはどことなく楽しそうに車に乗っている。そんな顔を見ていると長い道のりも短く感じた。プレマに着くと馳さんとマージが診察を終えて出てきたところだった。眼鏡をかけている馳さんは、HPや本で見ていたサングラスをかけている時の怖そうな印象と違いまじめな文学青年に見えた。マージを見る目が優しい。気が小さい自分は、緊張しながら話をした。馳さんは、気持ちを見透かすようにワルテルの詳しい状況を教えてくれた。弊社から巣立った子達が幸せに暮らしていることを聞けるのは何よりもありがたい。