ブルースは2歳で弊社に来た。緊張して近寄らなかった2日間を過ぎると鼻で手をつっつき撫でることを要求するようになった。
要求どおりにしなくても怒らず、またしばらくするとつついて来る。
お気に入りの場所にふせをして前手を交差して組み、他の子の動きを楽しそうに見る。レイとだけはウマが合わず、般若の顔になってお互いに威嚇するため2階と1階に分けていた。レイは、ブルースの産んだ子にもけんかを吹っかける。
弊社に来た時に子宮蓄膿症だった。木俣先生に最新の医療を施していただき子宮を取らずにすみ、無事に子供を生むことができた。
弊社の引越しでブルースの出身犬舎に預けたらゼロといっしょに家出をし、大変な思いで探し回った。見つけた時は怯えていたが、弊社に戻ってくるといつものように元気になり、ドアが開いていても外には出なかった。
ブルースは弊舎に来て幸せだったのか?と思う。
本当は1頭で可愛がってもらったほうが幸せだ。
原因は、体内熱中症と言われた。体のどこかに異常があって体内の熱が高くなり、脳や腎臓にダメージを与えて死に至るらしい。
暑い日でもないのに熱中症になるというのは、始めて聞いた。
認識不足が悔やまれる。