宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

幸せは どんなときも 私の中に・・・

今年も母と、ニシン漬けを!

2016-11-17 17:13:31 | 2016 自家製梅干し、ジ

住んでいる場所がどこだかわからなくなることが増えてきた母。

視力低下、視野狭窄もどんどん進んでいるうえ、原因不明の意識消失もまた起こるようになり、

いろんな気力も衰えてきています・・・

 

「もう面倒だから 今年はしない」が母の決まり文句になっているけれど、

今回も、私が強引に買い物をして実家に運び込み、

母と二人でのニシン漬けづくり、無事完了できました!

 

昨年までの半分の5本だけ、大根を購入。

干すための縛り方は、「やれば思い出せると思う」という母にしてもらうと、

初めは「あれ?どうだったっけ?」と言っていたけれど・・・

  

ちゃんと体が覚えていたようです!よかった~!

数日ベランダで干しました。夜は家の中へ。この担当は父

 

で、昨夜私が 身欠きニシンをお米のとぎ汁にいれておき、

朝 あらって鱗を取ったものと、

他の材料を実家へ持ち込み~。

 

麹は自然食品店「まほろば」で購入したもの。よいにおいです。

他の材料は撮るのを忘れましたが、

今年の分量は

 

大根 中くらいの5本

キャベツ 中くらいの2玉

人参 2本

生姜 大1個

麹 400㌘

鷹の爪 5本

身欠きニシン 一袋 (10本くらい?)

ここまでは全部地物です!

そしてお塩はシママース 今回はまず、150㌘。あとで調整予定

 

大根は全部母が切ってくれました。

「見えてないから、縦割り半分にしたつもりがこんなだよ~

という母。

「いろんな大きさのがあったほうが、食べるとき自分のお腹と相談できるから、うれしいよ~!」

と私。

 

人参と生姜は千切り。キャベツはざく切り。

鷹の爪を切りながら、立ち上る激辛の空気で、咳き込む私・・・そのうち母もコンコン

 

「昔は樽の上にまな板を置いて、キャベツなんかは 切りながら入れていったんだよ」

と、思い出して話してくれました。

 

全部材料を切ってから、いよいよ漬け込みです。

何層にもなるように、入れては、ぎゅうっと抑えていきます。

今年もやっぱり、この作業は母の手でしてもらいました。

 

焼酎で殺菌消毒したポリの容器にびっしり。

袋の口を縛り、8.5キロの重しをして、ひんやりした一階物置へ。

以前は主人のヨット備品であふれていた物置ですが、今はすべて片付け処分して、がらんとしています・・・

   

水が上がったら重しを軽くしたり、一週間ぐらいしてから様子を見てお塩を足したりして、来月末まで熟成!

 

お昼前に一時間かからずに終わったので、

「とても楽だったね、これならまたやっても大丈夫だわ」と母。

お昼ご飯が済んだころには、もう漬けたことを忘れてしまっていましたけれど

忘れたって、ニシン漬けはちゃんと存在します

お正月には、息子たちに、「おばあちゃんが漬けたんだよ」って、言うかな?

 

父母の夕食用に、サンマの下ごしらえをし、白菜と鶏肉ときのこのクリーム煮を作っていると、

父が「お前がいてくれて 本当に助かるぞ。いつもすまんなぁ」と言ったあと、

「母さんはすぐ 真っ黒に焦がしてしまうんだ・・・」と嘆きました。

「何を言ってるの~。そばで(もう火を消したほうがいいぞ)って、お父さんが言わなきゃ!」

と、言っちゃう私。

父はそんなのわかっているけど、ちょっと愚痴りたかったのですよね。

ちょっと意地悪だったかな

 

 

永遠に続くことなどない、どころか・・・あとわずか だろうこんな穏やかなひとときを、

過ごせる今に感謝しつつ・・・

帰りに寄った物置で、ニシン漬けの入った容器に向かって、

「美味しく漬かってね」 と手を合わせて帰ってきたのでした・・・

コメント (4)
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