幸せは どんなときも 私の中に・・・
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お友だちが所属する合唱団の演奏会に、
母と二人で行ってきました。
会場である建物に入ると、
「〇〇さ~ん!」と私の名前を呼ぶ声。
「受付」と書かれた名札を付けた方で、どうして私が分かったのか不思議でした
その方が、お友だちが確保してくれていた席まで、案内して下さって恐縮。
そこは、視覚障害の母でも安心して歩ける、階段や段差を全く使わずに座れる席。
大切な演奏会で緊張しているだろうときに、そこまで気遣ってくれるなんて・・・
母も私も、歌を聴く前にすでに感動してしまいました
演奏会は、とても素晴らしいものでした。
母は見えない目を瞑ることもなくまっすぐステージの方を向き、
身動きもひそひそ話も一切せず、
真剣に聴き入っていました
そして帰り道には、
「良い音楽を聴くと気持ちがいいね~」「楽しかったね~」
「やっぱり札幌で一番の合唱団だね」「いい雰囲気のコンサートだったね~」と、
とっても喜んでいました。
さっき電話した時も、いつもすぐ忘れてしまうのにちゃんとコンサートのことは覚えていて、
「今日は楽しかったね~。心の洗濯ができたよ!」「友達に、お母さんも感謝してるって伝えてね」と言いました
母にとって良質の音楽の力は特別だなぁ・・・
本当に美しい演奏でした。声そのものの美しさも魅力だったし、
歌詞の深さ旋律の美しさを、
たくさんの団員さんが心を合わせ技術を発揮して、
心地よい表現として客席に届けてくれた・・・
どの曲も素晴らしかったけれど、私が一番心震えたのは、
一番最初の「The Spheres (天球)」 という宗教曲でした。
抑制のきいた美しい声が、神秘的で微妙な重なりを生み出しながら広がってゆく感じ・・・
って、なんだかよくわからない表現ですがもう一回聴いてみたいなぁ~
指揮者の方も代表の方も、作曲者の方もみんな、ユーモアがあって、挨拶まで楽しかった~!
母は指揮者や代表の方がお話しされるたびに「いい声だね~」とほれぼれしていました
真っ白な衣装を着て、豊かな表情で歌うお友達の姿・・・
とっても素敵で輝いていました
母にも私にも、楽しい時間をくれてありがとう~Tちゃん