『通訳案内士試験対策スクール』ESDICブログ!

ESDIC(エスディック)英語能力開発アカデミーから、通訳案内士試験受験の皆様へ最新&重要情報をお届けします!

通訳案内士試験 英語予想平均点発表&ESDIC版 英語筆記試験 解答例・解説公開!

2013-09-16 20:43:56 | 通訳案内士試験対策
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第2次試験(12月8日)まで、あと83日
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本日は、英語の予想平均点(ESDIC独自調査による)を発表させていただきます。

また、東京・大阪での<英語模範解答会>にて使用いたしました、
英語筆記試験 解答例・解説を取り急ぎ、ブログ上で公開いたします。
ご出席がご無理だった方は、是非、内容をご確認ください。

【お知らせ】
「2014年度通訳案内士試験受験対策講座」

2014年度合格を目指す皆様へ、本年度試験の傾向・内容も取り入れ、
「2013年度講座」をさらに強化するべく、現在、作問中です。
更なるサービス・内容を盛り込み、ご案内開始予定です。

★現在、個別のお問い合わせを多数いただいております。
 講座に含まれる文法教材など、補助教材により、今から学習をスタートしていただけます。
 ※補助教材は、講座お申込みの際に、引かせていただきます。
★今後、スクーリングを兼ねた「説明会」も開催予定です。

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【1】 2013年度 英語の予想平均点(ESDIC独自調査による)発表!
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●1次試験 英語の平均点(ESDIC独自調査による)

東京・大阪での<英語模範解答会>会場、
およびメールで頂戴しました自己採点結果を基に、
問題自体の難易度を加味した上、2013年度 英語の平均点を出させていただきました。

【ご注意】
これらのデータは、あくまで、受験者ご本人様の採点による点数を基にしておりますため、
正確ではございません。当然ながら、多少の誤差を含んでおりますので、ご了承ください。


●2013年度 英語の予想平均点(ESDIC独自調査による)・・・60.2点
※データ数:251件

★従いまして、予想合格点は、上記に10点をプラスした点数となります。


【ご参考】
2012年度 英語の予想平均点(ESDIC独自調査による)・・・49.7点
※データ数:148件


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【2】 新方式2次試験対応 2次対策教材・レッスンのご案内
    ●2020年東京オリンピック、パラリンピックなど最新の話題も収録!
    新版<英語2次セミナー>テキスト

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【お知らせ】
新方式2次試験対応 : 完全個別指導<模擬面接>のご案内 (10月ご案内開始予定)

★東京・大阪での日程等詳細は、10月にご案内開始予定です。

<授業内容>
ESDICの完全個別指導<模擬面接>は、完全なプライベートレッスンです。
1レッスン 50分間、本番と同じ形式で、2013年度予想問題による模擬面接試験を
お一人のみで、4セット(=模擬面接4回)受講することが可能です。

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新方式2次試験対応 : 新版<英語2次セミナー>テキスト(送料込1,850円)を
単独販売いたします。
※新版<英語2次セミナー>テキストは、現在作成中ですが、
9月24日の週内に、発送可能となる予定です。

●新版<英語2次セミナー>テキストでは、
「通訳」、および「プレゼンテーション」の問題とすべての問題の模範回答例を掲載しております。


●2020年東京オリンピック、パラリンピックなど最新の話題も収録!

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※「日本事象ESDIC 280」など他教材と併せて、
お申込みいただきますと、送料は350円のみとなります。
但し、新版<英語2次セミナー>テキスト完成後の一括発送となりますので、
ご了承ください。

【ご案内】
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1次対策& 2次対策 日本事象英文説明決定版
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【3】 <英語模範解答会>にて使用の「ESDIC版 英語筆記試験 解答例・解説」公開!
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【2013年度英語筆記試験 解答例・解説】

●下記の一部、もしくは、全てを無断でコピー、転載することを固く禁じます。

1.
【1-1 解答】(3点)
⑤ overt- covert- covert
【1-1 解説】
in contrast to (A) culture, S + is called (B) culture.「A 文化とは対照的に、
Sは(B) 文化と呼ばれる」において、(B) にくることばは論理的に、(A) と180°
異なることばでなければならない。
この問題では(A) culture のあとコンマがあるが、そのあとのthat aspect of
culture which 〜“(B) culture.” を(A) culture の同格と取ることはできない。
そう取ると文として成立しなくなる。ここではwhich からnoticeable までを、
that aspect of culture にかかる形容詞節と捉える必要がある。
(B) にcovert が入るのは、(B) 文化は「not easily visible」であり「not readily
noticeable」だからである。そして(A) 文化は(B) 文化と対照的なので、(A) に
はovert が入る。
空欄(C) については、this (C) side が何を指すのかがポイントとなる。前文の、
〜,of which people themselves are often unaware におけるunaware(意識
していない)がカギをにぎる。「意識していない」というのは、このside(側面)が
「隠れている」からだと考えるのが最も無理がないので、(C) にはcovert が入る。
covert は日本文化の理解にとって重要な単語であるゆえ、『必修英文読解用語集』に
載せてある。

【1-2 解答】(3点)
③ tools
【1-2 解説】
eating utensils は具体的にspoons やforks、さらにはchopsticks で表されている。
これらは食べるための道具であるので、答えはtools となる。utensil も
『必修英文読解用語集』に載せてある。
ちなみに、選択肢のvictual(食料)は、古めかしいことばで、現代英語で使用
されることはまれである。もっともこの単語は発音が最も難しい単語のひとつ
として引用されることがある。カタカナ語で書くと「ヴィトル」に近い。

【1-3 解答】(5点)
(3) ⑦ use  (4) ③ from  (5) ⑤ that
正しい並び替えは以下の通り。
their use of these utensils is slightly different from that of Occidentals

【1-3 解説】
下線部に続く文は、日本人がスプーンでスープを飲むときの情景が描かれている。
一方、第3段落の第1文は、同じスプーンを使っても西洋人は日本人と異なった
やり方でスープを飲むことが描かれている。この2つの文は、下線部の説明文と
なっていることが分かる。その観点から並び替え問題を考えることが重要。
まず目につくのが、different である。この形容詞は普通、be- 動詞の後ろに置かれ、
またその後ろにはfrom がくる。slightly をdifferent の前に付けて、is slightly
different from とすれば、ここまではうまくいった。ではis の前にくる主語は何か。

ここで下線部の前の部分の筋を追っていこう。下線部の直前の文で、「日本人、
とりわけ若い日本人は西洋人と同じように上手にスプーンやフォークを使う」
ということが述べられ、下線部が含まれるその次の文がBut で始まることに
注目したい。But と下線部のdifferent を合わせると、日本人のスプーンや
フォークの使い方が西洋人と異なるのであろうと推論できる。ならば主語は
their useではないか。そしてそのあとにof these utensils をもってくるのである。

次にfrom の目的語を考察する。ここでカギを握るのはS is different from B.
という比較構文において、A とB は同じ種類のものだということである。もし
Aに人間がくればB も人間である。もしA に物がくればB も物である。さらに
もうひとつ重要なことは、日本語では比較対象のことばを省略することができるが、
英語では省略できないということである。例えば「日本海側の気候は太平洋側とは違う」
という日本語表現は間違いであると主張する日本人はいないはずであるが、
英語の観点から考えるとこの日本語は正しくない。なぜなら「日本海側の気候」と
「太平洋側」という本来比較が不可能なものを比較しているからである。
「日本海側の気候は太平洋側の気候とは違う」というのが英語から考えた正しい
日本語である。英語の観点からすれば、比較されるものは同じ種類でないと
比較の仕様がないということになる。月とスッポンは比較の仕様がないが、
カメとスッポンは比較の仕様がある。これは確かに論理的である。しかし、
今ここで日本語と英語の、異なった発想から導き出される言語表現の相違を
論じようとしているのではない。英語は比較対象のものを表記するが、日本語は
それを省略することがある、ということを思い出せればよい。

具体的に英語では、主語としての名詞が単数形ならば、それと比較されるもの
はthat という代名詞を使い、主語としての名詞が複数形ならば、それと比較さ
れるものはthat の複数形のthose を使うということである。だからfrom の後
ろにはuse を受けるthat を持ってくる。そしてuse は誰のuse なのかを考える
とOccidentals のuse なので、that の後ろにof Occidentals を付加する。よって
全体を正しく並び替えると、
their use of these utensils is slightly different from that of Occidentals となる。
ちなみに例文としてあげた日本語を英語に訳すと、
The climate of the areas along the Sea of Japan is different from that of the areas along the Pacific. となる。

【1-4 解答】(3点)
② on the other hand- instead of- in addition to- even though
【1-4 解説】
空欄(1) に入るのはon the other hand(一方では)である。第1段落下から
4行目から2行目にかけて、スープを飲む時の日本人の仕草が書かれている。
第2段落に入ると、それとは異なる西洋人の仕草が書かれているので、
on the other hand が正解となる。
空欄(2) にはinstead of(〜ではなく)が入る。of の目的語である
sucking in the liquid(スープをすする)のは日本人で、西洋人はそうではなく、
口の中に入れたスプーンでスープを流し込むので、instead of が正解となる。
空欄(3) に入るのはin addition to(〜に加え)である。in addition to this の
this はスープの飲み方に日本人と西洋人の違いがあることである。そしてthis
の後ろにthere are other differences(他にも違いがある)があるので、正解は
in addition to であることが分かる。
空欄(4) にはeven though(〜であるのに)が入る。even though という
接続詞句が導く従属節はJapanese and Occidentals may be using the same cultural items
「日本人と西洋人は文化的に同じ物を使っているかもしれない」
であり、主節はthere are structural differences「構造的な相違がある」である。
ならば逆接のeven though でつなぐしかない。

【1-5 解答】(6点)
③ 通常は気づかない、文化ごとに異なる細かな慣習的行動パターンに意識を向けること。
【1-5 解説】
「箸だけでなく、スプーンやフォークの使用方法に精通すること」が異文化理解に
必要なのではない。第一、「特に若い日本人はスプーンやフォークの使用方法に
精通している」(第1段落3行目)。よって①は不正解。
「スープについて、日本では「飲む」、英語では“eat” と言うように、言語表現の
相違に気づくこと」が、異文化理解に必要なことではない。確かに第1段落
5 行目に“a Japanese eats soup” という表記があるが、筆者は、そういう
言語表現に気づくことが必要、とは一言も言っていない。だから②も不正解。
④の内容は一般論としては正しいが、筆者はそういう主張は全くしていない。
本文と関係ないので、④も不正解。
③については、筆者は、第3段落の第2文で、「文化とは無数の細かい習慣的
行動様式で構成され、そのことに人々が気づかないことが多い」と述べ、第3文では、
「異文化理解に必要なのは、そうした気づかない面に意識を向けることが
大事である」と述べている。よって③が正解である。
ちなみに第3文のように、結論が述べられた文をトピックセンテンス(主題文)
と言い、段落のエッセンスが凝縮されている。

【全訳例】
目に見える文化とは対照的に、容易に見ることができず、それゆえすぐには
気づかないそうした文化の側面は「隠れた文化」と呼ばれる。例として食卓で
使う用具を取り上げよう。今日では、日本人はスプーンやフォークを使うことに
慣れていて、とりわけ若者は、箸を使うことができるのと同じくらい上手に
スプーンやフォークを使うことができる。しかし、注意深く観察するなら、
彼らのこれらの用具の使い方は西洋人と少し異なる。日本人がスプーンを使って
スープを飲む際、顔と平行になるようにスプーンを口のところまで持っていく。
だから日本人はスプーンの側面からスープを飲むことになる。さらに、日本人は
スープをすすって口に入れるのである。それは、日本人が吸い物(文字通り
「すする物」を意味する)を摂取する際の伝統的な方法に起因すると考えられる
行為である。
一方、西洋人はスプーンを顔に直角に近い角度で持っていき、スプーンの先端から
スープを飲む。そして、スープをすするのではなく、口の比較的奥にもっていった
スプーンの先端を使ってスープを流し込む。さらに、十分に注意深く観察するだけで、
それ以外にも違い(スープを飲む時の姿勢、皿、口とスプーンの間の距離)は存在する。
日本人と西洋人は文化的に同じ物を使っているかもしれないが、簡単に
見落とされてしまう構造的な相違がある。文化は無数の細かい習慣的行動様式で
構成されているが、人はそのことに気づかないことが多い。この隠れた面に
気づくことが、異文化を理解するためのカギなのである。

2.
【2-1 解答】(各2点× 2=4点)
(8) ⑥ 神  (9) ② 祖霊信仰
【2-1 解説】
(1) のdeity の訳は「神」である。deity の語源は
ラテン語のdeus(神)+ ity(名詞語尾)である。
deity は『必修英文読解用語集』に載っている。
「仏舎利」はお釈迦様の遺骨。
(2) のthe worship of ancestors は「祖霊信仰」とやや難しい日本語になっている。
選択問題だから、試験官は日本語を難しくしようと考えたものと思われる。
簡単に言えば「先祖崇拝」である。
「十三仏信仰」は、年忌追善に際し、初七日から三十三回忌までの13 回に
配当して供養する仏•菩薩に対する信仰である。

【2-2 解答】(5点)
(10) ⑦ importance  (11) ① the fact  (12) ⑤ no
正しい並び替えは以下の通り。
Of importance for Japan is the fact that Shinto contains no absolute

【2-2 解説】
難問。全体的には「X is Y」の第2文型である。しかし、選択肢を見ると
contains という動詞がある。単文には当然ひとつの動詞しか使えない。
ならば複文か重文か?むろん、述べた通り、全体としては第2文型の文が
ひとつあるだけである。そうするとcontains という動詞を含む節を名詞節にして
X かY の位置に持って行くことを考えなければならない。名詞節にするには、
接続詞that を節の頭に付ける。しかし、X の位置に持っていくことができるのか。
それは無理である。仮にThat Shinto contains the fact とすると、sense of
values という名詞の居場所が無くなってしまう。名詞は文中で、主語、補語、
目的語のいずれかの働きをする。contains をX の中に入れると、その働きが
できなくなってしまう。contains はどうしてもY の中に入れないといけない。

さて、that を冠して名詞節にすると言ったが、名詞節も名詞と同様に文中では
主語、補語、目的語のいずれかの働きをする。名詞節はY の中に入れないと
いけないので、目的語になることは無理で、主語か補語の働きだけが残っている。
それでは名詞節をis の後ろにすぐ持っていくと問題が生じる。それは、the fact
の扱いである。この名詞は主語か補語か目的語なのか。ここでは目的語には
なり得ない。contains の主語はShinto(この段階ではJapan が主語である可能性が
消えた訳ではないが)であるし、contains の目的語はsense of values だから
である。残るは主語か補語の働きだけである。しかし、主語か補語になることが
できるのは名詞節もある。2つの主語あるいは補語をつなぐ接続詞もない。
ここで登場するのが名詞節が同格節になるということである。fact の後ろに
名詞節をもっていき、「〜という事実」にすればよいのだ。これでY は片付いた。

残る選択肢はfor、of、Japan、importance の4つである。for とof が並ぶことは
あり得ないから、どちらかの前置詞がどちらかの名詞とペアを組む。すなわち
2つの前置詞句ができるということになる。ここで思い出すべきなのは、
問題文では、2つの前置詞句のあとにbe- 動詞isがくる(印刷されている)、
ということである。そして、前置詞句は通常、形容詞句または副詞句となり、
主語にはならないということである(例外的に主語になる前置詞句もあるが、
ここでは無理)。主語でなければ、補語である。2つのうち補語になるのに
ふさわしいのはof importance である。またここで「of +抽象名詞」は形容詞句に
なることを思い出しておこう。そして最後にfor Japan をof importance の後ろに
もっていけば、これで並び替えは完成する。ここで、for Japan をof importance の
前にもってくることはできない。そうするとof importance が前のJapan を修飾し
「重要な日本にとって」となってしまうからだ。for Japan はof importance を
修飾する副詞句にする必要がある。そうすると「日本にとって重要なのは」となり、
is 以下と意味がうまくつながる。選択肢を正しく並び替えておくと、
Of importance for Japan is the fact that Shinto contains no absolute (sense of values 〜)となる。

並び替えは完成したが、疑問がひとつ残っている。それは、なぜof importance
という形容詞句が文頭に出ているのかということである。形容詞句としての
前置詞句を文頭に出すのは、それを強調するため、もしくが主語が長いためが
考えられるが、ここでは後者だと思われる。いずれにせよ、そのような場合は、
be- 動詞をそのまま主語の前に出すので、結果として倒置が起きるのである。

【2-3 解答】(6点)
③ 神道には唯一絶対的な価値観がないことから、日本に流入してきた新たな価値体系と共存できている。
【2-3 解説】
主語のthis と目的語のit が何を指すかがひとつのポイント。
this はShinto contains no absolute sense of values を、
it はShinto を指している。もし日本固有の宗教である神道が絶対的な価値観を
持っていたら、外来宗教との間に価値観を巡る論争が起きたり、宗教戦争が
起きていたかもしれないが、実際にそういうことはほとんど起きなかった
(日本国内における日蓮宗と浄土真宗などとの論争や焼き討ちはここでは関係ない)。
このことは、神道には絶対的な価値観がなかった証拠である。だから、
選択肢①、選択肢②は、それぞれ「キリスト教の伝統により」、
「キリスト教の伝統を考慮しないことで」が間違い。選択肢④は、value system を
持つのはキリスト教だけでなく仏教なども入るので、「キリスト教と共存できている」と、
キリスト教に限定していることが間違い。

【全訳例】
神道では、神という概念は祖霊信仰においてのみならず、山岳、滝、岩石、
それに雷や台風のような自然現象などの自然景観に見いだされる。この信仰体系は
世界の他の地域でも見いだされる。この信仰体系は、世界の他の地域では
一般にアニミズムの一形態として知られている。日本にとって重要なことは、
神道には、ユダヤ教とキリスト教の伝統における「神のことばと支配」などの
絶対的な価値観がないという事実である。また、このことゆえに、神道は外
国から日本に流入してきた別の価値体系を持つ宗教と共存できるのである。
★下線部(3) は原文に忠実に訳した。

3.
【解答】(各1点×15 = 15 点)
(1) 網だな ⑥ overhead rack
(2) 絵文字 ⑨ pictogram
(3) 旅程表 ⑫ itinerary   
(4) 地図帳 ⑦ atlas
(5) 太陽電池 ① photovoltaic cell   
(6) 堀 ⑮ moat
(7)(鵜飼いの)鵜 ⑬ cormorant   
(8) かがり火  ⑧ bonfire
(9) 幕府 ⑳ shogunate   
(10)(鳥の)サギ ⑪ heron
(11) 柿 ⑤ persimmon   
(12) 特需 ③ special procurement
(13) 気象予報士 ⑩ certified meteorologist
(14) 地上波 ④ terrestrial signal  
(15) 香(こう) ⑭ incense

【解説】
昨年までの記述式から今年は選択式に変更になったため、大幅に易しくなった。
分野別では旅行用語、ガイド用語(通訳案内士が実際のガイディングで用いる
可能性がある用語)、そして時事用語からの出題であった。以下にそれぞれの
分野からの用語を列挙する。

旅行用語:「網だな」、「旅程表」、「地図帳」
ガイド用語:「絵文字」、「堀」、「(鵜飼いの)鵜」、「かがり火」、「幕府」、「(鳥の)
サギ」、「柿」、「香(こう)」
時事用語:「太陽電池」、「特需」、「気象予報士」、「地上波」

★『必修ガイド用語集』には「堀」、「柿」がズバリ載っている。
「(鵜飼いの)鵜」は「鵜飼(cormorant fishing)」として、
また「旅程表」は「旅程(itinerary)」、「香( こう)」は「線香(incense stick)」、
「地上波」は「地デジ(digital terrestrial broadcasting)」として載っている。
さらに「幕府」は『日本事象ESDIC280』のBakufu、Shogun、Tokugawa Ieyasu の3つの項目に
載っている。「(鳥の)サギ」は『日本事象ESDIC280』のHimeji Castle の項目に
載っている。

4.
【下線部(1) ブロック割】
1Because Japanese society was authoritarian / 2 in nature, / 3 with rulers
exercising godlike power / 4 over their subjects, / 7 it became customary / 5 for
people / 6 to give gifts to those in authority(7点)

【下線部(1) 解答例】
1日本の社会は/2本質的に/1権威主義的であり、/3支配者が/4臣下に対して/
3神のような権力を行使していた/1ので、/5一般の人が/6権威ある人に贈り物を
するということが/7慣例になった。

【下線部(1) 文法解析】
(Because [S Japanese society] [Vi was] [C authoritarian] (in nature),
日本の社会は本質的に権威主義的であり、~ので、
(with [意味上の主語rulers] [意味上の述部[Vt exercising] [O godlike power] (over their subjects)])),
支配者が臣下に対して神のような権力を行使していた(ので)
[仮主語it] [Vi became] [C customary]
慣例になった
[真主語 (意味上の主語for people) [意味上の述部to [Vt give] [O gifts] (to those in authority)]]
一般の人が権威ある人に贈り物をするということが

【下線部 (1) ポイント解説】
(1) 従属接続詞の Because に導かれる副詞節は、over their subjects までである。
(2) with から over their subjects までは、「ESDIC 必修英文法」で言うところの
「前置詞with に導かれる付帯状況の句」である。「意味上の主語付き分詞構文」の
一種であるが、節で書き換えれば、
and rulers exercised godlike power over their subjects となる。
(3) it は「仮主語」、真主語は to- 不定詞の部分である。
(4) for people は『ESDIC 必修英文法』で言うところの「to- 不定詞の意味上の主語」である。

【下線部(1) 表現の可否】
(1) Because Japanese society was authoritarian 日本の社会は~権威主義的であり、~ので、
(a) × 何故ならば、~なので、
(b) 〇日本人の社会は~
(c) 〇~独裁主義的であり、~
(2) in nature, 本質的に
(a) 〇本来
(b) ○元々
(3) with rulers exercising godlike power 支配者が~神のような権力を行使していた
(a) 〇統治者[為政者]が~
(b) 〇~神のような力[権限/支配力]を~
(c) ×神のような権力を行使している支配者がいて[を伴って]
★ rulers を意味上の主語、exercising 以下を意味上の述部、即ち、Nexus として和訳すること。
exercising 以下を修飾語、rulers を被修飾語、即ち、Junction として和訳してはならない。
(4) over their subjects, 臣下に対して
〇家来[家臣/臣民/服従者]に対して
(5) for people 一般の人が
(a) 〇人々が 
(b) 〇一般の人にとって
(6) to give gifts to those in authority 権威ある人に贈り物をするということが
(a) 〇権威のある人々に贈り物を~
(b) ×~に贈り物を与えるということが
★この部分を 「to- 不定詞の名詞用法」の「主語」で和訳していない解答は不正解。
(7) it became customary 慣例になった。
(a) 〇通例[慣習/慣行]になった。
(b) ×いつも通りになった。
(c) ×それは慣例になった。
★仮主語[形式主語]の it を「それ」と和訳している解答は不正解。

【下線部(2) ブロック割】
2 The higher / 1 the authority figures, / 4 the more important it was / 3 to give
them gifts, / 7 and the more / 8 protocol there was / 6 in / 5 selecting, wrapping,
and / 6 presenting / 5 the gifts.(8点)

【下線部(2) 解答例】
1権威ある人の/2地位が高ければ高いほど、/3権威ある人に贈り物をすることは
/4ますます重要なことになり、/5贈り物を選んだり、包装したり、/6贈呈した
りする際には、/7ますます多くの/8儀礼上のしきたりがあった。

【下線部(2) 文法解析】
([C The higher] [S the authority figures]( 省略rank)),
権威ある人の地位が高ければ高いほど、
[主文1[C the more important] [仮主語it] [不完全自動詞 was] [真主語to [Vt give] [O
them] [O gifts]]], and
権威ある人に贈り物をすることはますます重要なことになり、
[主文2[S the more protocol] (there) [完全自動詞was]
ますます多くの儀礼上のしきたりがあった
(in selecting, wrapping, and presenting the gifts)].
贈り物を選んだり、包装したり、贈呈したりする際には、

【下線部(2) ポイント解説】
(1) 全体の構文は、『ESDIC 必修英文法』の「the + 比較級・・・, the + 比較級・・・」の公式通りの構文になっている。
「S1 がV1 ~ すればするほど[であればあるほど]、ますますS2 はV2 ~する[である」」で和訳するのが基本となる。
(2) the authority figures「権威ある人たち」
(3) The authority figures rank high「その権威ある人たちの地位が高い」という
英文の high が the higher となって、文頭に移動したものである。
The higher the authority figures の後には、rank が省略されている。
(4) 1 つ目の主文は、it が仮主語、to- 不定詞が真主語になっている。
(5) in ~ ing の動名詞構文に注意。「~する時には」という意味である。
『ESDIC必修英文法』に載っている動名詞構文をおさえておく必要がある。

【下線部(2) 表現の可否】
(1) The higher の地位が高ければ高いほど、
(a) 〇の身分が高ければ高いほど、
(b) 〇の地位がより高くなるにつれて、
(c) ×(権威ある人たち)が高ければ高いほど、
(2) the authority figures 権威ある人
(a) 〇権力者
(b) 〇権威ある人たち
(c) × figures の誤訳
(3) to give them gifts,  権威ある人に贈り物をすることは
(a) 〇彼らに贈り物をすることは
(b) ×~に贈り物を与えることは
★この部分を 「to- 不定詞の名詞用法」の「主語」で和訳していない解答は不正解。
(4) the more important it was ますます重要なことになり、
(a) 〇ますます重要になり、
(b) 〇その分だけますます重要なこととなり、
(c) ×より重要であった。
(d) ×ますますそれは重要なことになり、
★仮主語[形式主語]の it を「それ」と和訳している解答は不正解。
(5) selecting, wrapping, and ~ the gifts. 贈り物を選んだり、包装したり、
(a) 〇贈り物を入念に選択したり、~
(b) 〇~、包んだり、
(6) in ~ presenting 贈呈したりする際には、
(a) 〇進呈したり[贈ったり]する際には、
(b) ×提示したり[提出したり/送ったり]する際には
(c) 〇~する時には、
(d) ×~する中で、
(7) and the more ますます多くの
(a) 〇その分だけますます多くの
(b) ×より[もっと](儀礼上の/儀礼的な)
(8) protocol there was 儀礼上のしきたりがあった。
(a) 〇儀礼上の慣習[儀礼的なエチケット]があった。
(b) 〇儀礼上のしきたりが存在した。
(c) ×外交儀礼[条約議定書]があった。
(d) ×儀礼上のしきたりがそこにあった。

【全文訳】
日本の社会は本質的に権威主義的であり、支配者が臣下に対して神のような
権力を行使していたので、どのような類のものであれ権力者からの好意や援助を
欲したり、あるいは、単に権力者と良好な関係のままでいたい、と欲した時には、
一般の人が権威ある人に対して贈り物をするということが慣例になった。
権威ある人の地位が高ければ高いほど、権威ある人に贈り物をすることはますます
重要なことになり、贈り物を選んだり、包装したり、贈呈したりする際には、
ますます多くの儀礼上のしきたりがあった。
★ protocol は『必修英文読解用語集』に載っている。

5.
(1)
【ブロック割】
12012 年に/2開業した/3東京スカイツリーは、/4地上634 メートルの高さに/
5そびえ立っている。/6東京タワーは333 メートルであるため、/7およそ2 倍の
高さである。(7 点)

【解答例】
3 The Tokyo Sky Tree / 2, which was opened up / 1 in 2012, / 5 rises / 4 634 meters from the ground. / 7 It is about twice as high as the Tokyo Tower / 6 , which is 333 meters high.

【表現の可否】
(1) 2012 年に  in 2012,
★ 2012 の前の前置詞は、 in 以外は全て不正解。
(2) 開業した , which was opened up
★ここは「非制限用法[継続用法]」でなければならない。従って、which の前に
コンマのない解答は不正解。
(a) 〇, which was opened
(b) △ , which opened
★ opened は自動詞では「店などが開く」という意味。「開業・営業」の意味を出
したい時は、他動詞を使用するとよい。
(c) × , which was set up
★ set up は、「(会社・制度・施設など)を設立する」という意味。
(d) × , which started [began] business
★ start [begin] business の主語は普通、人である。
(3) 東京スカイツリーは、 The Tokyo Sky Tree,
(a) ○ Tokyo Sky Tree,
(b) × The Tokyo sky tree,
(4) 地上634 メートルの高さに 634 meters from the ground.
(a) 〇to 634 meters from the ground.
(b) 〇at the height of 634 meters from the ground.
(c) × 634 meters of [on] the ground.
(5) そびえ立っている。 rises
(a) 〇soars
(b) 〇towers up
(6) 東京タワーは333 メートルであるため、 , which is 333 meters high.
★ここは「非制限用法[継続用法]」でなければならない。従って、which の前に
コンマのない解答は不正解。
(a) 〇, because the Tokyo Tower is 333 meters high.
★このように、関係代名詞節を使用しないで、接続詞を使用して節で書いても正解。
(b) △ , which is 333 meters tall.
★建物の高さの時は、tall よりも high のほうがより良い。
(c) 〇, whose height is 333 meters.
(d) 〇, the height of which is 333 meters.
(e) 〇, of which the height is 333 meters.
(f) 〇, because the height of the Tokyo Tower is 333 meters.
(g) × , because of [on account of / owing to / due to] the height of the Tokyo
Tower is 333 meters.
★ because of / on account of のような前置詞句の目的語になれるのは、
(代)名詞(句)であり、節は目的語になれない。逆に、because のような接続詞の
後には節が来て、名詞句だけで終わることはない。但し、省略の法則に基づいて、
一見名詞しかないように見えることがある。
例えば、The Shinano River is longer than the Mogami River. において、
than は接続詞であるが、一見、the Mogami River という名詞しかないように思える。
しかし、その後には、is が省略されている。即ち、省略部分を考えれば、
than の後には節が来ていると言える。
(7) およそ2 倍の高さである。 It is about twice as high as the Tokyo Tower
(a) 〇It is about twice the height of the Tokyo Tower
(b) 〇It has about twice the height of the Tokyo Tower
(c) 〇It is about two times as high as ~
★但し、twice のほうが、two times よりもはるかに頻度は高い。
(d) △ It is about twice as tall as the Tokyo Tower.
★建物の高さの場合は、tall よりもhigh が普通。
(e) 〇It is about twice as high as Tokyo Tower.
★ Tokyo Tower の前の定冠詞はなくてもOK。

【別解答】
Tokyo Sky Tree, which was opened in 2012, towers up 634 meters from the ground. It is about twice the height of Tokyo Tower, because it is 333 meters high.

★この和文英訳のテーマは東京スカイツリーだが、『日本事象ESDIC 280』に
Tokyo Sky Tree という項目があり、その表題がそのまま利用できる。

(2)
【ブロック割】
1修学旅行は、/2生徒が視野を広げ、/3学習した知識を/4実際の社会経験と/3
結びつける/1またとない機会である。/5同時に、/6生徒同士の団結力を養う/5
という意味合いも含んでいる。/7最近では、/8修学旅行で海外に行く/7学校が
増えている。(8点)

【解答例】
1 A school excursion is a golden opportunity / 2 for students to widen their views and / 3 link the knowledge they have learnt / 4 to their actual social experiences. / 5 At the same time, it also implies that / 6 students can develop a cooperative spirit. / 7 These days, the number of schools / 8 allowing students to go on a school
trip abroad / is increasing.

【表現の可否】
(1) 修学旅行は、~ またとない機会である。 A school excursion is a golden opportunity
(a) 〇A school trip is 〜
(b) 〇〜is the best opportunity [a once-in-a-lifetime opportunity / an unparalleled opportunity / a unique opportunity]
(2) 生徒が視野を広げ、 for students to widen their views and
(a) 〇~ to widen their points of view and
(b) 〇~ to broaden their views [broaden their perspectives / broaden their mind / broaden their horizons /widen their perspectives / widen their mind / widen their
horizons] and
(c) 〇~ to expand their views [their perspectives / their mind / their horizons] and
★ view とperspective は可算名詞なので、一般に、冠詞なし、かつ、複数の –s の
ついていない解答は不正解。但し、可算名詞の前に所有格がついていて単数で
あれば、冠詞も複数の –s もついていなくても正解。また、逆につけてはいけない。
前に複数の所有格が付いている場合は、全体を1つにとらえて単数になる場合と、
個々を見て-s をつける場合がある。この場合は、their view / their views / their perspective / their perspectives いずれも正解。。
★一方、「心を広げる」という場合、mind は不可算で使用するのが普通。
即ち、their minds もなくはないが、their mind のほうが一般的。
★一方、「視野」という意味の場合、horizon は通例複数形になる。従って、
たとえ所有格が his や her であっても、his horizon や her horizon でなくて、
his horizons / her horizons になる。
(d) 〇~ to have a wider view [have a broader view / have a broader perspective / have a wider perspective] and
★意味上の主語は複数だが、一人一人が1つの視野を持つから、have の目的語は
単数形になっている。
These nine foxes have a tail. と言うのと同じ。
これを配分単数(distributive singular)と言う。
(e) ○ for students to enlarge their views [perspectives / horizons / mind]
(f) × have a wider range of view [range of vision]
★「視界が広がる」という意味である。
(3) 学習した知識を~結びつける link the knowledge they have learnt
(a) 〇 correlate the knowledge they have learnt (with ~ )
(b) 〇 associate the knowledge they have learnt (with ~ )
★上記2つは「~と関連付ける」という意味合いになる。
(c) 〇 apply the knowledge they have learnt (to ~ )
★「~に応用させる」という意味合いになる。
(d) × fasten 〜
★ fasten は「くぎ、のり、ひもなどで物理的に結んで固定する」という意味。
(e) × unite 〜
★ unite は「一致団結させる」という意味。
(4) 実際の社会経験と to their actual social experiences.
〇to their real social experiences.
(3)+(4)
〇for the knowledge students have learnt to find application in actual social experiences.
★「生徒が学んできた知識が実際の社会経験において応用されるための」
というのが元々の意味。
(5) 同時に、~という意味合いも含んでいる。 At the same time, it also implies that
(a) 〇~ , it also has an implication that
(b) 〇~ , it also has a connotation that implies that
(c) △~ , it also has a connotation that
★ a connotation の後にthat に導かれる節が来るときは、その節は関係代名詞節
である場合が多い。a connotation の後に同格のthat- 節も来られるが、頻度は
あまり多くない。
(d) ×~ it also has a nuance that
★ a nuance の後には通常、同格の that- 節は来られない。
(6) 生徒同士の団結力を養う students can develop a cooperative spirit.
(a) × students can develop cooperative spirit.
★ spirit が「心的態度」の意味の時は、通常、不定冠詞の a がつくことに注意。
(b) 〇students can develop the [a] spirit of cooperation.
(c) △ students can develop bonds of solidarity [cohesion] among themselves.
★ bonds of solidarity / cohesion は共に「団結力」という意味だが、難度の高い
表現過ぎて、すぐに理解できない英語母国語話者も多い。わかりやすい解答が
望まれる。TIME やGuardian などの高級新聞雑誌を読むための語彙としては
覚えておいても損はない。
★ cohesion は不可算名詞なので、不定冠詞をつけたり、複数の –s をつけたりしないように注意。
★ bond は可算名詞なので、develop bond of solidarity は不正解。
(d) 〇students can foster [encourage / nurture] a cooperative spirit.
(e) × students can nourish a cooperative spirit.
★ nourish は「人・動物を育てる/感情を募らせる」という意味。
(7) 最近では、~学校が増えている。 These days, the number of schools ~ is increasing.
(a) × Recently, ~ is increasing.
(b) 〇Recently, ~ has been increasing.
★通常、recently と現在形は一緒には使用しないこと。ちなみに、
recently は現在完了の他に過去形とも使用可。
(8) 修学旅行で海外に行く allowing students to go on a school trip abroad
(a) 〇that allow students to go on ~
(b) 〇that let students go on ~
(c) × that make students go on ~
★ make を使用すると、強制的に海外に修学旅行に行かせることになる。
(d) ×~ to go abroad on a school excursion
(e) ×~ go for a school trip abroad
(f) ×~ go abroad for a school trip
(g) × that go on a school trip abroad
★これでは、学校自体が修学旅行に行くことになってしまう。学校は自分が海外に修学旅行に
行くのではなくて、生徒が海外に修学旅行に行くことを許可するわけである。
(7)+(8)
〇These days, an increasing number of schools allow students to go on a school trip abroad.

【別解答】
A school trip is the unparalleled opportunity for students to broaden their perspectives and to apply the knowledge they have learnt to their real social experiences. It also has an implication that students can foster the spirit of cooperation. These days, an increasing number of schools allow students to go on a school trip abroad.

★この和文英訳のテーマは修学旅行だが、『日本事象ESDIC 280』にShugakuryoko
という項目があり、その中のschool excursion はそのまま利用できる。

6.
【解答要領】
1. 語数について
解答欄に、必ず収まるように書かなければならない。これは設問文にも書かれて
いる。5番は「与えられたスペースに必ずおさまるようにしなさい」という
文言はない。このことを考えると、6番は解答欄をはみ出した解答は全く
採点されない可能性がある。語数は18語〜25語くらいで書くようにする。
その語数だと、文数は、1文か2文、どんなに多くても3文である。とにかく
エッセンスしか書けないことを肝に命ずべし。

2. 内容について
上記の語数では、必要最小限のことしか書けない。まずは定義を下すこと。
すなわちXが与えられたらすぐそのあとにYをもってくること。
内容点をそれぞれ列挙すると以下の通りになる。
★お年玉
お金の贈り物:4点
こどもに与えられる:2点
親や親戚から与えられる:2点
新年に与えられる:2点
上記の4つに言及していたら、それで十分。他にお年玉の金額に言及しても可。
★風呂敷
布(1枚の):4点
物を包むための(布):3点 ※「物を包む」以外に、「物を運ぶ」が
書かれていても、内容点に変化なし。
利便性:3点 ※使わない時は折り畳めるということが書かれていること。
3. 英語について
(1) 綴りにミスはないか。
(2) 文法ミスはないか。
※以上のミスごとに1点ずつ減点する。ただし、同じミスは2度減点する必要はない。

【解答例】(各10 点× 2= 20 点)
(1) お年玉
Otoshidama is a gift of money given to children by parents and relatives during the New Year holidays. (18 語)
Otoshidama is a little gift of money given to children from their parents and relatives during the New Year’s period. (20 語)
Otoshidama are gifts of money given to children by their parents, relatives at New Year’s. Some children get as much as forty or fifty thousand yen. (26語)
(2) 風呂敷
Furoshiki is a cloth used for wrapping things. When not in use, it folds into a small square. (18 語)
Furoshiki is a square piece of cloth used for wrapping and carrying things. Being compact, it is convenient. (18 語)
Furoshiki is a cloth used for wrapping and carrying things. When not in use, furoshiki can be folded compactly. (19 語)

★6番の「お年玉」と「風呂敷」は、『日本事象ESDIC 280』のOtoshidama
とFuroshiki という2つの項目を、前者はそのまま、後者はコンパクトにま
とめれば答えになる。

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