22年9月にサマルカンドで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議で、中国の習近平国家主席と会談するプーチン大統領(Photo by SERGEI BOBYLYOV/SPUTNIK/AFP via Getty Images)
中国が発表した2023年版の「標準地図」を巡り、周辺諸国から反発の声が上がっている。長年にわたり中国が一方的に自国領土と主張してきた南シナ海の大部分やインドのアルナーチャル・プラデーシュ州、そして他の係争領域が中国の「領海」や「領土」として示されていたためである。 予想外に中国とロシアの国境に位置する島すらも中国領土と明記されたこの地図には、たとえ最も近しい友好国からであっても、領土の横取りを企む中国の姿勢が如実に表れている。
2022年初頭、ロシアの一方的なウクライナ侵攻が発生する1か月弱前に、中国共産党中央委員会総書記を兼任する習近平主席とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「中露の友情に限界はない」とする共同声明を発表したが、 この「友情」には国境紛争が含まれるようである。
ニューズウィーク誌が報じたところでは......
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