トヨタ自動車の豊田章男会長。写真は2021年12月撮影 (Photo by BEHROUZ MEHRI/AFP via Getty Images)
トヨタ自動車の豊田章男会長は、完全に電動化された電気自動車(BEV)が市場シェアの3割を超えることはないし、車が何を動力として走るのかは「規制値、政治の力ではなく、お客様や市場が決めること」だと強調した。
豊田氏は企業経営者や役員に向けて今月中旬に行なった公演の質疑応答で答えた。トヨタのオウンドメディア「トヨタイムズ」によると、同氏は「いくらBEV(バッテリー式EV)が進んだとしても、市場のシェアの3割だと思う」と語った。「あとの7割はハイブリッド自動車(HEV)なり、燃料電池自動車(FCEV)なり、水素エンジンなど。そして、エンジン車は必ず残ると思う」と付け加えた。
豊田氏はEVの普及を妨げる深刻な要素が存在するとも指摘。「全世界では10億人の方が電気の通っていないところに住んでいる。(中略)BEV 1本の選択肢では、すべての方に移動を提供できない」と述べた。
- 「選択肢は一つだけじゃない」
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- 航続距離への不安
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