いつからか、年末年始の特別な感覚がないまま、新しい年を迎えてしまうようになっている(CORA / PIXTA)
いつからか、年末年始の特別な感覚がないまま、新しい年を迎えてしまうようになっていた。
今年は、換気扇の掃除をしたかしら……。子供のころは、掃除片付けをして、洗濯をして、新しい服に着替えてお正月を迎える、年末はそういうものだと思っていたのだけれど。
50年前の12月30日のこと。卒業後の就職も内定し、久しぶりに高校時代の友人と会おうということになった。友人の母親が、12月30日に、人を呼ぶわけにはいかないから、外で食事をしなさいと食事代を出してくれた。私の母親は逆に、12月30日は、家の掃除をするべきで、出歩くのはおかしいと反対した。
でも押し切って、彼女と楽しいランチをした。とても美味しいハンバーグを食べたことをよく覚えている。と、その帰り、最寄りの駅の階段を下りている時、以前、友人の紹介で2度ほど食事をごちそうになったり、個展に招かれたことのある新進気鋭の画家にばったり出会った。せっかくだからお茶でもといわれて、喫茶店に入った。
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