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道義が私を突き動かした
鄒偉毅くんの医療事故の案件は、私にとって生涯忘れえぬものとなった。当時、私は情熱を胸に、彼らのために身を粉にして努力した。そのことは、今思い出しても胸が熱くなる。だが、私はもっと多くのものを得た。裁判から何年経っても、私と彼ら一家は新年や節句には電話で挨拶をするなど、家族同然の付き合いをしていた。
2002年、私が丹東に行き彼らを訪れると、一家はある物を見せてくれた。それは、私が節句や偉毅くんの誕生日などの節目に送っていた200元の為替明細書4枚だった。彼らはそれを皆コピーして、アルバムに貼って大切に取っておいたのだ。彼らにとっては、私の援助が何よりも心に残る記憶だったのかもしれないが、それを目にした私は涙が止まらなかった。
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