中国軍のイメージ画像。2023年1月3日撮影。江西省のとある訓練場の様子。(CFOTO/Future Publishing via Getty Images∆)
近年、中国軍の士官学校(軍校)は入学者の選抜採用点を引き下げているが、それでもなお「定員割れ」が続いており、状況は依然として改善されていない。
中国教育部の統計によると、今年の大学入試統一試験(高考)を受験した学生は1291万人で過去最高となった。いっぽう、全国に27のある軍関係の士官学校は「定員割れ」が続き、入学者はわずか1万人余りにとどまっている。
本来ならば、士官学校は学費や雑費の個人負担が不要なうえ、卒業後の就職(軍人)は100%保証されている。就職後の待遇も、景気に左右される他業種に比べて、決してわるくはない。
そのような高待遇の学校であれば、士官学校への進学は「理論上」定員割れは起こりにくいはずだ。実際、以前は確かに、若者の人気進路の1つであった。しかし近年では、志望者数が減少の一途をたどっている。
士官学校入学の冷え込みについて、当局は......
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます