
後魏の尚書である古弼(グビ)には、養子である元之(ユアンジ)がいた。元之は幼い頃から両親がなくなって、古弼の家族で暮らしていた。古弼は元之のことをとても気に入っていた。ある日、元之は飲み過ぎて泥酔状態で死んだ。古弼はとても悲しかった。3日後、元之は棺に入れられ、埋葬される準備が整ったが、 周りの人がどんなに説得しても、古弼はどうしても最後に棺を開けて元之に会いたいというのだ。
棺の蓋を開けるとなんと元之が生き返っていた。家族全員は大変驚いて喜び、急いで元之を棺から取り出して休ませた。 彼が完全に回復した後、人々は彼に死ぬのはどんな感じかと尋ねた。すると元之は彼らに次のような話をした。
私は酔っていて何も感じず、まるで夢を見ているようだった。 すると突然、桶から冷たい水をかけられたような気がした。 あまりの出来事に顔を上げると、背の高い帽子をかぶり、大きな赤い服と雲の模様が刺繍されたマントを身につけた、神々しい立派な姿の人がいた。
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