2023年1月20日、ロイド・オースティン米国防長官 (Thomas Lohnes/Getty Images)
米国のマット・ローゼンデール下院議員は8日、ロイド・オースティン国防長官の中国偵察気球などへの対応をめぐり、弾劾決議案を提出すると発表した。
ローゼンデール氏は「オースティン長官は敵対国からのスパイ気球がマルムストローム空軍基地の上空を飛行することを許し、中国共産党(中共)が米市民の情報を収集することを可能にしたことで、米国民と国家安全保障を危険にさらした」としている。
米メディアが米政府高官らの情報として報じたところによれば、米本土上空を飛行した中国の偵察気球は複数の米軍基地から情報を収集し、リアルタイムで中国政府に送信することが可能だったという。
ローゼンデール氏は、その他13人の米兵の死を招いたバイデン政権によるアフガニスタン撤退や不法移民による国境危機を挙げ「オースティン国防長官は何度も就任宣誓に違反した」と強調した。
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