今日も顎関節症のお客様が来室しました。Mさんです。
「歯の治療は終わったのですが、
噛み合わせがおかしくなってしまって・・」と。
Mさんの顔が、やや歪んで見えます。
下あごが左にズレて、顔が前に下っている感じ、かな。
「右上の奥歯を、半分だけ抜いたんです」
~~ほぉぅ。。歯を縦半分カットして抜くという技術があるんですねぇ。
口を大きく開けて右奥歯の治療をしているうちに、
下顎が下がって、左にズレたのでしょうか。
前方に首を突き出す形で下あごが下がっている姿形を、
元に戻すには、あごと首の角度を変える必要があります。
この時のテクニックは、首の筋肉の走行を変えながら首の角度の修整をし、あごを引き上げていくというテクニックを用います。
しかし、前にも言ったように、
顎関節のズレは、顎関節まわりから首、肩、胸などに続く筋骨格を修整する必要があります。Mさんの場合は、胸(鎖骨の下)も下垂していました。
整体が終わって、鏡に向かったMさん、
「あ、顔が変わったわ」と納得・・。
噛み合わせも、違和感が無くなったとのことでした。
虫歯は治っても、顎関節症になってしまっては困りもの。
歯科医療は、こうした治療後のケアの問題にも取り組む必要があるのではないでしょうか。
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