今日隣町で、大正から昭和にかけて活躍した石油式発動機を持つ同好の士のデモが行われた
ので、見学に行って来ました。
燃料はケロシン(灯油)で、ドッドッドッドッとけたたましい音と
独特の油臭い(当然?)臭いとどす黒い排気ガス、まあこれがたまらない方々の集まりだ
私の子供の頃は、籾すりや脱穀に盛んに使われていました、秋の稲刈り後は
この音が田んぼに響いていた。
燃料は灯油だが、始動がなかなか上手く行かない事が多く
最初の始動時の時はガソリンで始動させ、アイドリングを行う
その後温まってきたら灯油に切り替えて動かす。
始動時にフライホイールのレバーを右手で掴み
左手で排気バルブを押えてレバーを動かし、勢いの付いた所で両手を離すとガソリンに点火し
惰性で吸入ー圧縮ー点火ー排気を繰り返す。
単純な仕掛けで動く。
実際には同好の士が愛着を持って手入れをされている様で
どれも力強い響きを持っていました。
興味の無い人にとっては、全くの鉄くずにしか見えない
好きな人にとっては、まさに血の通った様な暖かみと躍動感に溢れた、たまらない代物だ
日本製の昭和三年頃の物や、アメリカ製の物
今回出品されていたものは、岡山等の小さいメーカーの物が多かった
クボタ、三菱も有りました。







