先日の見舞いの時とは打って変わり、休日でもあり、安倍さんの視察も有った様なので熊本市内はかなりの込みようだった。
道路の左側の震源に近い所の家はバラつきは有るが屋根は瓦が落ちたのだろうかブルーシートが軒並みに掛けて有る、その途中ではビルの一階が完全に潰れて二階が一階になっているところもあった。
日本全国の色んな県警の方が角々に立ち通行車両を見て居た。
災害支援で兵庫県の伊丹駐屯地の自衛隊の車両が頻繁に通っている、ご苦労様です。
途中依頼主の担当者と昼食を取り目的地へ行く、到着したのは良いが肝心の工場に誰も居ない担当者はちゃんと約束し了解を取って来たのにいないとは何事かと・・・
度々社長に電話をするが留守電、別の場所の工場へも行ったが誰も居ない。
そうこう二時間半程して先方から電話が来てすぐ行くとの事。
症状は点火ON後点火の火花が飛ばないということだった。
社長の到着後メインブレーカーをONするとブレーカーが即座OFFする。
何処かショートしている。
社長の話によると、制御盤から来ているケーブルをゆすったら火花が出て電源が入らなくなったそうだ。
そして線材が1本NOのものがBOXの中で火花が飛んだと言われた。
しかしターミナルは全て入出力とも接続されていて断線の気配は無し。
其々の線間の抵抗値を測るとSとT相間で殆ど0Ωどこかでショートしている。
踏み台を借りてファンモーターの裏側を除いてびっくり・・・
三相の線三本とも5cm程焼け焦げて線がむき出しに成り、絡み合ってショートしている。
信じられない光景だった。
焼けている所を切断し切り詰めて圧着で繋ぐとRST間のショートは無く成り、試運転をした所OKと成った。
動作原理は灯油ボイラーとほぼ同じの様です、この様な状態に成るまで放って置くということ自体、信じられない今まで何度かメーカーに頼んで昇圧トランスを交換しているとの事、内容を知っていたのか知らなかったのか、素人でもこれを見たら、これは危ないと思うのに、よう訳けの分からん修理でした。
もしかしたら生産が間に合わないので熊本地震にかこつけて、何度も依頼してもメーカーが来てくれないとかの理由づけにしようとしたのかもしれない。
疑えばきりが無い。