耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

スワション

2009年09月16日 16時20分32秒 | 都会の風景
「世界一受けたい授業」というTV番組で高速度カメラを取り上げていて、
ミルククラウンをやっていた。カップの牛乳の表面に牛乳を一滴落とした
とき、跳ね上りが王冠状になるという、あれだ。上から落とす一滴を黒い
インクに変えて、液面から跳ね上るしぶきは上から落ちたインキだという
のが、新しい視点だった。要するに、最近の大小兼用の家庭用便器で男
が立ったまま放尿すると、尿のしぶきが周りに飛び散る、というのが結論
だった。

 以前から、最近スワションの男性が増えているという話があり、我が家
でも「座れ!」という圧力が強かったが、男としての沽券に掛けて抵抗し
ていた。いちいちズボンを下げてお尻をだすのが面倒でもあった。

 便器は深さがあり、周りに縁もあるので、飛び散るしぶきはTVで言う
より遥かに少ないと思うが、それでもゼロではないだろう。薄着の季節で、
ズボンの上げ下げが余り苦にならないこともあって、スワションにトライ
してみることにした。外出することが少なくなって、家にいる時間が増えた
こともある。

 やってみて改めて長年の習慣とは恐ろしいものだと痛感した。
 トイレで座ると、自動的に肛門が開いて大便モードになる。両手が自由
だからつい便所に備え付けの本や、時間つぶしの玩具に手を出してしまう。
立っていると見なかったものが、座ると色々目につくようになる。 何より、
トイレに行くのに一大決心が必要になってしまった。
 一体世の中の女性はどうしているのだろう?

 三日坊主はいやだから、暫く続けて見ようと思っているが、はたして世界
観が変わることになるだろうか?!


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