小朝の独演会を聞いた。
円朝の名作、鰍沢をやった。身延山久延寺に参った帰りに雪道に迷った
ところから始まる、富士川の鰍沢口に因んだ、古典の名作である。
わざわざ、現地を訪れて下調べしたとのことだったが、私としては、
今一だった!
この演題は、三題話として即興でやったと言う触れ込みだが、まず
三題話とは何かと言う説明が無かった。これでは興趣が半減する。
円朝に与えられたお題は、鉄砲、卵酒、毒消しの護符、だったのに、
その話をはしょったから、只の落語になってしまった。
しかし流石は小朝、見事に演じきった。
落語も、特に古典落語は只の笑い話ではなく、芸術の域に到達してる
演題も多い。 以前、談志の鰍沢をユーチューブで聞いたので、小朝の
講座を楽しみにしていたが、演者によってこうも違うのか、と変な感心を
することになった。枕は勿論小朝流だが、下げも違っていたしこれは
別の話になっている、と思った。
学生の頃、Beatlesにはまった。
と言っても、おかっぱ頭にしたり、ミーハーした訳では無いが。
手作りのFMラジオでエアチェックして、カセットテープに録り貯めた。
貯金して、ホワイトアルバムのLP買った時は、嬉しかった。
時代は変わって、図書館でCD借りて、PCでコピーして、CDの
ライブラリーを揃えたが、最近は、聴くことも少なくなった。
グループサウンズや、ロックが流行った時は、ついて行けなくて、
無視だったが、出張でメンフィスに行った時にBBKingと言う店に
連れていかれて、現地のジャズバンドとR&Bを聴いてから、ロック
ギターやジャズに目覚め、あらためてプレスリーやローリング
ストーンズを聞いて見たら、意外に面白いことに気が付いた。
先日、ボヘミアンラプソディーを見た。
それから、Queenの曲が頭から離れない。
彼らもグループでのライヴコンサートから始まったが、Beatlesと
同じように色んな楽器やオケと組み合わせて、スタジオで編集する
スタイルに変わった。
突き詰めると、そうなるんだろうか?
今はユーチューブで何でも聞ける。
懐かしい交響曲や室内楽、落語や浪曲を、よく聞いているが、
Queenも良いな!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます