耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

七福神 その2

2014年01月11日 11時05分18秒 | 都会の風景
 矢先神社は合羽橋商店街からちょっと入ったところ
にある。


 福禄寿は本堂の中だとのことだったので、靴を脱いで上がらせて
頂いた。馬の情報館として有名だそうで、馬の掛け軸や屏風が見事
だったが、天井の100枚の格子絵が見ものだった。曲垣平九郎が駆け
登った愛宕神社の出世階段も有った。






 合羽橋は有名な日本一の台所用品の問屋街、デパートで買えない
ものが並んでいる。最近は食品サンプル目当てに外人観光客も多い。
かみさんも目の色が変わったが、今日はスルー。



 ここから浅草寺へは、スカイツリーを目印に歩く。

 六区に入ると人出が多いが、人種が違うような気がする。東洋館
や木馬亭という寄席の客引きや舞台衣装の店も賑やかだ。黒い
背広で恰幅のいい、怖そうな顔の集団も居る。ウインドウにヘビ皮
のベストを陳列している洋服屋も有る。早足で通り抜けて、境内に
入る。


 流石に浅草の観音様は賑わっている。
ご朱印を頂くのにしばらく待たされた。中では数人の若い女性が
筆を振るっている。大体何処でも僧形の男性だが、どうも正月は
書道部の女子大生の稼ぎ時のような気がする。待つ間に見たら、
真っ黒い大黒天が札所の奥に居たが撮影禁止だ。多分混雑して
いるからだろう。

 かみさんは鷲神社で凶を引いたので今度こそとおみくじに挑戦
したが、またもや凶。彼女は20年ほど昔に成田山で3回凶を引いた
ことがある強運の持ち主だ。後で調べたら、浅草寺は凶が多いん
だとか。

 次の浅草神社は、何と同じ境内にあった。
恵比須神をお祀りしているとのことだが、非公開。


 ここには夏の例大祭で活躍する見事なお神輿が三基有った。
これで三社祭りと言うらしい。

 隅田川沿いに少し歩くと、待乳山聖天。密教の
お寺だが、だいこん祭りの看板が出ていて、境内に250円で
大根が売られている。

 ここも本堂に上がらせて貰い毘沙門天像を拝観した。天井の
降龍の図もさることながら、祭壇にまるで献花のように大根が
沢山供えられていた。若い人が大根をお供えしながら、熱心に
拝んで居た。
 あの大量の大根をどう処分するのか少し気になったが、7日に
フロふきにして、御神酒と共に参詣者に配るとのこと。

  続く

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