中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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熊野古道:中辺路を行く(10)第3日目(4)

2008年01月12日 11時04分32秒 | 南アルプス・西日本

                              <熊野本宮元宮のモニュメント>

          熊野古道:中辺路を行く(10)第3日目(4)
               湘南カラビナ隊
           第3日目 11月21日(水)(つづき)

<熊野本宮大社>

■熊野本宮大社の社殿

 私達は,14時05分に熊野本宮大社の鳥居を潜る。深い杉林の中の山道を歩く。何とも言えない厳かな雰囲気になる。そして,14時08分に熊野本宮大社(80m)の正面に向かって左側から本殿前の広場に入る。とても大きくて荘厳な本殿の前に進む。沢山の参拝者が訪れている。
 14時19分に本殿前で記念写真を撮る。本当は社殿の真ん前は神様の通り道なので,そこを少し避けて写真を撮らなければいけない。私は少々気になるが,一行がそんなことに頓着せずに,山道に一列に並んでしまう。私も「まあ,いいか」で列に加わる。
 山道の本殿に向かって左側に,大きなお守りの授与所がある。お守や,おみくじなど,さまざまな神具が並んでいる。小さなお守りを求めようかと迷ったが,結局,何も買わなかった。

       <本殿前で集合写真>                 <熊野本宮本殿>
      ※解像度を落としてます。

■大きな鳥居
 参拝を済ませてから,正面の石段を下る。大きな杉並木に囲まれていて,道幅が広い石段である。麓まで何百段も続いている。階段の下から,沢山の参拝客が登ってくる。 14時24分に階段を下り終える。大きな鳥居を潜ると自動車道に出る。
 私達は,鳥居の前にあるバス停「元宮大社前」発15時10分の南紀白浜空港行のバスに乗る予定である。まだ,バスの自慢まで,大分間がある。この時間を利用して,昔,熊野本宮大社があった場所,元宮まで行ってみることにする。
 バス停の脇から左折して門前町の裏手に進む。直ぐに市街地から外に出る。目の前に,広い田圃が一面に広がっている。田圃の中を一直線に参道が続いている。参道の遙か先にもの凄く大きな鳥居がポツンと建っている。余りの大きな鳥居なので,歩いていて距離感が失われてしまう。歩いても,歩いても,目の前の鳥居に到着しないような錯覚に陥る。私達は,ノンビリ,トボトボと参道を進む。
 
         <元宮山道をノンビリ歩く>                  <大鳥居>
         ※解像度を落としてあります。

 14時32分,私達は漸く鳥居に到着する。皆で手をつないで鳥居の柱を一周してみようかと思っていた。でも,到着してみると,高さが2~3メートルもある大きな礎石の上に柱が立っているので,一周させることなどできない。柱を見上げた感じでは,私達全員で手をつないでも一周させることは無理のようである。
 鳥居を潜ると広場になる。その先に参道が延々と続いている。広場の周辺には,元宮を解説した案内板が立っている。

                   <元宮大鳥居の説明文>

<南紀白浜へ>

■明光バスで南紀白浜空港へ

 14時36分,元宮から往路を引き返す。そして,14時46分に,ふたたびバス停「元宮退社前」に戻る。まだバスの時間まで大分間があるが,バス停のベンチに座って,バスの到着を待つ。
 定刻,15時10分に南紀白浜行(明光バス)に乗車する。バスは少し混雑しているが,私達全員,座ることができた。いよいよ長いバスの旅が始まる。どこをどう通っているのか良く分からないが,おおざっぱに言えば,西へ西へと走り続ける。車窓からは,どこまでもうねうねと続く山並みが見えている。
 バスに揺られている内に,たまらなく眠くなってくる。そして,随分と長い間,居眠りをし続ける・・・
 16時31分,私達を乗せた名光バスは,無事,南紀白浜空港に到着する。

■のどかな南紀白浜空港
 空港ターミナルに入る。建物の中には誰も居ない。物音ひとつ聞こえてこない。閑散としているので,大丈夫かなと心配になる。出発ロビーのある2階に登る。小さな売店と食堂がある。どうやらこの空港を発着する飛行機は東京羽田1往復だけのようである。19時20分発羽田行の便まで,随分と時間があるので,乗客はまだ誰も来ていない。
 売店を冷やかす。全く客のいない売店で,2人の店員が手持ちぶさたのようである。私達はお土産品を,一つひとつ眺めながら時間を過ごす。
 それでもなかなか時間が経たないので,17時30分頃,ようやく開店したレストランに入り込んで,少々早い夕食を摂る。

       <南紀白浜空港の売店>               <空港のレストランで夕食>

<いよいよ帰着>

■羽田空港へ

 18時頃になると,だんだんと乗客が増え出す。構内も漸く活気づいてくる。
 18時30分,セキュリティチェックを済ませて,ようやく搭乗待合室に入る。19時09分,JL1386便羽田行飛行機に,漸く,搭乗する。機内は満席である。
 20時20分に羽田空港に到着する。

■やれやれ,やっと帰宅
 羽田からはリムジンバスで大船へ向かう。22時頃帰宅。
 こうして,3日間にわたる熊野古道中辺路の旅は終わった。
 就寝前に,旅行中に入手した沢山の資料や地図をざっと一瞥する。これから,この資料の山をどのように整理しようかと考えているだけで楽しくなる。
 熊野古道を歩いている内に,定期的に訪れていた丹沢塔ノ岳や,鎌倉天園峠の茶屋にもご無沙汰してしまった。明日1日は,休養のために,家でゴロゴロしていることにしよう。でも,明後日には,是非,塔ノ岳を往復したい。そう思いながら就寝する。
                            (つづく)



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