<堀山の家からの富士山>
うだるように暑い丹沢:塔ノ岳(今年19回目)
(K大N氏に同行)
2010年7月10日(土)
■リハビリ登山へ出掛けよう
梅雨時にしては珍しく快晴の一日である.
実のところ,私は横浜関内で,今日開催される某学会の研究会に出席するつもりでいた.でも,梅雨時に,こんなに晴れる日など滅多にないので,これはもう何をさておいても塔ノ岳だ心に決める.
4時頃,東の空が白々と明けてくる.塔ノ岳に行くと決めれば,少々早い4時に起床するなど,ちっとも苦にならない.
こんな早朝,隣の三毛猫は,定位置の庇にお出ましになっているかと,窓から覗いてみるが,さすがにまだご出勤ではないようである.
今日はリハビリ登山第2回目.とにかく,ユックリ,ユックリと,塔ノ岳山頂を無事往復することを目標にすることに決める.とはいえ,リハビリ登山第1回目を行ったのは,7月1日.今日までに,もう9日も間が空いている.これまでの経験では,1週間に1度登っていれば脚力の現状維持は可能だが,それ以上間を空けてしまうと,どうしても脚力が衰える.そんな経験則から,今日の登山は慎重に行わなければと自分自身を戒める.
湘南モノレールの初電に乗車する.駅のホームから富士山が見事に見えている.手前は鎌倉の深沢,その先に見えているのが藤沢の市街地である.
<湘南モノレール湘南町屋駅からの富士山>
■混雑する塔ノ岳
大船から東海道本線小田原経由で渋沢に出る.渋沢発大倉行の1番バスは,例によって沢山の立ちんぼがでるほど混雑している.乗客の中に,韋駄天組の皆さんも数名混じっている.土曜日ご常連のK大Nさんもバスに乗り込んでくる.
7時頃,バスは大倉に到着する.今日は土曜日.休日になると俄作りの受付が作られる.そして入山届を出すように強いられる.私は強いられるまでもなく,何時も届を出しているが,中には,
「年中登っているのに何で休日だけ届を出さなきゃならないの・・・」
と不平を言いながら,トイレ脇から受付を通らずに登山を開始するご常連も居る.
例によって,韋駄天組はソソクサと登山を開始する.K大N氏(以下Nさんと略す)も7時5分頃出発する.例によって,私はモタモタしていて,漸く7時11分に歩き出す. 現在の気温がどのくらいなのか良く分からないが,今朝方まで雨が降っていたこともあって,やたらに湿気が強く,ムシムシと暑い.路面はビショビショに濡れたままである.
塔ノ岳には,約10日のブランクがあるので,身体が重い.歩き出して暫くの間,なかなか調子が出ない.私の前方には,登山者が連なって見えている.
■Nさんに同行する
丹沢ベースを過ぎる頃,Nさんの後ろ姿が近付く.毎週土曜日に丹沢へ登ってくる白髪,長身の格好いい紳士である.年齢は私とほぼ同年代.2本ストックを上手に使いながら歩いておられる.
「・・やあ,やっと追いつきました.暫く振りでした・・」
とNさんに挨拶する.久々の再会である.それに,特段急ぐ旅でもないので,雑談をしながら,Nさんと一緒に登り続ける.
Nさんは,何時も,塔ノ岳まで3時間を少し切るぐらいの速度で登られる.リハビリ2回目の私にも丁度良い速度なので,結局,山頂までご一緒することになる.
雑談をしながら堀山の家を,8時25分に通過する.歩き出してから,1時間14分経過している.
「この分だと,今日の(塔ノ岳までの)所要時間は3時間を少し切るぐらいですね・・」
「まあ,そうですね・・何時も通りのようです」
駒止茶屋を過ぎる頃から,夏ゼミの啼き声が激しくなる.10日前にこの辺りで聞いたセミの声とは少し違う種類のセミのようである.
やがて堀山の尾根に出る.ここまで来ると,涼しい風が通り抜けるので,随分と楽になる.
この時期にしては,珍しく,富士山が良く見えている.
<堀山の尾根からの富士山>
■萱場平
8時46分,堀山の家を通過する.相変わらず,ここからも富士山が良く見えている.まだ,朝が早いため堀山の家には人気がない.
いよいよ,花立山荘までの長い登り坂になる.私はNさんに付いて登り続ける.Nさんは平地も登りもほぼ同じ速度で歩かれるので,坂道になっても歩行速度が落ちない.後を付けて登るのも結構シンドイ.
9時07分,萱場平を通過する.ベンチに,ボッカをしているどこかの小屋の人が休憩を取っている.
なお,写真の後ろ姿はN氏である.
■もう下山してくる韋駄天組
9時16分,韋駄天組の2人が下山してくる.
「やあ,やあ,どうも.・・今日は富士山が良く見えましたよ・・」
と私に挨拶しながら,元気よく下山していく.
■花立山荘からの富士山
9時34分,花立山荘を通過する.山荘前の庭から富士山が良く見える.早速,ここでも富士山の写真を撮る.ベンチでは2~3人の登山者が休憩を取っている.
■花立山の白い花
花立山荘から花立山までの登りは僅かな距離しかないが,ここが結構辛い.調子の良いときは7分ほどで花立山まで登れるが,少し調子が悪いと10分も掛かってしまう.今日の所要時間は11分.まだまだ,本調子の体調にもどっていないことを実感する.
路傍に白い綺麗な花が咲いている.花オンチの私には,勿論,花の名前など分からない.
■花立山の眺望
花立山からの眺望は素晴らしい.南アルプスは見えるような,見えないような・・ハッキリしないが富士山はくっきりと見えている.ただ,山麓には帯状に雲が棚引いている.午後になったら多分富士山も雲に隠れてしまうだろうなと勝手に想像する.
花立山を少し過ぎたところで,韋駄天のTさんとすれ違う.
■塔ノ岳山頂
9時50分に金冷シを通過する.
体調が正常なときは,9時35分くらいに尊仏山荘に入り,9時50分頃下山を開始している.それを思うと,今の体調は地団駄するほど情けないが,これもやむを得ない.
今日の所要時間は2時間56分.何ともはかばかしくないが,リハビリ2回目ということなら,まあこんなところだろう.
10時07分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.とにかく蒸し暑い.
山頂には,数名の登山者が休憩を取っている.大分,雲が出てきたが,相変わらず富士山が良く見えている.
■尊仏山荘
尊仏山荘に入る.番台にオーナーのHさんが座っている.私の顔を見るなり,目を丸くして,
「おお・・・」
と驚きの一声で迎え入れる.「おお・・」の一声の中に,「もう大丈夫ですか」「暫く振りですね」など沢山の挨拶が隠れている.
山頂の気温は+19.2℃.やっぱり随分と高温である.例によってお茶を所望する. もう一人の小屋番が,私の耳元で,小声で,
「足,もう,良いんですか?」
と聞いてくる.
「えっ,えっ,・・(私の怪我)知っているんですか?」
「えへへ・・・噂で聞いていますよ」
なんとまあ,私が不注意で肉離れを起こしたことが,随分と話題になっているようである.ご常連や小屋の方の話題になっているとは・・有り難いことである.
小屋番のOさんは不在である.そうなると,ネコのミー君との再会は絶望的である.
私はミー君との再会を早々と諦める.
何時の間にか,隣に座っておられるご夫婦と雑談する.奥さんの方が,70歳代のご常連が随分と元気だと,しきりに仰っている. 私は,
「そんなものかな?」
と不思議そうな顔をする.実際の所,この山でしか70歳代の方々と頻繁には会っていないので,他の70歳代がどんなようすなのかは,あまりハッキリわからない.
■登山客で一杯の花立山荘
10時57分,Nさんと一緒に尊仏山荘を出る.一寸の時間の間に,山頂は沢山の登山者で埋まっている.
続々と登ってくる登山者とすれ違いながら,下山し続ける.
11時25分,花立山荘に到着する.山荘前のベンチは登山者で満杯である.
登山道脇のベンチに,尊仏山荘のOさんが座っている.
「やあ,こんにちは.来週はOさんが居られるんですね」
と確かめる.来週の尊仏山荘の小屋番はOさんである.
「・・じゃあ,来週中に,ミー君に会いに行きますよ・・」
■研究会はお休み
この後も,随分,ユックリと下り続ける.何人かの顔見知りともすれ違う.
13時16分,無事,大倉へ下山する.相変わらず蒸し暑い.バス停近くの水道で頭から水をかぶり,上半身の汗を手ぬぐいで拭き取る.そして,シャツとズボンを履き替える.これでサッパリ.
渋沢駅でNさんとお別れする.
帰りの小田急電車の中で,長女の旦那に携帯メールを送る,彼は,今日午後開催される研究会に出席する予定である.
「今日は,天気が良いので,予定を変更して研究会は欠席.丹沢塔ノ岳へ来てしまいました.皆様に宜しく」
という内容のメールである.
もっとも,このまま開催場所の横浜へ直行すれば,2人目の発表者の話には十分に間に合うのだが,何だか出席するのが煩わしくなってしまったというのが正直なところである.
小田原から東海道本線経由で,夕方15時頃,無事帰宅する.
こうして,リハビリ第2回目,今年通算19回目の塔ノ岳詣では終わった.心地よい疲労感.幾分熱い風呂に入って,汗を流す.
充実した一日であった.
登攀速度が「遅い,遅い」と自分でもぼやくが,計算してみると,遅いとはいえ,1時間当たりの平均登攀速度は437メートル.
「まあまあの速度じゃないか・・」
と勝手に自分で納得する.
<ラップタイム>
7:11 大倉 発
7:51 見晴茶屋
8:25 駒止茶屋
8:46 堀山の家
9:32 花立山荘
9:50 金冷シ
10:07 塔ノ岳山頂 着(+19.2℃)
==================================
10:57 塔ノ岳山頂 発
11:11 金冷シ
11:16 花立山荘
12:19 駒止茶屋
12:44 見晴山荘
13:16 大倉 着
[山行記録]
■水平歩行距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間
大倉 発 7:11
塔ノ岳山頂 着 10:07
(所要時間) 2時間54分(2.90h)
登攀速度 1269m/2.90h=437.5m/h
■下降所要時間
塔ノ岳山頂 発 10:57
大倉 着 13:16
(所要時間) 2時間19分(2.32h)
下降速度 1269m/2.32h=547.0m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b179ccb2834d7b3754b6e32faf1dfb70
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/27ea99b885b754d7b32d071ba6b55525
うだるように暑い丹沢:塔ノ岳(今年19回目)
(K大N氏に同行)
2010年7月10日(土)
■リハビリ登山へ出掛けよう
梅雨時にしては珍しく快晴の一日である.
実のところ,私は横浜関内で,今日開催される某学会の研究会に出席するつもりでいた.でも,梅雨時に,こんなに晴れる日など滅多にないので,これはもう何をさておいても塔ノ岳だ心に決める.
4時頃,東の空が白々と明けてくる.塔ノ岳に行くと決めれば,少々早い4時に起床するなど,ちっとも苦にならない.
こんな早朝,隣の三毛猫は,定位置の庇にお出ましになっているかと,窓から覗いてみるが,さすがにまだご出勤ではないようである.
今日はリハビリ登山第2回目.とにかく,ユックリ,ユックリと,塔ノ岳山頂を無事往復することを目標にすることに決める.とはいえ,リハビリ登山第1回目を行ったのは,7月1日.今日までに,もう9日も間が空いている.これまでの経験では,1週間に1度登っていれば脚力の現状維持は可能だが,それ以上間を空けてしまうと,どうしても脚力が衰える.そんな経験則から,今日の登山は慎重に行わなければと自分自身を戒める.
湘南モノレールの初電に乗車する.駅のホームから富士山が見事に見えている.手前は鎌倉の深沢,その先に見えているのが藤沢の市街地である.
<湘南モノレール湘南町屋駅からの富士山>
■混雑する塔ノ岳
大船から東海道本線小田原経由で渋沢に出る.渋沢発大倉行の1番バスは,例によって沢山の立ちんぼがでるほど混雑している.乗客の中に,韋駄天組の皆さんも数名混じっている.土曜日ご常連のK大Nさんもバスに乗り込んでくる.
7時頃,バスは大倉に到着する.今日は土曜日.休日になると俄作りの受付が作られる.そして入山届を出すように強いられる.私は強いられるまでもなく,何時も届を出しているが,中には,
「年中登っているのに何で休日だけ届を出さなきゃならないの・・・」
と不平を言いながら,トイレ脇から受付を通らずに登山を開始するご常連も居る.
例によって,韋駄天組はソソクサと登山を開始する.K大N氏(以下Nさんと略す)も7時5分頃出発する.例によって,私はモタモタしていて,漸く7時11分に歩き出す. 現在の気温がどのくらいなのか良く分からないが,今朝方まで雨が降っていたこともあって,やたらに湿気が強く,ムシムシと暑い.路面はビショビショに濡れたままである.
塔ノ岳には,約10日のブランクがあるので,身体が重い.歩き出して暫くの間,なかなか調子が出ない.私の前方には,登山者が連なって見えている.
■Nさんに同行する
丹沢ベースを過ぎる頃,Nさんの後ろ姿が近付く.毎週土曜日に丹沢へ登ってくる白髪,長身の格好いい紳士である.年齢は私とほぼ同年代.2本ストックを上手に使いながら歩いておられる.
「・・やあ,やっと追いつきました.暫く振りでした・・」
とNさんに挨拶する.久々の再会である.それに,特段急ぐ旅でもないので,雑談をしながら,Nさんと一緒に登り続ける.
Nさんは,何時も,塔ノ岳まで3時間を少し切るぐらいの速度で登られる.リハビリ2回目の私にも丁度良い速度なので,結局,山頂までご一緒することになる.
雑談をしながら堀山の家を,8時25分に通過する.歩き出してから,1時間14分経過している.
「この分だと,今日の(塔ノ岳までの)所要時間は3時間を少し切るぐらいですね・・」
「まあ,そうですね・・何時も通りのようです」
駒止茶屋を過ぎる頃から,夏ゼミの啼き声が激しくなる.10日前にこの辺りで聞いたセミの声とは少し違う種類のセミのようである.
やがて堀山の尾根に出る.ここまで来ると,涼しい風が通り抜けるので,随分と楽になる.
この時期にしては,珍しく,富士山が良く見えている.
<堀山の尾根からの富士山>
■萱場平
8時46分,堀山の家を通過する.相変わらず,ここからも富士山が良く見えている.まだ,朝が早いため堀山の家には人気がない.
いよいよ,花立山荘までの長い登り坂になる.私はNさんに付いて登り続ける.Nさんは平地も登りもほぼ同じ速度で歩かれるので,坂道になっても歩行速度が落ちない.後を付けて登るのも結構シンドイ.
9時07分,萱場平を通過する.ベンチに,ボッカをしているどこかの小屋の人が休憩を取っている.
なお,写真の後ろ姿はN氏である.
■もう下山してくる韋駄天組
9時16分,韋駄天組の2人が下山してくる.
「やあ,やあ,どうも.・・今日は富士山が良く見えましたよ・・」
と私に挨拶しながら,元気よく下山していく.
■花立山荘からの富士山
9時34分,花立山荘を通過する.山荘前の庭から富士山が良く見える.早速,ここでも富士山の写真を撮る.ベンチでは2~3人の登山者が休憩を取っている.
■花立山の白い花
花立山荘から花立山までの登りは僅かな距離しかないが,ここが結構辛い.調子の良いときは7分ほどで花立山まで登れるが,少し調子が悪いと10分も掛かってしまう.今日の所要時間は11分.まだまだ,本調子の体調にもどっていないことを実感する.
路傍に白い綺麗な花が咲いている.花オンチの私には,勿論,花の名前など分からない.
■花立山の眺望
花立山からの眺望は素晴らしい.南アルプスは見えるような,見えないような・・ハッキリしないが富士山はくっきりと見えている.ただ,山麓には帯状に雲が棚引いている.午後になったら多分富士山も雲に隠れてしまうだろうなと勝手に想像する.
花立山を少し過ぎたところで,韋駄天のTさんとすれ違う.
■塔ノ岳山頂
9時50分に金冷シを通過する.
体調が正常なときは,9時35分くらいに尊仏山荘に入り,9時50分頃下山を開始している.それを思うと,今の体調は地団駄するほど情けないが,これもやむを得ない.
今日の所要時間は2時間56分.何ともはかばかしくないが,リハビリ2回目ということなら,まあこんなところだろう.
10時07分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.とにかく蒸し暑い.
山頂には,数名の登山者が休憩を取っている.大分,雲が出てきたが,相変わらず富士山が良く見えている.
■尊仏山荘
尊仏山荘に入る.番台にオーナーのHさんが座っている.私の顔を見るなり,目を丸くして,
「おお・・・」
と驚きの一声で迎え入れる.「おお・・」の一声の中に,「もう大丈夫ですか」「暫く振りですね」など沢山の挨拶が隠れている.
山頂の気温は+19.2℃.やっぱり随分と高温である.例によってお茶を所望する. もう一人の小屋番が,私の耳元で,小声で,
「足,もう,良いんですか?」
と聞いてくる.
「えっ,えっ,・・(私の怪我)知っているんですか?」
「えへへ・・・噂で聞いていますよ」
なんとまあ,私が不注意で肉離れを起こしたことが,随分と話題になっているようである.ご常連や小屋の方の話題になっているとは・・有り難いことである.
小屋番のOさんは不在である.そうなると,ネコのミー君との再会は絶望的である.
私はミー君との再会を早々と諦める.
何時の間にか,隣に座っておられるご夫婦と雑談する.奥さんの方が,70歳代のご常連が随分と元気だと,しきりに仰っている. 私は,
「そんなものかな?」
と不思議そうな顔をする.実際の所,この山でしか70歳代の方々と頻繁には会っていないので,他の70歳代がどんなようすなのかは,あまりハッキリわからない.
■登山客で一杯の花立山荘
10時57分,Nさんと一緒に尊仏山荘を出る.一寸の時間の間に,山頂は沢山の登山者で埋まっている.
続々と登ってくる登山者とすれ違いながら,下山し続ける.
11時25分,花立山荘に到着する.山荘前のベンチは登山者で満杯である.
登山道脇のベンチに,尊仏山荘のOさんが座っている.
「やあ,こんにちは.来週はOさんが居られるんですね」
と確かめる.来週の尊仏山荘の小屋番はOさんである.
「・・じゃあ,来週中に,ミー君に会いに行きますよ・・」
■研究会はお休み
この後も,随分,ユックリと下り続ける.何人かの顔見知りともすれ違う.
13時16分,無事,大倉へ下山する.相変わらず蒸し暑い.バス停近くの水道で頭から水をかぶり,上半身の汗を手ぬぐいで拭き取る.そして,シャツとズボンを履き替える.これでサッパリ.
渋沢駅でNさんとお別れする.
帰りの小田急電車の中で,長女の旦那に携帯メールを送る,彼は,今日午後開催される研究会に出席する予定である.
「今日は,天気が良いので,予定を変更して研究会は欠席.丹沢塔ノ岳へ来てしまいました.皆様に宜しく」
という内容のメールである.
もっとも,このまま開催場所の横浜へ直行すれば,2人目の発表者の話には十分に間に合うのだが,何だか出席するのが煩わしくなってしまったというのが正直なところである.
小田原から東海道本線経由で,夕方15時頃,無事帰宅する.
こうして,リハビリ第2回目,今年通算19回目の塔ノ岳詣では終わった.心地よい疲労感.幾分熱い風呂に入って,汗を流す.
充実した一日であった.
登攀速度が「遅い,遅い」と自分でもぼやくが,計算してみると,遅いとはいえ,1時間当たりの平均登攀速度は437メートル.
「まあまあの速度じゃないか・・」
と勝手に自分で納得する.
<ラップタイム>
7:11 大倉 発
7:51 見晴茶屋
8:25 駒止茶屋
8:46 堀山の家
9:32 花立山荘
9:50 金冷シ
10:07 塔ノ岳山頂 着(+19.2℃)
==================================
10:57 塔ノ岳山頂 発
11:11 金冷シ
11:16 花立山荘
12:19 駒止茶屋
12:44 見晴山荘
13:16 大倉 着
[山行記録]
■水平歩行距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間
大倉 発 7:11
塔ノ岳山頂 着 10:07
(所要時間) 2時間54分(2.90h)
登攀速度 1269m/2.90h=437.5m/h
■下降所要時間
塔ノ岳山頂 発 10:57
大倉 着 13:16
(所要時間) 2時間19分(2.32h)
下降速度 1269m/2.32h=547.0m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b179ccb2834d7b3754b6e32faf1dfb70
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/27ea99b885b754d7b32d071ba6b55525