中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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閑話休題:パソコンが壊れて四苦八苦

2009年07月17日 04時02分51秒 | 鎌倉あれこれ

                 <大船駅前のコーヒーショップ>

         閑話休題:パソコンが壊れて四苦八苦
            2009年7月16日(木)


■恨めしいパソコンめ!
 ここ数ヶ月,私が長い間愛用しているノートパソコンのサーマルセンサーが故障したままになっていた.パソコンの電源をONにすると,まずはチェック画面が表れる.そしてサーマルセンサーエラーという表示が出る.そこで,私も何時かは修理に出さなければいけないなと思っていた.でも,猛暑に対応するために購入済みのELECOM製の「ひえひえクーラー」を使うと,パソコンの温度もそれほど高くならない.そこで,電源をONにしたあと,F1キーを押して,WINDOWS XPを立ち上げて使用し続けた.
 そこまでは良かったのだが,私のノートPCは,何しろ2003年製のポンコツに近い代物である.何しろメインメモリーは256kbしかないし,HDDの容量も60GBしかない.それにCPUはPentium4プロセッサ220GHz-Mという古い古い代物である.私は,こんなシーラカンスのようなノートPCを愛用してきた.
 ところが,購入早々は,サクサクと動いていたノートPCも,私がだんだんと色々なことをやらせるようになると,あちこちに無理が出てくる.時々デフラグをしたり,データを圧縮したりで,細かいことは分からないままにも,それなりの手当をして,なだめながら使ってきた.
 
さらに私を悩ましつづけるのは,あのウイルスバスターである.こちらの都合も考えずに,いきなり画面で丸がぐるぐると回りだして,メンテナンスを始める.挙げ句の果てに,パソコンを再起動しなさいと命令する.うっかり再起動をすると,10数分の間,パソコンが安定しないで,もたもたしている.これが私を苛立たせる.
 以前から,PCの立ち上がりが,だんだんと遅くなっているので,PC関係の本を,本屋で立ち読みして,それなりの対応策をしてきたつもりだが,なかなかどうして,劇的には速くならない.
 電源をOffにするときも,事情は同じである.終了手順に沿って処理しても,実際に電源が切れるまでには数分も掛かることがある.

■パソコンが壊れた!
 さてそんな毎日を送っていた数日前,早朝,4時に起床した私は,このポンコツPCをたたき起こして,長い時間を掛けて立ち上げた.そこに,またしても無慈悲なウイルスバスターめのグルグルが始まる.ジリジリしながらウイルスバスターのお仕事が終わるのを待って,メールや自分のホームページのチェックを行う.
 この日,私は塔ノ岳へ登るつもりだった.
 早く家を出たいのに,パソコンの終了処理に時間が掛かる.そこで,私は「エイヤッ!」っとばかりに,電源スイッチを長押しして,PCを強制終了させる.
 私は,意気揚々と,塔ノ岳を往復して,その日の昼下がりに帰宅した.
 帰宅後,いろいろな雑務をこなしてから,PCの電源をONにする・・・が,立ち上がり方が妙である.異変に気が付いたのは画面上のアイコンの数が半分ぐらいになっている.何時も使っている「@メール」やWORDのアイコンが消失している.「プログラム一覧」を開いても見あたらない.そこで,「検索」をしてみると,どこからともなく出てくる.そこで,当該プログラムのアイコンを作る.でも,折角作ったアイコンも,いったん,PCの電源を切ってしまうと,次に立ち上げたときに,折角作ったアイコンもまた消えてしまう.
 さらに,メールソフトを使おうとすると,これまでの設定がすべて消えてしまうので,自分のアドレス,smtp,POPなど,いちいちはじめからキーインしないと動かない.それに,アドレス帳がすべてクリアーされている.ただ,日常使っているファイルは外付けHDDに入れ,さらにバックアップと取っていたので,全く問題はないが,消えてしまったアドレス帳には参った.
 PCの知識が貧弱な私には,もうこうなると手の打ちようがない.
 何れにしても,これはもうCドライブの中身を最初の状態にし直さなければならないなと覚悟を決める.今日一日は,PC復旧で潰すかと諦める.
 そして,PCの電源をONにして,F12キーを押す.
 ところが,サーマルセンサーが壊れているので,どうしてもF1キーを押さないと先へ進まない.ところがF1キーを押すと,壊れたままのWINDOWSが立ち上がってしまう.
 「これはもう,修理に出すしかないな・・・」
と腹をくくる.

■バックアップのPCがうまく繋がらない
 私は予備に持っているデスクトップPCにインターネットを繋げようと思う.この予備のPCも,かなり古いものだが,動画や複雑なことをしなければ,まだまだ十分に使える代物である.
 LAN接続の手順に沿って,繋げようとするが,
 「DNSが見つかりません」
というメッセージが出て繋がらない.はて,どうしてだろうと四苦八苦する.そのうちに,一旦,モデムのスイッチをOFFにして,数分置いてから,再度,電源をONにし,さらに1分程度間をおいてから新しいPCを繋げないと駄目ことを思い出す.
 その間,1時間ほどすったもんだを繰り返してしまった.
 それでも,やっとLANがつながり,代えたPCで自分のブログを見たときは,本当にホツとした.

■ヤマダ電気に向かう
 私は壊れたノートPCを抱えて,大船のヤマダ電気へ向かう.
 ヤマダ電気から,前金として3500円也を請求される.随分高いなと思ったが,とにかく修理代を見積もってもらうことにする.修理代が1万円程度で済めば修理しても良いが,それ以上掛かるようだったら,最近,5~6万円で買えるインターネット専用のPCに買い換えようかと真剣に思っている.
 スペックを見比べると,最近のインターネットPCの方が,私のノートPCよりハイスペックだから恐れ入る.

■大船駅前は大変な混雑
 大船駅前は大変な人だかりである.
 丁度,民主党の岡田副代表が挨拶に来るという.私も野次馬根性丸出しで,岡田代表の登場を待つ.大船駅前は大変盛り上がっている.民主党に追い風が吹いていることが,とても良くわかる.
 政治的なことは,このブログでは取り上げたくないが,時代が変わっていく様子が肌で感じられる.
 
                    <大船駅前は民主党の岡田副代表の演説で熱気に覆われた>

          2009年7月17日(金)

■快調なPC
 新たにLANにつなぎ変えたデスクトップPCは,まことに快調である.
 ウイルスソフトは,GDATA社の「インターネットセキュリティ」に変えてみた.まだ,使用した印象は分からないが,まあ,今日一日は快調のようである.
 今のところ,何とか毎日を過ごせそうである.
 ただ,ノートPCのATOK[14[に入れて置いた鎌倉の社寺史跡や山の名前が,すべてパーになってしまった.大変残念である.

■山の遭難
 午前中は,PC関係のゴチャゴチャで何となく過ぎてしまった.
 その間に,北海道トムラウシでの遭難事故のニュースが入ってくる.事故を起こしたアミューズトラベルのツアーには,私も何回か参加したことがある.実はトムラウシツアーには,私も参加したかったが,アミューズトラベルには年齢制限があるので,当初から参加を諦めていた.参加できなくて本当に良かったと胸をなぜおろしている.
 自分のブログであまり批判めいたことは書きたくないが,ともすれば旅行会社のツアーは天候を無視して強行してしまう嫌いがあるような気がする.たとえば,台風がきているのが分かっているのに,山行を中止せずに出発してしまうことが多いような気がする.
 天気予報が悪ければ山行そのものを中止できるような仕組みを作らなければ,この種の事故は防げないと思うのだが・・・営利を目的とするツアー会社に取っては,ツアーの中止は死活問題になのだろうが,ツアー
中止保険制度のような手当ができないものあろうかと,事故が起きるたびに思っている.
 この夏,北アルプスのどこかへ行こうかなと思っているが,事故のニュースを聞くと,行きたい気持ちが鈍ってくる.
 今回のトムラウシ山行を企画した旅行社では,事故防止のために,参加者の年齢制限を70歳以下としたようである.しかし,年齢も体力測定の大きな要因であることは認めるが,個人によってきわめて大きな差があることも事実である.
 現に,私が塔ノ岳で出会う常連,韋駄天グループのTさんや,2000回登頂のMさんなどは,優に御年70歳を越えているのに,連日のように塔ノ岳を2時間少々の時間で登っている.これらの方々に比較すれば,いくら20歳代の若手でも,普段あまり山へ登っていない方々なら,とうてい敵わない.つい先日も,それほどの年齢でもないご夫婦が,ヤビツ峠から塔ノ岳まで,9時間も掛けて登ってきた.
 このような事例を見ると,年齢だけで篩に掛けるのは片手落ちなことが良くわかる.
 この視点からだけで判断すると,私がよく利用するAツアー会社の方が合理的なような気がする.
 Aツアー会社では,70歳以上の参加希望者から,必ず医師の健康診断書と過去3年間の山行経歴書を提出させている.さらに,キリマンジャロのような高所登山の場合には,専門機関の健康診断を受けることを義務づけている.該当する参加者は,いちいち煩くて,とても煩わしいが,それだけ良心的なツアー会社だとも言える.
 私は,バスを待つ間の時間を利用して,大船駅前のコーヒー屋で,プロが入れたアイスコーヒーを味わいながら,山の遭難や,PCの不具合について,いろいろと考えさせられている.

 でも・・まあ,2~3日中に,とりあえずは塔ノ岳往復でもしようかと思っている.
                       (おわり)
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a877b70ca28379d08b12746435843e7f
「閑話休題」の次回の記事
(なし)



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4 コメント

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故障について (かつ)
2009-07-18 09:43:49
こんにちわ。PC大変でしたね。今後は安価で大容量なHDDでbackup取ることをオススメしますよ
それとグーグルのメールサービスGmailを使われたらいかがでしょうか?
PC問題発生時にもGmailからご契約メールサーバーの内容をネット閲覧可能な設定にしておければかなり安心となります。
Gmailなら携帯のパケット通信からもOKです。(携帯Emailアドレスとは別)
書籍や雑誌でも取り上げられることも多いので名前だけでもご存知かもしれませんが...
北海道での事故は痛ましいですね。大人数ならばツアーに山岳ボランティアなどを入れたらいいのかなとも思います。
返信する
コメント有り難うございました (flower-hill)
2009-07-20 04:46:48
かつさん

ご忠告有り難うございました.

ご指摘の通り,本文にも書きましたように,99%のデータは,2台の外付けHDDで,毎回,バックアップを取っていましたので,これらについては,全く問題ありません.

ただ,メールのアドレスのバックアップを,ここ1年ばかり,サボっていたので,これらの復旧をどうするか検討中です.

グーグルもよろしいかと思います.また,クラウドコンピューティングにも大変興味を持っていますが.

ですが,私見ですが,ネットを介するサービスは,結局のところ,どうしても脆弱なところがあるように見えます.

結論的には,なるべくネットを介さずに,スタンドアローンで自立的なシステムにすることと,重要なデータの限って,ボリュームが増えても,紙に頼ることにしたいと思っています.

なにしろ,8インチのフロッピーディスク以来,媒体の変化と脆弱さには,随分悩まされてきた世代ですので・・・

これからもよろしくお願いします.
返信する
ネット (かつ)
2009-07-20 13:02:19
PCの管理はしっかりされていたのですね。失礼いたしました。
私も脆弱性には疑念をもっている一人です。特に国内サービスには
ずっと以前Exciteメール利用していましたが全部消えたときには呆れました。
超高額なサーバーで運用するよりも比較的安価なクラウドで持っていくのは自然ですよね

身近に常に情報を携帯したいのであれば、
 使用メールソフトやメールバックアップデータファイル、
 エキスポートしたブックマークファイル、アドレス帳、解凍ソフト
を安価な大容量USBメモリーに圧縮時暗号化として入れれば大丈夫です。これも一つの手です。
どのPCにおいても自分のデータを復元できます。
もちろん最近の携帯はPC並みなので携帯とデータ共有したほうが早いかもしれませんね
では

※上高地はいいところですよね。暑さを抜け出して温泉三昧とうたたねしにいきたい....
返信する
コメント有り難うございました. (flower-hill)
2009-07-22 10:10:17
かつさん

再びコメント,有り難うございました.

すべて,お説の通りです.

今回の事故は,お説の方法も含めて,万全の対応策を取らずにサボっていた自分自身に,100%の原因があります.
いわゆるヒューマンエラーですね.

USBメモリーは私も活用していますが,部屋を散らかしているので,USBメモリーそのものが何処かへ紛れ込んでしまい,あわてることがしばしばです.
それに,USBはセキュリティ確保上,私の手に負えない代物だと思っています.
もっとも,私自身,他の人に迷惑を及ぼすようなデータは所持していませんが・・

私は,1960年代のアセンブリー言語時代から,つい数年前まで,コンピュータの世界で飯を食べてきた古い時代のアプリケーションエンジニア(特種情報処理技術者)でした.
BtoBの論争が盛んな頃までは,何とか付いていきましたが,最近のPCの発展には,頭が痛くて,脱落しました.

つい1~2年前までは,趣味で,セカンドライフに手を出そうとしましたが,私が持っているPCでは,とても能力不足でヤメ.

まあ,これからも,2世代前ぐらい古いPCを使って,のんびりやっていくつもりです.

このブログは山専用なので,別にコンピュータの歴史を振り返るHPでも作ろうかと思っています.
過去の資料も沢山残っていますので・・・

その節は,よろしくお願いします.
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