<緑陰と眩しい太陽:堀山の尾根付近>
炎暑とホタルブクロの丹沢:塔ノ岳(今年22回目)
(単独山行)
2010年7月27日(火)
■風もなく鳥の鳴き声もなくただ蒸し暑い
蒸し暑い夜が明けた.3時半頃目覚める.
夏至からかなり日時が過ぎているので,夜が明けるのが大分遅くなっている.4時20分頃,漸く東の空が朝日に輝きはじめる.今日も猛暑になりそうである.私は「どうしようか」と躊躇したが,久々に塔ノ岳に登ることにする.
渋沢発大倉行1番バスは,20人ほどの乗客.その中の数名がご常連である.韋駄天のTさん,S藤さん,カメラマンのMさんの顔も見える.
ご常連の皆さんより,5分ほど遅れて,7時04分に大倉から歩き出す.
この頃,関東地方でも猛暑日が連続している.今日も朝から気温が高い.手許の温度計は,まだ7時だというのに30℃を指している.湿度も高そうだし,無風である.これは,十分に注意しないと熱射病になりそうである.
私は熱射病を警戒して,今日は2.5リットルの水を持参している.何時もより1.5リットル多めである.それに,登山の途中で塩分を補給するために,種抜き梅干しをポケットに収める.
7時45分に雑事場ノ平を通過する.ここまで来れば少しは涼しい風が吹いているだろうと期待したが,残念ながら全く無風.ギラギラとした太陽が木々の間から射すように照りつける.
私は10分おきぐらいに,ハイドレーションの吸い口から,水を1口,2口と飲み続ける.そして,30分に1度程度種抜き星梅を1個口に入れる.さらにはときどき自分の脈拍を当たりながら,絶対に無理をしないぞと言い聞かせながら登り続ける.
そよとした風もなく,鳥の声さえ聞こえてこない.ただ,ただ,蒸し暑いだけである.
■富士山も見えず
それにしても暑い.
「熱射病に注意しなくても,とてもじゃないが,何時ものようには歩けないよ・・」私の心の奥底に住むもう一人の私が悲鳴を上げる.
ただ,ユックリ歩いているので,足の負担は軽くて済んでいるらしくて,疲労感は案外なさそうである.
8時23分,ようやく駒止茶屋を通過する.すでに歩き始めてから1時間19分も経過している.我ながらジレッタイ数字だが,猛暑に弱い私にはこんな所が分相応だろう.私は,山頂までの所要時間を3時間10分ぐらいと予想する.
8時33分,富士山の良く見える堀山の尾根道を通過する.今日は良く晴れているものの富士山は湧き上がる層雲に遮られ,残念ながら見えない.
8時42分,堀山の家を通過する.私の前後には全く人影がなく,完全な一人旅である.韋駄天組はそろそろ花立山荘を通過しているだろうなと想像する.
■萱場平
9時05分,漸く萱場平を通過する.猛暑でなければ,私でも,そろそろ花立山荘を通過する時間である.ということは,猛暑日でないときに比較して,30分程度ビハインドということになる.
■可憐なホタルブクロに癒される
萱場平にも,全く人気がない.露出した地面は熱気でムンムンしている.
萱場平から先の坂道も,全く元気が出ない.ノタノタと登り続ける.
路傍にホタルブクロが沢山咲いている.淡い薄紫の花の写真を撮っていると,心が和む.
この辺りまで登って,ようやくホトトギスの啼き声が聞こえてくる.
■早々と韋駄天組とすれ違う
花立山荘手前の「あと7分坂」に差し掛かる.そよ風が吹いているものの,背中から太陽が照りつける.
何となく6分で登り切り,9時33分に花立山荘を通過する.涼しいときなら,もう尊仏山荘でお茶を飲んでいる時間である.気温は26.7℃.標高が高くなったためか,いくらか気温が下がっている.
「あと7分坂」を登る速さが少し速かったためか,花立山から先の気勢が上がらない.
花立山荘を少し過ぎたところで,下ってくる韋駄天のTさん達とすれ違う.それにしても,凄い速さである.
「韋駄天の皆さんは,熱射病など無関係なのかな・・・」
と羨ましく感じる.
<瞬く間に霧:花立山荘>
<韋駄天2人>
■熱射病談義:オレ脈拍が少なすぎる
9時53分,ようやく金冷シを通過する.
何時の間にか,真っ白な霧が足許から湧き上がっている.太陽の日射しが遮られて,幾分涼しくなる.それでも,とにかく暑い.私は,山頂まで到着できれば文句ないなと思いながら,息が切れないように,体温が上がらないように,とにかく体調に注意をしながら登り続ける.
山頂直下の急坂で,韋駄天組のS藤さんとすれ違う.S藤さんが私に話しかける.
「いや~ぁ・・・暑くって! マイペースでユックリ登りましたよ.何時もならば2時間位で登るんですが,今日は2時間20分も掛かっちゃいましたよ・・・」
2時間20分とは羨ましいなと思いながら,
「暑いときは大変ですね.私も熱射病になるのが怖いので,何時もより30分も余計に掛けて登ってきました・・途中で脈拍をチェックし続けていますよ」
「脈拍ですか.実はオレも脈拍50まで行かないんですよ.以前,会社の健康診断で,運動してますかって聞かれたんだけど,特に運動しているわけでもないし・・」
とS藤さんが言う.
「実は,私も脈拍が少ないんですよ.朝起きたときに計ると48位しかないんです.でも,特に具合が悪いわけでもないし・・まあ,良いんじゃないんですか・・」
その内に,年齢の話になる.私がウン10歳に近いと言うと,
「それにしても元気ですね・・私の兄貴にも,(FHと)同い年が居るけど,塔ノ岳は無理だと言っていますよ・・」
立ち話を5分ほどして,お互いに元気で過ごしましょうということになる.
10時10分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.途中で立ち話をしたとはいえ,大倉からの所要時間は3時間06分.とんでもない最遅記録である.でも,途中でくたばらずに何とか山頂に到着しただけで満足としよう.
晴れているが,下界から雲が沸いていて.富士山の眺望はない,それでも儀式として山頂の写真を数枚撮る.暑いためか,山頂は閑散としている.
■尊仏山荘
尊仏山荘に入る.小屋番はネコのOさん.山荘の温度計によると,山頂の気温は+25.3℃.やっぱりかなり暑い.
先客はご常連1人.所望したお茶を飲み始めた頃,カメラマンのMさんが山荘に入ってくる.
窓を開け放した小屋の中には,アブが飛び回っている.油断している内に足の脛2カ所を噛まれる.
Oさんは,私の顔を見るなり,
「今,ミーは向こうの小屋辺りに居ますよ・・」
と教えてくれる.
ミーのヤツ,一番涼しいところを見つけ,そこで昼寝をしているようである.わざわざ良い気分で涼んでいるネコを連れてくるまでもない.私はミー君に会うのを諦める.
そろそろ下山しようかなと思って,立ち上がる.そのとき,私より後から小屋に入ってきた男性から,いきなり話しかけられる.
「FHさんでしょう.私,○○です・・」
ボンクラの私は直ぐには,この男性が誰なのか思い出せない.
「いつぞや,葉山の森戸川を案内していただいた○○です・・」
私はやっと思い出す.そこで,もう一度座り直して,暫くの間,雑談にふける.
「ところで,I川さん,相変わらず塔ノ岳へ来られているんですか」
「最近は登ってこないようです」
「どこか,身体の具合でも悪いんですか」
「いえ,そんなことないと思います.しばらく塔ノ岳へ来ないので億劫になっちゃたんでしょうね」
「I川さんに,宜しくお伝え下さい・・」
私は,帰宅途中の電車の中から,携帯メールで「○○が宜しく言っていた」とI川さんにメールすることにする.
ここから,カメラマンのM氏を交えて雑談が始まる.
「ネコのMさん,どうされたんでしょうね・・この頃,登るのを止めてしまったようですね」
「何人ものご常連が塔ノ岳を諦めていますよ・・・大方の人は,下り坂が下れなくなり,止めるんですよ・・」
とカメラマンのMさんがいう.
<下山途中で出会った花>
■ヤブ蚊がうるさくて蒸し暑い下界
随分と遅くなってしまったが,10時55分,尊仏山荘を出発する.
今日は猛暑のためか,すれ違う登山者の数は,何時もよりもかなり少ない.ただ,夏休みになったためか,若い人の姿が目立つ.
駒止茶屋を過ぎた辺りから,ムシムシする不快な暑さがだんだんとひどくなる.
観音茶屋を過ぎると,耳元で絶え間なく「ブ~ン」という蚊の羽音が聞こえてくる.私の身体の周りをうるさく飛び回る虫が,私を苛つかせる.途中で大倉発13時22分のバスには間に合いそうもないことに気がつく.それでは・・ということで,極ユックリとした下山速度に切り替える.
途中で人様を追い越すことも,追い越されることもなく,13時24分,無事,渋沢駅に到着する.
大倉バス停の気温は34℃.やっぱりもの凄い暑さだ.
持参した2.5リットルの水は全部飲んでしまった.
<ラップタイム>
7:04 大倉歩き出し(29.7℃)
7:28 観音茶屋
7:47 見晴茶屋
8:23 駒止茶屋
8:42 堀山の家(23.8℃)
9:05 萱場平
9:33 花立山荘(16.4℃)
9:52 金冷シ
10:10 塔ノ岳山頂 着
========================================
10:55 塔ノ岳山頂 発(+25.3℃)
11:09 金冷シ
11:43 花立山荘
12:13 堀山の家
12:24 駒止茶屋
12:54 見晴茶屋
13:10 観音茶屋
13:34 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間
大倉 発 7:04
塔ノ岳 着 10:10
(所要時間) 3時間06 分(3.01h)
登攀速度 1269m/3.01h=421.6m/h
■下降所要時間
塔ノ岳 発 10:55
大倉 着 13:34
(所要時間) 2時間39分(3.65h)
下降速度 1269m/2.65h=478.9m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0220d16eed6f1a85b4d32627d61853d5
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/74d51eabf9b2e659a705be3835752e33
炎暑とホタルブクロの丹沢:塔ノ岳(今年22回目)
(単独山行)
2010年7月27日(火)
■風もなく鳥の鳴き声もなくただ蒸し暑い
蒸し暑い夜が明けた.3時半頃目覚める.
夏至からかなり日時が過ぎているので,夜が明けるのが大分遅くなっている.4時20分頃,漸く東の空が朝日に輝きはじめる.今日も猛暑になりそうである.私は「どうしようか」と躊躇したが,久々に塔ノ岳に登ることにする.
渋沢発大倉行1番バスは,20人ほどの乗客.その中の数名がご常連である.韋駄天のTさん,S藤さん,カメラマンのMさんの顔も見える.
ご常連の皆さんより,5分ほど遅れて,7時04分に大倉から歩き出す.
この頃,関東地方でも猛暑日が連続している.今日も朝から気温が高い.手許の温度計は,まだ7時だというのに30℃を指している.湿度も高そうだし,無風である.これは,十分に注意しないと熱射病になりそうである.
私は熱射病を警戒して,今日は2.5リットルの水を持参している.何時もより1.5リットル多めである.それに,登山の途中で塩分を補給するために,種抜き梅干しをポケットに収める.
7時45分に雑事場ノ平を通過する.ここまで来れば少しは涼しい風が吹いているだろうと期待したが,残念ながら全く無風.ギラギラとした太陽が木々の間から射すように照りつける.
私は10分おきぐらいに,ハイドレーションの吸い口から,水を1口,2口と飲み続ける.そして,30分に1度程度種抜き星梅を1個口に入れる.さらにはときどき自分の脈拍を当たりながら,絶対に無理をしないぞと言い聞かせながら登り続ける.
そよとした風もなく,鳥の声さえ聞こえてこない.ただ,ただ,蒸し暑いだけである.
■富士山も見えず
それにしても暑い.
「熱射病に注意しなくても,とてもじゃないが,何時ものようには歩けないよ・・」私の心の奥底に住むもう一人の私が悲鳴を上げる.
ただ,ユックリ歩いているので,足の負担は軽くて済んでいるらしくて,疲労感は案外なさそうである.
8時23分,ようやく駒止茶屋を通過する.すでに歩き始めてから1時間19分も経過している.我ながらジレッタイ数字だが,猛暑に弱い私にはこんな所が分相応だろう.私は,山頂までの所要時間を3時間10分ぐらいと予想する.
8時33分,富士山の良く見える堀山の尾根道を通過する.今日は良く晴れているものの富士山は湧き上がる層雲に遮られ,残念ながら見えない.
8時42分,堀山の家を通過する.私の前後には全く人影がなく,完全な一人旅である.韋駄天組はそろそろ花立山荘を通過しているだろうなと想像する.
■萱場平
9時05分,漸く萱場平を通過する.猛暑でなければ,私でも,そろそろ花立山荘を通過する時間である.ということは,猛暑日でないときに比較して,30分程度ビハインドということになる.
■可憐なホタルブクロに癒される
萱場平にも,全く人気がない.露出した地面は熱気でムンムンしている.
萱場平から先の坂道も,全く元気が出ない.ノタノタと登り続ける.
路傍にホタルブクロが沢山咲いている.淡い薄紫の花の写真を撮っていると,心が和む.
この辺りまで登って,ようやくホトトギスの啼き声が聞こえてくる.
■早々と韋駄天組とすれ違う
花立山荘手前の「あと7分坂」に差し掛かる.そよ風が吹いているものの,背中から太陽が照りつける.
何となく6分で登り切り,9時33分に花立山荘を通過する.涼しいときなら,もう尊仏山荘でお茶を飲んでいる時間である.気温は26.7℃.標高が高くなったためか,いくらか気温が下がっている.
「あと7分坂」を登る速さが少し速かったためか,花立山から先の気勢が上がらない.
花立山荘を少し過ぎたところで,下ってくる韋駄天のTさん達とすれ違う.それにしても,凄い速さである.
「韋駄天の皆さんは,熱射病など無関係なのかな・・・」
と羨ましく感じる.
<瞬く間に霧:花立山荘>
<韋駄天2人>
■熱射病談義:オレ脈拍が少なすぎる
9時53分,ようやく金冷シを通過する.
何時の間にか,真っ白な霧が足許から湧き上がっている.太陽の日射しが遮られて,幾分涼しくなる.それでも,とにかく暑い.私は,山頂まで到着できれば文句ないなと思いながら,息が切れないように,体温が上がらないように,とにかく体調に注意をしながら登り続ける.
山頂直下の急坂で,韋駄天組のS藤さんとすれ違う.S藤さんが私に話しかける.
「いや~ぁ・・・暑くって! マイペースでユックリ登りましたよ.何時もならば2時間位で登るんですが,今日は2時間20分も掛かっちゃいましたよ・・・」
2時間20分とは羨ましいなと思いながら,
「暑いときは大変ですね.私も熱射病になるのが怖いので,何時もより30分も余計に掛けて登ってきました・・途中で脈拍をチェックし続けていますよ」
「脈拍ですか.実はオレも脈拍50まで行かないんですよ.以前,会社の健康診断で,運動してますかって聞かれたんだけど,特に運動しているわけでもないし・・」
とS藤さんが言う.
「実は,私も脈拍が少ないんですよ.朝起きたときに計ると48位しかないんです.でも,特に具合が悪いわけでもないし・・まあ,良いんじゃないんですか・・」
その内に,年齢の話になる.私がウン10歳に近いと言うと,
「それにしても元気ですね・・私の兄貴にも,(FHと)同い年が居るけど,塔ノ岳は無理だと言っていますよ・・」
立ち話を5分ほどして,お互いに元気で過ごしましょうということになる.
10時10分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.途中で立ち話をしたとはいえ,大倉からの所要時間は3時間06分.とんでもない最遅記録である.でも,途中でくたばらずに何とか山頂に到着しただけで満足としよう.
晴れているが,下界から雲が沸いていて.富士山の眺望はない,それでも儀式として山頂の写真を数枚撮る.暑いためか,山頂は閑散としている.
■尊仏山荘
尊仏山荘に入る.小屋番はネコのOさん.山荘の温度計によると,山頂の気温は+25.3℃.やっぱりかなり暑い.
先客はご常連1人.所望したお茶を飲み始めた頃,カメラマンのMさんが山荘に入ってくる.
窓を開け放した小屋の中には,アブが飛び回っている.油断している内に足の脛2カ所を噛まれる.
Oさんは,私の顔を見るなり,
「今,ミーは向こうの小屋辺りに居ますよ・・」
と教えてくれる.
ミーのヤツ,一番涼しいところを見つけ,そこで昼寝をしているようである.わざわざ良い気分で涼んでいるネコを連れてくるまでもない.私はミー君に会うのを諦める.
そろそろ下山しようかなと思って,立ち上がる.そのとき,私より後から小屋に入ってきた男性から,いきなり話しかけられる.
「FHさんでしょう.私,○○です・・」
ボンクラの私は直ぐには,この男性が誰なのか思い出せない.
「いつぞや,葉山の森戸川を案内していただいた○○です・・」
私はやっと思い出す.そこで,もう一度座り直して,暫くの間,雑談にふける.
「ところで,I川さん,相変わらず塔ノ岳へ来られているんですか」
「最近は登ってこないようです」
「どこか,身体の具合でも悪いんですか」
「いえ,そんなことないと思います.しばらく塔ノ岳へ来ないので億劫になっちゃたんでしょうね」
「I川さんに,宜しくお伝え下さい・・」
私は,帰宅途中の電車の中から,携帯メールで「○○が宜しく言っていた」とI川さんにメールすることにする.
ここから,カメラマンのM氏を交えて雑談が始まる.
「ネコのMさん,どうされたんでしょうね・・この頃,登るのを止めてしまったようですね」
「何人ものご常連が塔ノ岳を諦めていますよ・・・大方の人は,下り坂が下れなくなり,止めるんですよ・・」
とカメラマンのMさんがいう.
<下山途中で出会った花>
■ヤブ蚊がうるさくて蒸し暑い下界
随分と遅くなってしまったが,10時55分,尊仏山荘を出発する.
今日は猛暑のためか,すれ違う登山者の数は,何時もよりもかなり少ない.ただ,夏休みになったためか,若い人の姿が目立つ.
駒止茶屋を過ぎた辺りから,ムシムシする不快な暑さがだんだんとひどくなる.
観音茶屋を過ぎると,耳元で絶え間なく「ブ~ン」という蚊の羽音が聞こえてくる.私の身体の周りをうるさく飛び回る虫が,私を苛つかせる.途中で大倉発13時22分のバスには間に合いそうもないことに気がつく.それでは・・ということで,極ユックリとした下山速度に切り替える.
途中で人様を追い越すことも,追い越されることもなく,13時24分,無事,渋沢駅に到着する.
大倉バス停の気温は34℃.やっぱりもの凄い暑さだ.
持参した2.5リットルの水は全部飲んでしまった.
<ラップタイム>
7:04 大倉歩き出し(29.7℃)
7:28 観音茶屋
7:47 見晴茶屋
8:23 駒止茶屋
8:42 堀山の家(23.8℃)
9:05 萱場平
9:33 花立山荘(16.4℃)
9:52 金冷シ
10:10 塔ノ岳山頂 着
========================================
10:55 塔ノ岳山頂 発(+25.3℃)
11:09 金冷シ
11:43 花立山荘
12:13 堀山の家
12:24 駒止茶屋
12:54 見晴茶屋
13:10 観音茶屋
13:34 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間
大倉 発 7:04
塔ノ岳 着 10:10
(所要時間) 3時間06 分(3.01h)
登攀速度 1269m/3.01h=421.6m/h
■下降所要時間
塔ノ岳 発 10:55
大倉 着 13:34
(所要時間) 2時間39分(3.65h)
下降速度 1269m/2.65h=478.9m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
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