<展望台から仲間を見下ろす>
三浦アルプス(中尾根)縦走
(山旅スクール5期有志他)
2009年2月6日(金)
******************************
好天に恵まれた金曜日.山旅スクール5期,ノシイカさん,Iさん,それにIさんの仲間,私のサラリーマン時代の同僚,鎌倉在住の山仲間の仙人,それに私,合計8名で,三浦アルプス(中尾根)を縦走した.男性3人,女性5人である.
一旦,下山した後,逗葉新道を横切り,長い階段を登って葉桜団地に出る.団地の端から1号古墳,2号古墳を通り抜けて,六代御前墓へ.京急新逗子駅で一旦解散.JR逗子駅付近の喫茶店でお茶をする. お天気に恵まれて,絶好のハイキング日和だった.
*******************************
<三浦アルプスの概要>
<三浦アルプス(中尾根)地図>
<プロフィールマップ>
■JR田浦を歩き出す
9時30分に,JR田浦駅に集合.歩き出す.
今日は上天気,暖かい.車の音が反射して煩いトンネルを潜って,田浦郵便局前にでる.そして,跨線橋を渡って,住宅地の中を通るくねくねと曲がった細い道を進む.賑やかな女性群のお喋りが住宅地の中に響いている.同行している私は,地域の方々に少々気が引ける思いで通り抜ける.
9時55分,田浦梅林入口に到着する.入口前では数名の中年男性が,桃色の昇旗の準備をしている.私達が通りかかると,
「・・・明日から梅祭りが始まるよ・・でも,もう梅が咲き始めているよ・・」
と話しかけてくる.暫くの間,祭りの準備をしている方々と雑談をする.
<田浦梅林入口でお祭りの準備>
■田浦梅林
急な階段を登り詰めて,田浦梅林に出る.もう満開かと思わせるほど花を咲かせている木もあるが,まだ全く花が咲いていない木もある.それぞれの木によって,花の咲き方にも随分と差があるようである.
今日が平日のためか,梅林にはほとんど人影がない.梅林を通り越して高台の広場に出る.広場一面が芝生になっている.ここから横須賀や横浜の市街地や東京湾が見下ろせる.私達は広場の先にある展望台で,暫くの間,休憩を取る.
<東尾根から東京湾を望む>
■東尾根に登る
10時25分に展望台を出発する.
公園の外に出ると,山道になる.やや急な坂道を下って,横浜横須賀道路跨線橋を渡る.そこから,ややヤセた尾根道を辿って,三浦アルプス東尾根に取り付く.途端に急な登り坂になる.少々頼りなげなロープが何本も取り付けてある.私は,お節介ながら,
「・・・ロープに余り頼らないで,登ってください・・・」
と参加者に注意を促す.
参加者の中には,山道に余り馴れていない人も居て,坂道を登る所要時間が極端に長くなる.
11時48分に東尾根の稜線に出る.すぐ脇にある展望台で小休止する.ここから見下ろす東京湾の風景は,また,別である.
■いよいよ中尾根へ
10時52分に展望台から歩き出す.まずは東尾根を,ほんの少し南に進む.するとすぐに東京電力の保線道路に突き当たる.この保線道路の一部には金属製の階段が埋め込まれている.中尾根に向かうには,この保線道路を右折して階段を下っていく.ただ,この階段をほんの少し登ると乳頭山(標高211m)の山頂に出ることができる.この山頂は見晴しがとても良いので,折角だから,山頂まで行って,眺望を楽しんだらいかがと勧めるが,誰も行かない.
階段を下って,中尾根に入る.暫くの間は,長閑な尾根道が続く.尾根の両側には,枯れ木を通して,北尾根や南尾根の山々が続いているのが見える.
中尾根も,三浦アルプス特有の小さなコルが連続するが,他の尾根よりコルの数は少ない・・・が,結構,危険なヤセ尾根が連続する.さらには,最後に,森戸川に向けて,急な下り坂を一気に下るので,結構大変である.
中尾根には支脈が殆どないので,稜線を外さないように歩いていれば,道に迷うことはない.
<最初は長閑な尾根が続く>
■ヤセ尾根が続く
中尾根を,一応,何回もあるいたことのある私が先導役になって,トップに立つ.後からついてくる人達の様子を絶えず注意をしながら先へ進む.一寸長い登り坂になると,特定の2人の歩行速度が鈍る.時には,足許が谷の方向に崩れていて歩きにくい場所を通過する.また,片側が切り立った崖の上を通過する所もある.その都度,全員に足許に注意するように促す.
途中で,12時を過ぎる.しかし,中尾根には,8人もの人数が安全に座り込んで昼食が撮れる場所はない.途中,2回ほど立ち休憩を取って,歩き続ける.そして,最後の急坂を下りきって,12時10分に森戸川の河原に到着する.
■森戸川を下る
森戸川の合流点にあるベンチで休憩を取りながら昼食を摂る.
今日の参加者は主婦が多いので,沢山のネーベン,菓子,飴などが次々に提供される.男性だけのパーティでは,お互いにボソボソと握り飯だけを食べるのが普通である.それに較べれば,主婦が競い合って提供してくれる食料は大変魅力的である.
食べ物に釣られて,また,次の山行にも,主婦の皆さんに参加して貰おうかと思うようになる.
昼食を終えて,13時丁度に,森戸川を下り始める.
<森戸川に下山する:登山口に危険だから1人で入るなと書いてある>
<森戸川を渡る>
■葉桜団地へ
ゲートを通りすぎて,住宅地へ出る.やがて,川沿いの谷間が開けて,逗葉新道に沿う平地に出る.
13時56分,道端の石垣に寄りかかりながら,10分ほど休憩を取る.そして,再び歩き出す.程なく逗葉新道を横断して,住宅街の裏道に入る.殆ど人通りのない道を,ダラダラと歩き続ける.途中から右折して,コンクリートで塗り固められた狭い坂道を登る.さらに,その先にある数百段の長い階段を登り詰めて,葉桜団地の公園に到着する.ここでも,若干の人が息を切らしている.
疲れている方も居られるので,ここで再び10分ほど休憩を取る.
<2号古墳展望台>
■2号古墳の見晴台
14時35分,葉桜団地の公園から歩き出す.住宅地を南端まで歩く.そこから山道に入る.たまたま,犬を連れた地元の方とすれ違う.私は外交辞令で,
「・・良い所にお住まいですね・・・」
と話しかける.
「ええ,・・タダで散歩できるんで・・・」
と相手はニコニコしている.
実は,この慣用句は,海外でも私が良く使っているものである.誰でも自分が住んでいる所を褒められると気分が良いものである.
14時40分,1号古墳の麓を通過する.以前は古墳の上まで登れたが,今は山頂には入れなくなっている.
1号古墳の裾を通り抜けて,14時55分に,2号古墳の山頂に到着する.
山頂に作られている展望台に登る.ここから江ノ島,相模湾の素晴らしい風景が目の前に広がっている. 形式を見ながら,10分ほど休憩を取る.
<2号古墳展望台からの眺望>
■JR逗子駅近くでコーヒー
15時07分に展望台を出発する.芦花公園の外縁に沿って,細い下り坂を進む.道の両側には別荘風の洒落た家が建っている.坂道を下り続けて,15時21分に六代御前墓を詣でる.そして,石段を下って,逗子の市街地に降りる.
15時30分,京急新逗子駅に到着.ここで解散.
15時45分,JR逗子駅近くの喫茶店に入って一休み.私は350円也のブレンドコーヒーを賞味する.鎌倉のドミンゴスのコーヒーに比較すると,どうも香りが今ひとつのような気がする.
次回の散策は,2月13日(金)に決まる.
<六代御前墓>
[ラップタイム]
9:35 JR田浦駅歩き出し
9:44 田倉郵便局
10:15 田浦梅林広場
10:19 展望台(10:25まで休憩)
10:32 横浜横須賀道路陸橋
10:48 東尾根(10:52まで休憩)
11:06 南尾根分岐
11:14 中尾根稜線(11:16まで立ち休憩)
11:54 中尾根稜線(11:57まで立ち休憩)
12:10 森戸川出合(13:00まで昼食)
13:42 ゲート通過
13:56 住宅地石垣(14:05まで休憩)
14:26 葉桜団地公園(14:35まで休憩)
14:40 1号古墳
14:55 2号古墳展望台(15:07まで休憩)
15:21 六代御前墓
15:30 京急新逗子駅(解散)
[山行記録]
■水平歩行距離 10.5km
■累積登攀高度 539m
■累積下降高度 544m
■所要時間(休憩時間込み)
JR田浦発 9:35
京急新逗子着 15:30
(所要時間) 5時間55分(5.92h)
歩行速度
10.5km/5.92h=1.77km/h
(おわり)
「関東・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/75f026e81048cc71f406a731d2d6a710
「関東・上信越の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/746f5b79b2d33b9890190443fcbe4ce1
「三浦アルプス」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ed8ea980661829f75a46f00424929955
三浦アルプス(中尾根)縦走
(山旅スクール5期有志他)
2009年2月6日(金)
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好天に恵まれた金曜日.山旅スクール5期,ノシイカさん,Iさん,それにIさんの仲間,私のサラリーマン時代の同僚,鎌倉在住の山仲間の仙人,それに私,合計8名で,三浦アルプス(中尾根)を縦走した.男性3人,女性5人である.
一旦,下山した後,逗葉新道を横切り,長い階段を登って葉桜団地に出る.団地の端から1号古墳,2号古墳を通り抜けて,六代御前墓へ.京急新逗子駅で一旦解散.JR逗子駅付近の喫茶店でお茶をする. お天気に恵まれて,絶好のハイキング日和だった.
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<三浦アルプスの概要>
<三浦アルプス(中尾根)地図>
<プロフィールマップ>
■JR田浦を歩き出す
9時30分に,JR田浦駅に集合.歩き出す.
今日は上天気,暖かい.車の音が反射して煩いトンネルを潜って,田浦郵便局前にでる.そして,跨線橋を渡って,住宅地の中を通るくねくねと曲がった細い道を進む.賑やかな女性群のお喋りが住宅地の中に響いている.同行している私は,地域の方々に少々気が引ける思いで通り抜ける.
9時55分,田浦梅林入口に到着する.入口前では数名の中年男性が,桃色の昇旗の準備をしている.私達が通りかかると,
「・・・明日から梅祭りが始まるよ・・でも,もう梅が咲き始めているよ・・」
と話しかけてくる.暫くの間,祭りの準備をしている方々と雑談をする.
<田浦梅林入口でお祭りの準備>
■田浦梅林
急な階段を登り詰めて,田浦梅林に出る.もう満開かと思わせるほど花を咲かせている木もあるが,まだ全く花が咲いていない木もある.それぞれの木によって,花の咲き方にも随分と差があるようである.
今日が平日のためか,梅林にはほとんど人影がない.梅林を通り越して高台の広場に出る.広場一面が芝生になっている.ここから横須賀や横浜の市街地や東京湾が見下ろせる.私達は広場の先にある展望台で,暫くの間,休憩を取る.
<東尾根から東京湾を望む>
■東尾根に登る
10時25分に展望台を出発する.
公園の外に出ると,山道になる.やや急な坂道を下って,横浜横須賀道路跨線橋を渡る.そこから,ややヤセた尾根道を辿って,三浦アルプス東尾根に取り付く.途端に急な登り坂になる.少々頼りなげなロープが何本も取り付けてある.私は,お節介ながら,
「・・・ロープに余り頼らないで,登ってください・・・」
と参加者に注意を促す.
参加者の中には,山道に余り馴れていない人も居て,坂道を登る所要時間が極端に長くなる.
11時48分に東尾根の稜線に出る.すぐ脇にある展望台で小休止する.ここから見下ろす東京湾の風景は,また,別である.
■いよいよ中尾根へ
10時52分に展望台から歩き出す.まずは東尾根を,ほんの少し南に進む.するとすぐに東京電力の保線道路に突き当たる.この保線道路の一部には金属製の階段が埋め込まれている.中尾根に向かうには,この保線道路を右折して階段を下っていく.ただ,この階段をほんの少し登ると乳頭山(標高211m)の山頂に出ることができる.この山頂は見晴しがとても良いので,折角だから,山頂まで行って,眺望を楽しんだらいかがと勧めるが,誰も行かない.
階段を下って,中尾根に入る.暫くの間は,長閑な尾根道が続く.尾根の両側には,枯れ木を通して,北尾根や南尾根の山々が続いているのが見える.
中尾根も,三浦アルプス特有の小さなコルが連続するが,他の尾根よりコルの数は少ない・・・が,結構,危険なヤセ尾根が連続する.さらには,最後に,森戸川に向けて,急な下り坂を一気に下るので,結構大変である.
中尾根には支脈が殆どないので,稜線を外さないように歩いていれば,道に迷うことはない.
<最初は長閑な尾根が続く>
■ヤセ尾根が続く
中尾根を,一応,何回もあるいたことのある私が先導役になって,トップに立つ.後からついてくる人達の様子を絶えず注意をしながら先へ進む.一寸長い登り坂になると,特定の2人の歩行速度が鈍る.時には,足許が谷の方向に崩れていて歩きにくい場所を通過する.また,片側が切り立った崖の上を通過する所もある.その都度,全員に足許に注意するように促す.
途中で,12時を過ぎる.しかし,中尾根には,8人もの人数が安全に座り込んで昼食が撮れる場所はない.途中,2回ほど立ち休憩を取って,歩き続ける.そして,最後の急坂を下りきって,12時10分に森戸川の河原に到着する.
■森戸川を下る
森戸川の合流点にあるベンチで休憩を取りながら昼食を摂る.
今日の参加者は主婦が多いので,沢山のネーベン,菓子,飴などが次々に提供される.男性だけのパーティでは,お互いにボソボソと握り飯だけを食べるのが普通である.それに較べれば,主婦が競い合って提供してくれる食料は大変魅力的である.
食べ物に釣られて,また,次の山行にも,主婦の皆さんに参加して貰おうかと思うようになる.
昼食を終えて,13時丁度に,森戸川を下り始める.
<森戸川に下山する:登山口に危険だから1人で入るなと書いてある>
<森戸川を渡る>
■葉桜団地へ
ゲートを通りすぎて,住宅地へ出る.やがて,川沿いの谷間が開けて,逗葉新道に沿う平地に出る.
13時56分,道端の石垣に寄りかかりながら,10分ほど休憩を取る.そして,再び歩き出す.程なく逗葉新道を横断して,住宅街の裏道に入る.殆ど人通りのない道を,ダラダラと歩き続ける.途中から右折して,コンクリートで塗り固められた狭い坂道を登る.さらに,その先にある数百段の長い階段を登り詰めて,葉桜団地の公園に到着する.ここでも,若干の人が息を切らしている.
疲れている方も居られるので,ここで再び10分ほど休憩を取る.
<2号古墳展望台>
■2号古墳の見晴台
14時35分,葉桜団地の公園から歩き出す.住宅地を南端まで歩く.そこから山道に入る.たまたま,犬を連れた地元の方とすれ違う.私は外交辞令で,
「・・良い所にお住まいですね・・・」
と話しかける.
「ええ,・・タダで散歩できるんで・・・」
と相手はニコニコしている.
実は,この慣用句は,海外でも私が良く使っているものである.誰でも自分が住んでいる所を褒められると気分が良いものである.
14時40分,1号古墳の麓を通過する.以前は古墳の上まで登れたが,今は山頂には入れなくなっている.
1号古墳の裾を通り抜けて,14時55分に,2号古墳の山頂に到着する.
山頂に作られている展望台に登る.ここから江ノ島,相模湾の素晴らしい風景が目の前に広がっている. 形式を見ながら,10分ほど休憩を取る.
<2号古墳展望台からの眺望>
■JR逗子駅近くでコーヒー
15時07分に展望台を出発する.芦花公園の外縁に沿って,細い下り坂を進む.道の両側には別荘風の洒落た家が建っている.坂道を下り続けて,15時21分に六代御前墓を詣でる.そして,石段を下って,逗子の市街地に降りる.
15時30分,京急新逗子駅に到着.ここで解散.
15時45分,JR逗子駅近くの喫茶店に入って一休み.私は350円也のブレンドコーヒーを賞味する.鎌倉のドミンゴスのコーヒーに比較すると,どうも香りが今ひとつのような気がする.
次回の散策は,2月13日(金)に決まる.
<六代御前墓>
[ラップタイム]
9:35 JR田浦駅歩き出し
9:44 田倉郵便局
10:15 田浦梅林広場
10:19 展望台(10:25まで休憩)
10:32 横浜横須賀道路陸橋
10:48 東尾根(10:52まで休憩)
11:06 南尾根分岐
11:14 中尾根稜線(11:16まで立ち休憩)
11:54 中尾根稜線(11:57まで立ち休憩)
12:10 森戸川出合(13:00まで昼食)
13:42 ゲート通過
13:56 住宅地石垣(14:05まで休憩)
14:26 葉桜団地公園(14:35まで休憩)
14:40 1号古墳
14:55 2号古墳展望台(15:07まで休憩)
15:21 六代御前墓
15:30 京急新逗子駅(解散)
[山行記録]
■水平歩行距離 10.5km
■累積登攀高度 539m
■累積下降高度 544m
■所要時間(休憩時間込み)
JR田浦発 9:35
京急新逗子着 15:30
(所要時間) 5時間55分(5.92h)
歩行速度
10.5km/5.92h=1.77km/h
(おわり)
「関東・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/75f026e81048cc71f406a731d2d6a710
「関東・上信越の山旅」の次回の記事
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「三浦アルプス」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ed8ea980661829f75a46f00424929955