中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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梅雨の合間の鎌倉;青蓮寺・手広台地・鎌倉山周遊

2013年06月28日 07時38分10秒 | 鎌倉あれこれ

                              <手広の熊野神社>

     梅雨の合間の鎌倉;青蓮寺・手広台地・鎌倉山周遊
              (単独散策)
          2013年6月25日(火) 晴


<ルート地図>



<深沢から手広へ>

■鎌倉中央公園から深沢へ
 天気予報では,今日は雨.でも,結果的に予報が外れて,梅雨時にしてはマア,マアの天気になった.
 “それでは…”
ということで,午後から早速鎌倉散策と洒落込んだ.
 でも,観光客で混雑する観光地の鎌倉へは行きたくない.そこで例によって,鎌倉中央公園清水塚口を起点として,暫くの間ノンビリと散策する.例によって,特段何処へ行きたいという積極的な目的地がないので,家を出た途端に.右へ行こうか,それとも左へ行こうかと迷ってしまう.ただ,このところ大船までのテクテク歩きが続いているので,取りあえずは深沢方面にでも行ってみるかで,ブラブラ歩きを開始する.
 まずは,丸山の住宅地を抜けて,深沢にあるI氏宅のアジサイを玄関の外から覗かせて貰う.毎度ながらこのお宅のアジサイは素晴らしいが,当ブログでI氏宅のアジサイを頻繁に紹介しているので,今回はI氏宅のアジサイの説明は省略.ひきつづき,大慶寺の前を通過する.
 一旦深沢の商店街に出る.何を買わなければという目的もないが,湘南深沢駅近くのコンビニに立ち寄る.お店の陳列棚を一通り見て回るが,積極的に買いたいものもないので,ほんの2~3分でお店を出る.
 その後,深沢から農道を経由して手広の畑道を散策する.

<手広の農地>

■手広の熊野神社に到着
 農道は,やがて古道「江の島道」と交差する.そこで左折して江の島道に入り,手広川を渡る.間もなく,この江の島道も青蓮寺付近で自動車道に合流する.青蓮寺手前の交差点で,自動車道を渡る.
 青蓮寺山門前の三叉路を右折して住宅地内の路地に入る.路地を200~300メートル進むと熊野神社に突き当たる.
 鬱蒼とした木立に囲まれた石段を登ると,拝殿と本殿がある立派な熊野神社に到着する.
 残念ながら,アジサイは境内の片隅に2~3本あるだけである.

<熊野神社のアジサイ>

■熊野神社の拝殿
 鳥居を潜ると,一寸した石段がある.登るのが面倒だなと思ったが,石段を何となく登ってしまう.
 階段上にある立派な拝殿で参拝を済ませる. 


<熊野神社拝殿>


<青蓮寺>

■青蓮寺山門
 往路を引き返して,13時59分,青蓮寺(鎖大師)に到着する.ここは鎌倉を代表する名刹の一角を占めているだけあって,ちらほらと観光客の姿が見える.
 境内に入る.
 境内には沢山の石仏,石塔などが立ち並んでいる.江戸から講を立てて参拝した人達が
多かったようである.

<青蓮寺の山門>

御大師さまの立像
 境内に御大師さまの立像がある(御大師さまだと思うが間違っていたらゴメンナサイ).上品なお顔立ちに惹かれて思わず立ち止まる.周りの木々の緑が実に美しい.

<御大師様の立像(?)>

■緋鯉とアジサイ
 境内奥にある池を拝観する.池の畔のあじさいが見頃である.大きな緋鯉がノンビリと泳いでいる.
 アジサイの近くで鯉が泳いでいるところを写真に撮りたかったが,私が池の縁を廻ると,餌を貰えるのかと勘違いした鯉も一緒に私の近くに付いてきてしまう.何回移動しても結果は〃なので,こんな不本意な写真で妥協する.

<青蓮寺の池>

<手広台地を抜けて鎌倉山へ>

■通れない切通
 青蓮寺から坂道を登って,西ヶ谷の交差点を渡る.交差点で鋭角に左折して,手広台地に向かう.
 台地に入るとすぐに,両側が垂直に切り立った切通がある.今は危険なために通行止めになっているが,数年前までは,ここを通り抜けることができた.私も通行金師になる前に,数回通ったことがあるが,頭上に高く聳える断崖の迫力は凄かった.
 この切通が何時頃作られたものか,種々の文献や資料で調べてみたが,どうやら不明のようである.
 この切通の付近で,造成工事が始まっている.これも致し方ないこととはいえ,景観がどの程度残るかが気掛かりだ.

<通れない切り通し>

■石塔群
 手広台地の尾根沿いの道を辿る.狭い道幅の草道である.途中2ヶ所に庚申塔などの石塔群がある.先ほどの切通付近にも立派な石塔があることから,この道は多分重要な古道だったに違いないと私は勝手に想像している.
 勿論,私も素人の手に入る文献で,この道のことを調べてはいるが,今のところ何とも分からない.

<手広台地の石塔群>

■素晴らしい眺望
 尾根沿いの散策路から,ときどき深沢大船方面の視界が開ける.あいにくの曇り空ながら,気分は上々である.

<手広台地からの眺望>

■野趣溢れる散策路
 散策路は尾根から外れて台地に中へと続く.台地には住宅と農地が散財している.実に長閑で野趣溢れる情景である.
 近くに住んで居られると思われる女性が2人の幼児を連れて散歩している.軽く挨拶してすれ違う.

<野趣溢れる散策路>

<鎌倉山「さくら通り」を歩く>

■鎌倉山ロータリー
 手広台地を抜けると戦道山山頂近くで鎌倉山住宅地に出る.戦道山の山頂付近は私有地なので近づけない.
 道なりに坂道を下ると,鎌倉山ロータリー近くに出る.ちなみに鎌倉山ロータリーに立っている石柱は,関東大震災で倒壊した鶴岡八幡宮三の鳥居の柱だという(『かまくら子ども風土記』p.283 ).

<鎌倉山ロータリー>

■佐佐木信綱文学碑
 久々に「さくら通」を歩いてみようかと思う.この道は観光道路だが,自動車の往来も多いので,何時もは敬遠しがちである.
 自動車を気にしながら歩いていると進行方向右手にある佐佐木信綱文学碑が立っているのに気がつく.
 “そういえば,ここに文学碑が立っていたっけ…”
 私は忘れかけていた碑のことを思い出す.ただ,この碑に何が書いてあるのかは思い出せないし,改めて説明文を読む気力もないので,そのまま通過する.

<佐佐木信綱文学碑>

■鎌倉山ロータリー
 14時30分,鎌倉山ロータリーに到着する.
 このところ,鎌倉山ロータリーまでは足繁く通っているので,今更写真もないだろうが,まあ,成り行きで,ロータリーの写真を撮影しておこう.

<鎌倉山ロータリー>

■夫婦池公園のアジサイ
 鎌倉山ロータリー前の休憩所から夫婦池公園のアジサイを見下ろす.
 このアジサイの写真は,このブログで何回も掲載しているので,今更という気もしないではないが,何回見ても美しいので,今回もやっぱり載せることにしよう.

<夫婦公園のアジサイ>

■若松たんぽぽ公園
 さくら通りから,しのぶ塚を経由して笛田方面に下山しようかと思う.
 バス停若松の先で左折して住宅地内の路地に入る.このとき,ふとした気分で,近くにある若松たんぽぽ公園にでも立ち寄って見ようかということになる.
 転倒したら大けがになりそうな急階段を下ると,砂場とベンチがある小さな空き地がある.ここが若松たんぽぽ公園である.
 眼下にアジサイの群生地があり,その先に夫婦池公園付近の谷間が見えている.
 
<若松たんぽぽ公園の入口>                      <若松たんぽぽ公園>

■しのぶ塚
 若松たんぽぽ公園から住宅地の路地を廻って,15時07分,しのぶ塚に到着する.毎度のことながら,ここでも定点観測の写真を撮る.

<しのぶ塚>

<笛田公園から梶原へ>

■鎌倉山動物病院からの展望
 しのぶ塚の先にある鎌倉山動物病院脇の草道に入る.
 あいにくの曇り空で富士山は見えないが,ここからの展望は実に素晴らしい.私見だが,数ある鎌倉の眺望の良い場所の中で,ここが一番素晴らしいと思っている.勿論,私見,私見! 異論のある方は,私の私見など無視されたし.

<鎌倉動物病院付近からの眺望>

■笛田公園から仏行寺を望む
 草道の途中から笛田公園に入る.野球場,テニスコートなどが並んでいる.あいにくの天気のためか,公園には殆ど人影もない.
 公園の外周を廻るようにして,笛田の住宅地を目指して歩く.
 途中,仏行寺の裏山が良く見える場所を通過する.あの山の山頂に梶原景季の腕が埋められれていると言われる源太塚がある.

<仏行寺と源太塚を望む>

■笛田の住宅地を下る
 笛田公園から坂道を下る.整然と区画整理された住宅地の中の道である.所々にアジサイの植え込みがある.
 藤沢鎌倉道路近くまで下ったところに上関きりん公園がある.近所の子ども達や母親が沢山集まっていて,なかなか賑やかである.

<笛田の住宅地を下る>

<梶原の社寺を巡る>

■東光寺
 上耕地の交差点で右折して,深沢中学校方面に向かう.深沢中学校脇の三叉路を直進して,緩やかな坂道を下って左手にある東光寺に到着する.ここは真言宗の寺である.
 墓地の向こうにアジサイの花が見えている.アジサイとお大師さまの立像を入れた写真を撮る.

<東光寺>

駒形神社
 続いて駒形神社参道に到着する.
 鳥居の向こうに長い階段が見えている.もう階段を登る気がしない.階段脇のアジサイが綺麗に咲いている.
 鳥居,階段,それにアジサイを入れた写真を一枚撮っただけで退散.

<駒形神社>  

大慶寺
 つづいて大慶寺の前を通過する.臨済宗円覚寺派の寺.茅葺きの山門はなかなか味がある風情を醸し出している.
 もう,あれこれと見て回るのが面倒になってきたので,山門の写真を撮るだけで通過する.
 
<大慶寺>

■良く廻る独楽
 大慶寺の掲示板を何気なく見る.掲示板には.
 「良く廻っている独楽ほど静かです」
と書いてある.
 何だか妙に心の中に引っかかる言葉である.独楽が良く回るためには,バランスが良く取れていて,重心が軸の中心を通っていなければならないし,最初に勢いを付けて回して貰わなければならない.それも独楽を傾けたまま回したのでは独楽は踊り廻ってしまう.正しい位置に保ちながら勢いよく回して貰わなければならない.それに地面が平坦で水平でなければならない.
 “さて,オレが独楽だとすると,だれが最初に私を回したのだろう.私にとって地面って何だろう…”
 “一体オレは静かに廻っているんだろうか”
 ”「静か」ってどういうことだろう”
 そんなことを,モヤモヤと考えながら歩いている内に,何時の間にか自宅に戻る.
 “今日一日,オレは一体何をしていたんだろう”
 私は今日も,“猿でも出来る反省”を頻りにしている.
 “オレという独楽は,一体何のために廻っているんだろう”
 実はそれが良く分からないんだ!
 やっぱり,座禅でもしないと理解できないのかな?

<大慶寺の掲示板>

<ラップタイム>

13:05  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:18  I氏邸
13:55  熊野神社(13:58まで参拝)
13:59  青蓮寺( 14:07まで参拝・見学)
14:13  切通
14:17  手広台地庚申塔群
14:30  鎌倉山ロータリー
14:43  鎌倉山碑
14:45  雷亭前
14:59  若松たんぽぽ公園
15:07  しのぶ塚
15:15  笛田公園
15:39  東光寺(15:41まで参拝)
15:43  大慶寺
16:00  鎌倉中央公園清水塚口着

 [散策記録]

■水平歩行距離      8.2km

■累積登攀高度      231m

■累積下降高度      231m

■所要時間(休憩時間を含む)
  鎌倉中央公園清水塚口発   13:05
          〃      着   16:00
  (所要時間) 2時間55分(2.92h)
  水平歩行速度     8.2km/2.92h=2.81km/h
                                                                         (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/526b0e3ef98a4f8d77ea797e61cc6f81
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