鹿沼岩山・次石山登頂(4)
(山旅スクール挑戦コース)
2006年11月21日(火)~22日(水)
第2日目 11月22日(水)
■東武新鹿沼ホテルを出発
私達は新鹿沼駅前の東武新鹿沼ホテルに宿泊している。
私を含む何人かは,1人部屋を割り当てられている。1人で1部屋を占領するのは嬉しいが,反面,寝坊して他の人に迷惑が掛からないかと,一晩中,気になって仕方がない。そのためか,ほぼ1時間か2時間ごとに何回も目が覚めてしまう。
少々早いが4時30分に思い切って起床してしまう。 まずは,備え付けの湯沸器でお湯を沸かす。余り香りがない備え付けのお茶を入れる。昨夜,コンビニで買ったオニギリを2個食べる。
今日は次石山のある紫雲山山稜を縦走する予定である。登山に不要な荷物はホテルに預かって貰い,雨具,行動食,飲料水,ハーネス,カラビナ,スリング,ヘッドランプ,防寒具だけをリュックに入れて,5時40分に新鹿沼駅前に集合する。辺りはまだ真っ暗である。
すぐに5台のタクシーに分乗して,5時40分に新鹿沼駅前を出発する。新鹿沼駅から西北の方向に進む。そして,5時54分に下遠部の登山口(標高190m)に到着する。
■鉄塔巡視路から登山開始
タクシーから下車したところは,何の変哲もない道路端である。道路が北北西の方向に走っている。東側には道路とほぼ並行して電車の線路が見える。前方を見上げると,空中に送電線が走っている。資料によると,登山口は送電線の手前にあるはずである。送電線鉄塔の監視路を登るようである。意地悪なガイドは,登山口を勝手に探しなさいと,私達を突き放す。早速,地図読み実習が始まる。鉄塔道が登山道である。それほど苦労せずに登山道の入口を見つけることができた。
登山道入口を入ると,すぐに椎茸栽培用の木材が放置されている500坪ほどの草っぱらが広がっている。辺り一面に雑草が繁茂している。雑草を踏みしめながらストレッチをする。
昨日の山行と同じ班分けで,6時26分に登山を開始する。いきなり急傾斜の登り坂になる。裾が開いた尾根を登ると,程なく236号鉄塔(270m)を通過する(6時43分)。この辺りから勾配がややなだらかになり,視界も次第に開けてくる。7時00分に227鉄塔(360m)に到着する。ここで20分ほど休憩を取る。枯れ木の間から,尻っぺたのような形をした双耳峰が見えている。山の名前は分からない。
<「尻っぺた」のような山>
■次石山へ到着
7時20分に227鉄塔を出発する。少し下って,すぐに登り返して,390園峰(390m)を通過する。ここから,すぐに,急な下り坂になる。7時50分にコル(305m)を通過し,痩せて急坂の尾根道を150mほど登り返す。そして,8時33分に415m峰(390園峰)に到着する。その間,ショートロープを汲んだり外したりしてきた。ここで再び数分の休憩を取る。
<ショートロープで急坂を登る>
8時40分に415m峰を出発する。辺りは針葉樹林帯である。笹が一面に広がっている登山道を,少し下ってから数10m登り返して,9時19分に次石山山頂(472.9m)に到着する。山頂は杉林の中にある。辺り一面に,笹が繁茂している。傍らには石の祠が安置されている。
<次石山山頂>
私達は,ここから主脈を離れて東に延びる支脈沿いにキレットを越えて岩頭を登り,再び往路を引き返して次石山へ戻る予定である。
3人のガイドは,私達を残して,補助ロープ張りのために,キレットの方へ行ってしまう。私達は添乗員の「山姥さん」の指揮の元で,ガイドから合図があるまで,この山頂で待機している。
(つづく)
(山旅スクール挑戦コース)
2006年11月21日(火)~22日(水)
第2日目 11月22日(水)
■東武新鹿沼ホテルを出発
私達は新鹿沼駅前の東武新鹿沼ホテルに宿泊している。
私を含む何人かは,1人部屋を割り当てられている。1人で1部屋を占領するのは嬉しいが,反面,寝坊して他の人に迷惑が掛からないかと,一晩中,気になって仕方がない。そのためか,ほぼ1時間か2時間ごとに何回も目が覚めてしまう。
少々早いが4時30分に思い切って起床してしまう。 まずは,備え付けの湯沸器でお湯を沸かす。余り香りがない備え付けのお茶を入れる。昨夜,コンビニで買ったオニギリを2個食べる。
今日は次石山のある紫雲山山稜を縦走する予定である。登山に不要な荷物はホテルに預かって貰い,雨具,行動食,飲料水,ハーネス,カラビナ,スリング,ヘッドランプ,防寒具だけをリュックに入れて,5時40分に新鹿沼駅前に集合する。辺りはまだ真っ暗である。
すぐに5台のタクシーに分乗して,5時40分に新鹿沼駅前を出発する。新鹿沼駅から西北の方向に進む。そして,5時54分に下遠部の登山口(標高190m)に到着する。
■鉄塔巡視路から登山開始
タクシーから下車したところは,何の変哲もない道路端である。道路が北北西の方向に走っている。東側には道路とほぼ並行して電車の線路が見える。前方を見上げると,空中に送電線が走っている。資料によると,登山口は送電線の手前にあるはずである。送電線鉄塔の監視路を登るようである。意地悪なガイドは,登山口を勝手に探しなさいと,私達を突き放す。早速,地図読み実習が始まる。鉄塔道が登山道である。それほど苦労せずに登山道の入口を見つけることができた。
登山道入口を入ると,すぐに椎茸栽培用の木材が放置されている500坪ほどの草っぱらが広がっている。辺り一面に雑草が繁茂している。雑草を踏みしめながらストレッチをする。
昨日の山行と同じ班分けで,6時26分に登山を開始する。いきなり急傾斜の登り坂になる。裾が開いた尾根を登ると,程なく236号鉄塔(270m)を通過する(6時43分)。この辺りから勾配がややなだらかになり,視界も次第に開けてくる。7時00分に227鉄塔(360m)に到着する。ここで20分ほど休憩を取る。枯れ木の間から,尻っぺたのような形をした双耳峰が見えている。山の名前は分からない。
<「尻っぺた」のような山>
■次石山へ到着
7時20分に227鉄塔を出発する。少し下って,すぐに登り返して,390園峰(390m)を通過する。ここから,すぐに,急な下り坂になる。7時50分にコル(305m)を通過し,痩せて急坂の尾根道を150mほど登り返す。そして,8時33分に415m峰(390園峰)に到着する。その間,ショートロープを汲んだり外したりしてきた。ここで再び数分の休憩を取る。
<ショートロープで急坂を登る>
8時40分に415m峰を出発する。辺りは針葉樹林帯である。笹が一面に広がっている登山道を,少し下ってから数10m登り返して,9時19分に次石山山頂(472.9m)に到着する。山頂は杉林の中にある。辺り一面に,笹が繁茂している。傍らには石の祠が安置されている。
<次石山山頂>
私達は,ここから主脈を離れて東に延びる支脈沿いにキレットを越えて岩頭を登り,再び往路を引き返して次石山へ戻る予定である。
3人のガイドは,私達を残して,補助ロープ張りのために,キレットの方へ行ってしまう。私達は添乗員の「山姥さん」の指揮の元で,ガイドから合図があるまで,この山頂で待機している。
(つづく)