<名残のミツバツツジ;馬瀬付近にて>
ご常連と一緒に梅雨入りの稜線を楽しむ丹沢;塔ノ岳(今年30回目)
(登り下りともご常連に同行)
2012年6月10日(日) 曇霧一時小雨後晴
■関東地方も梅雨入りだ
昨日(6月9日),関東地方は梅雨入りした.昨日は梅雨入りに相応しく,朝から終日雨が降りしきっていた.
もともと,昨日は,久々にご常連が集まることになっていたが,さすがに天の邪鬼の私も,この雨の中を出掛ける気にはならない.そこで,常連会はドタキャンする積もりだった.ところが,運良く,ゲザンシュタインさんから,ご常連の集まりは,今日,6月10日に延期するというメールを頂戴する.良かった!
何時ものように,早朝3時頃起床する.早速,日課にしているブログ記事を纏めて投稿する.そして,これも何時ものように5時10分に出発する.
今日の天気予報は余り良くない.でも日中は曇りで,夕方から雨になるようだ.もっとも天気予報がどこまで正確かは,実際になってみないと分からないが,まあ,多少の雨は覚悟の上で出掛けることにする.
近くの湘南モノレールの駅に向かう.東の空には,暗雲のきらきらと輝く雲,それに青空が覗いている.何とも怪しげな空である.
駅に向かって,坂道を下る.坂道の土手のアジサイが,とても綺麗なので,電車に遅れそうになりながらも,ついつい写真を撮りながら道草をしてしまう.
<怪しげな空>
<見事なアジサイ>
■沢山の登山客に混じって大倉から歩き出す
渋沢発大倉行の1番バスに乗車する.今日は日曜日.もちろん沢山の登山客で沢山の立ち席が出る.でも,天気予報が芳しくないためか,臨時バスが出るほどの混雑ではない.
韋駄天のTさん,三角髭のTさん,編集長のY川さん,久々のゲザンシュタインさん,大三郎さん,ホッシーさん,Y内さん,マドンナさんなど,お馴染みのご常連の顔が見える.
バスは,7時頃,バス停大倉に到着する.
私は,韋駄天のTさん,三角髭のTさん,ゲザンシュタインさん,大三郎さんと一緒に,7時07分に大倉から歩き出す.私たちの前後に沢山の登山客が歩いている.
私は,何時もスロースターターである.歩き出しで頑張ると,すぐにヘタヘタと潰れてしまうので.歩き出しは極力ユックリ歩くように心掛けている.
毎度,ゲザンシュタインさんの歩き出しの速度に追い付くのに苦労しているが,今日はかなりのユックリペースである.私も助かる・・・・が,暫く歩いている内に,少し遅いなと感じ始めるが,急ぐ旅ではないので,ユックリペースのまま歩き続ける.
昨日の雨のためか,登山道はベタベタに濡れている.こうなると山ヒルが少しばかり気になる.
7時32分,観音茶屋を通過する.気温は22℃前後,それほど高温ではないが,湿度が高いので,少し蒸し暑く感じる.特段に急いで歩いているわけではないが,体中が汗ばんでくる.
7時47分,漸く雑事場ノ平を通過する.数名の登山客が,雑事場ノ平のベンチで休憩を取っている.私たちはそのまま通過する.すでに大倉から歩き出して40分も経過している.今日はかなり遅いペースになりそうである.
<観音茶屋付近にて>
■新緑の見晴階段
見晴階段に差し掛かる.私は先頭を行く三角髭のTさんのすぐ後に付けて,ユックリペースで登り続ける.8時05分,一本松を通過する.駒止茶屋手前の平坦な尾根を歩いていると,私たちより2本後(1本後かな?)のバスで来られたジャイアンさんが,もう私たちに追い付く.素晴らしい超韋駄天振りである.
<三角髭のTさんの後ろに付いて見晴階段を登る>
<ジャイアンさんが追い付く>
■夏雲が富士山を覆っている
駒止階段を登って,8時22分,駒止茶屋を通過する.大倉を歩き出してから,すでに1時間15分も経過している.前回,水曜日に登ったときよりも6分もビハインドである.遅いからといって,疲労感は前回と大して変わらないから不思議である.
堀山の尾根に差し掛かる.後ろを振り向きながら,少し遅れ気味のご一行の到着を待つ.
富士山は沸き上がる夏雲に覆われていて,全く姿を現さない.
<富士山は夏雲の中;堀山の尾根にて>
■堀山の家から萱場平へ
8時40分,堀山の家に到着する.小草平のベンチで,沢山の登山客が休憩を取っている.
そのまま,堀山の家を通過する.相変わらず三角髭のTさんのすぐ後ろについて登り続ける.途中で振り返ると,一緒に登っていたゲザンシュタインさん達の姿が見えない.暫く待っていたが一向に姿を見せないので,
「ボツボツと先に行っていましょう・・・その内に追い付くでしょう・・・」
ということで,私が先に立って,マイペースで登り続ける.私の後ろに居る三角髭のTさんは,私が遅いので,さぞかしイライラされているだろうなと思いながら・・・・
8時59分,萱場平に到着する.今回は三角髭のTさんの後ろ姿を入れた萱場平の写真を撮りたかったので,三角髭のTさんに先頭に立って貰う.
萱場平には夏草が繁茂し始めている.
<萱場平>
■霧の中の花立山
三角髭のTさんが先頭に立つと,歩行速度がやや速くなる.でも,後を付けても汗が噴き出るほどの速度ではないので,そのままフォローしながら登り続ける.
後7分坂に差し掛かる.周囲には霧が立ちこめ始める.どうやら雲の中に入り込んだようだ.
後7分坂を8分ほど掛けて,9時23分に漸く花立山荘に到着する.大倉を歩き出してから2時間16分も経過している.4日前に登ったときよりも,13分も余計に掛かっているが,疲労度は同じ程度である.
霧の中を花立山に向かう.足の速い三角髭のTさんの後を付けるのは,結構シンドイが,まあ,まあ,私の経済速度に近いので,そのまま後を付けて登る.ご一行の姿が全く現れないので,一緒に登るのを諦めて,三角髭のTさんと2人で,塔ノ岳山頂まで行ってしまうことにする.
何となく速度が速まって,花立山荘から花立山まで8分で登る.
<霧が立ちこめる花立山>
■霧の中のミツバツツジ
馬の背付近のトウゴクミツバツツジが,霧の中で咲いている.そろそろツツジも見納めかなと思いながら,写真を撮る.写真を撮っていると,どうしても,三角髭のTさんから遅れ勝ちになる.
9時36分,漸く金冷シを通過する.
最初の長い階段を登っていると,霧の中から下ってくるH女史とすれ違う.Hさんも塔ノ岳のご常連.このところ,いろいろあって,暫く塔ノ岳に来られていなかったとか・・・何れにしても元気なお姿を見て一安心.
<トウゴクミツバツツジ;ゲザンシュタインさん提供>
<霧の中のツーショット>
■塔ノ岳山頂
9時55分,塔ノ岳山頂に到着する.手許の温度計で気温17℃.大倉からの所要時間は2時間48分.4日前より13分も余計に時間が掛かっているけれども,疲労度に変わりはない.
山頂には,随分,大きな団体が屯している.近付いて見ると高校生か大学生ぐらいの若者の集団である.
山頂は雲の中なので,周囲の視界は全くない.
<若者で賑わう塔ノ岳山頂>
■尊仏山荘
山頂での儀式を済ませてから,尊仏山荘に入る.先客はご常連のY内山とU村さん.U村さんは蓑毛から表尾根を廻ってきたとのこと.それにしては,随分と早いご到着である.
小屋番はオーナーのHさん,W田さんほか.ネコ不在.300円也のお茶を所望する.
「ネコ,生きていますか・・・」
とW田さんに伺う.
「大丈夫元気ですよ・・・多分,あちらの小屋の中に居ると思います・・・」
とのこと.一安心.
「この間,(ミャ~が)新大日まで行っていましたよ・・」
「えェ~ッ!・・・そうですか.まだ,まだ,元気ですね・・」
私は自分のことのように嬉しい.
10時10分頃,ゲザンシュタインさん達が山荘に入ってくる.途端に山荘内が賑やかになる.お話しを伺うと,堀山の家と花立山荘で休憩を取っておられたとのこと.
雑談を楽しんでいると,ご常連最高齢のお一人であるK村さんが到着する.ほぼ同時にヤング韋駄天のM本さんもご到着.すばらしい方々ばかりである.
<ご常連で盛り上がる尊仏山荘>
■山頂で集合写真
10時30分頃,そろそろ下山支度を始める.何時の間にか,山頂は沢山の登山客で一杯である.風もなく暑くも寒くもない実に心地の良い気温である.
山頂のポールの前で,ゲザンシュタインさんのカメラを使って,集合写真を撮る.何れ,ゲザンシュタインさんから,この写真を頂戴できると思うので,ここに掲載スペースを空けておく.
<山頂の集合写真:ゲザンシュタインさん提供>
■素晴らしい笑顔
10時40分,下山開始.
金冷シに向かう階段を下っていると,私たちと同じ1番バスに乗っておられたS藤さんとすれ違う.S藤さんはご常連の最長老のお一人である.S富士山の笑顔が素晴らしかったので,写真を撮らせて貰う.この出で立ち,この笑顔,最高である.
私は写真を撮らせて頂きながら,心の中で.
「これって・・・良いなあ~・・・」
と感心すること頻りである.とにかく格好いい.
居合わせたご常連と一緒の写真も撮らせて頂く.
途中,暫くの間,霧雨か降る.
<素晴らしい笑顔・素敵な出で立ち>
<笑顔のご常連;これって,いいな・・・>
■堀山の家でコーヒーブレーク
今日は日曜日,次から次へと登山者が登ってくる.この方々とすれ違いながら下り続ける.
さすがにゲザンシュタインさん.今日は自重しているとは言われているものの随分と速い.後7分坂辺りから,先頭を行く方々と,瞬く間に間が空いてしまう.たちまちの内に,先頭の方々の後ろ姿が見えなくなる.
11時38分,堀山の家に到着する.300円也のコーヒーを所望する.
休憩を取りながら、四方山話.その内に,
「今度,運転免許更新になったら,そろそろ免許証を返上しようかと思っています・・」
と私が発言.すると堀山山荘のご主人が,
「折角の免許証,返上することないですよ・・・私なんか四駆で三途の川を渡ろうかと思っている」
実に上手いことを言う.こういうエスプリの利いた会話は実に楽しい.
12時丁度に,堀山の家を出発する.
堀山の家の玄関前で,ご主人も一緒に集合写真を撮る.この写真も,何れ堀山の家のHPに掲載されるに違いない.楽しみである.
<堀山の家で団欒>
<堀山の家のコーヒー>
■観音茶屋で氷水
堀山の家から,登り返しの坂道を登って,12時08分に堀山を通過する.下りモードに入ってからの登り坂は,どうも辛い.大した登りでもないのに・・・
12時17分,駒止茶屋を通過する.駒止階段を下っている内に,鈍足の私は,またもや置いてきぼりになりそうになる.
12時50分頃,観音茶屋に到着する.ここでもドロップイン.今日は山小屋を各駅停車しながら下っているような感じである.ここでは,300円也の氷水を所望する.これが実に旨いんだが,喉の奥の方が冷たくて往生する.
しばし雑談.
<観音茶屋にて;山小屋のハシゴ>
<観音茶屋の氷水>
■楽しい1日だった
13時14分頃,観音茶屋を出発する.足許が濡れていて滑りやすいが,少々早足で歩き続けて,13時28分に大倉に到着する.下り所要時間は休憩時間込みで,登りと全く同じの2時間48分である.
山麓の天気は晴.振り返ると山頂付近には雨雲が巻き付いている.
大倉13時40分発のバスに乗車する.何時もの休日に比較すれば,今日のバスはやや空いている.
渋沢,小田原の電車の接続も,まあ,まあ.
小田原から大船までの湘南電車の中で,携帯メールをチェックする.
山旅スクール5期同期のノシイカさんからメールが届いている.
「・・・今日,塔ノ岳に登り始めたけれども,寝不足のためか体調が良くないので,途中で下山します・・・」
とのこと.韋駄天のTさんにノシイカさんを紹介しようと思っていたのに残念.
15時過ぎに帰宅する.
ご常連さんのおかげで,楽しい一日を過ごすことができた.
<ラップタイム>
7:07 大倉歩き出し
7:32 観音茶屋
7:49 見晴茶屋
8:22 駒止茶屋
8:40 堀山の家
9:23 花立山荘
9:36 金冷シ
9:55 塔ノ岳山頂着(20.0℃)
10:40 〃 発
10:54 金冷シ
11:05 花立山荘
11:38 堀山の家(12:00までコーヒーブレーク)
12:17 駒止茶屋
12:37 見晴茶屋
12:50 観音茶屋(13:14まで氷水ブレーク)
13:28 大倉 着
[山行記録]
■水平距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1269m
■登攀所要時間(雑談時間を含む)
大倉 発 7:07
塔ノ岳 着 9:55
(所要時間) 2時間48分(2.80h)
水平歩行速度 7.0km/2.80h=2.51km/h
登攀速度 1269m/2.80h=452.9m/h
■下降所要時間(休憩時間を含む)
塔ノ岳 発 10:40
大倉 着 13:28
(所要時間) 2時間48分(2.80h)
水平歩行速度 7.0km/2.80h=2.51km/h
下降速度 1269m/2.80h=452.9m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の旋回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4554554084b1a6b6274700255bdd824e
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7e26e17e7fa2fe23acdd296d0c24ad65
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