中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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寸又三山:沢口山・朝日岳登頂記(4)

2007年05月16日 15時59分04秒 | 南アルプス・西日本
            寸又三山:沢口山・朝日岳登頂記(4)
           (山旅スクール山岳会スタンダードコース)
            2007年5月13日(日)~14日(月)

第1日目:2007年5月13日(日)
 晴 (つづき)

<沢口山山頂を目指して>

■沢口山山頂から猿並平へ

 沢口山で休憩を取った後,15時16分に下山を開始する。
 往路を下って,16時26分に再びヌタ場(1320m)を通過する。そして,15時36分,富士見平(1275m)に到着する。
 ここまでは往路をそのまま戻ったが,富士見平からは猿並平ルートを辿って下山する。往路から分岐して,沢口山山頂から見て右側の尾根を下り始める。幅広い尾根道が続く。木馬の段ルートよりもなだらかな下り坂が続く。新芽が鮮やかな雑木林の中,登山道が続く。その登山道をひたすら下り続ける。何とも伸びやかで美しい下り坂である。

■鉄塔道を下る
 16時12分に展望所(890m)を通過する。展望所からは春霞の向こうに,伸びやかに尾根が広がる山が見えている。残念ながら,地図を出して山座同定をしている時間がないので,正確なことは分からないが,多分,大無間山だろう。いかにも南アルプスらしい静かな山並みに言いしれぬ魅力を感じる。
 16時20分,標高820メートル地点で12分ほど休憩を取る。その後,やや痩せた尾根道を下り続ける。そして,16時44分に送電線鉄塔の下(730m)を通過する。道なりに進むと,標高700メートルの峰の手前で,登山道は尾根筋から外れて,右岸の斜面に沿うジグザグな下り道になる。送電鉄塔からの下り坂は,鉄塔の保安道路のためか,これまでの登山道に比較すると,保守状況が良いように思える。それでも,ときどきザレたトラバース道が現れる。

           <展望所からの眺望>

■翆紅苑へチェックイン
 17時08分に,急坂を下ると飛び出すような感じで幅の広い林道に飛び出る。ここからは未舗装ながら歩きやすい水平道を辿って,寸又温泉郷へ向かう。そして,17時14分に寸又峡駐車場に到着する。17時15分,本日の宿泊所,翆紅苑にチェックインする。
 翆紅苑は立派なホテルである。今日のチームメンバーの中では,アルカリ性はflower-hill 1人だけなので,ツインベッドの部屋を独り占めする。
 部屋に入る。まだ夕食まで時間がある。外を散策してみようと思う。序でに,もし時間が許すならば,有名な吊り橋を渡ってみたい。フロントに行って,付近の地図を貰う。所が,吊り橋を一回りして来るには,およそ1時間30分ほど掛かるようである。今からでは,到底,夕食までに帰って来るのは無理である。

            <翆紅苑入口>

             <翆紅苑の玄関>

■温泉と美味しい夕食
 宿の周りを少し散歩しただけで,旅館に戻り,直ぐに風呂に入る。泉質はアルカリ性のようである。湯船に浸かると,肌がヌルヌルとしてくる。露天風呂に出てみる。外に出ると幾分寒い。露天風呂の温度は少々低い。多分,40℃程度であろう。それでもしばらく温泉に浸かっていると体の中から暖まってくる。
 夕食の15分前,18時45分頃,食堂へ向かおうとする・・・が,食堂らしい場所が旅館内に数カ所ある。その何処で食事をするかをスタッフから聞き忘れていた。すぐに宿の従業員に聞いて,所定の食堂へ向かう。スタッフから,
 「flower-hillさんに何回も電話したんですが,部屋に居られなかったようで・・・良く食事の場所が分かりましたね・・・」
と聞かれる。

            <翆紅苑の夕食>

 食事の量は,バカのように多いこともなく適量で,しかも美味しい。美味しい料理を賞味しながら,
 「こんな贅沢をしていたら,山小屋へ泊まれなくなるな・・・」
と真剣に思い始める。
 20時30分頃,就寝。

            <食堂の素晴らしい装飾>
                                       (つづく)


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