鎌倉;定番の
鎌倉アルプス一周
(十王岩グループ)
2007年7月20日(金)
■「仙人」を呼び出す
今日は,今年の梅雨時にしては,珍しく朝からまあまあの天気である。雲は相変わらず多いものの,わが家にも,久々に日が射し込んでくる。この明るい空を見て,私は今日も天園辺りを一回りしようと思い立つ。そこで,十王岩グループの仙人に,メールで何処か歩かないかとお誘いする。
私は,鎌倉駅前で一寸した用事があるので,まずはバスで鎌倉駅に出る。仙人から,
「今日はゴミ当番・・・まだゴミ収集車が来ないので出掛けられない・・」
というメールが来る。それでは,取りあえず鎌倉宮,獅子舞を経由して,峠の茶屋へ向かうので,もし間に合ったら是非お出で下さいという返信メールを出してから,10時30分に鎌倉駅を歩き出す。
<若宮大路の24代目正宗の店> <源平池の蓮の花>
■鎌倉宮で仙人と落ち合う
小町通の裏通りから若宮大路に出て,10時47分に鶴岡八幡宮に到着する。今日の鎌倉は,どういう訳か,観光客が少し少ないような気がする。境内を通過しているときに,仙人から「鎌倉宮で待っている」というメールが入る。私は歩行速度を速めて,11時丁度に鎌倉宮に到着する。
仙人にお目に掛かるのは,数週間ぶりである。その間に,仙人は少しばかり太ったように見えるが,相変わらず元気な様子である。
■定番の鎌倉アルプス
「・・・何処へ行きましょうか・・・」
私達は散歩さえできれば,歩くところは何処でも良いのだが,久々に定番の天園ハイキングコース,つまり鎌倉アルプスを歩いてみることにする。
11時05分に大塔の宮を出発する。そして,11時15分に瑞泉寺登山口に到着する。すぐに始まる急坂を登り始める。雨が降り続いていたので,路面はかなり滑りやすい。夫婦連れの2人が上から降りてくる。私達の目の前でご主人の方が滑って転倒する。
その後は,全く誰にも会わないまま,11時52分に峠の茶屋手前に展望台に到着する。展望台から鎌倉市内は良く見えるが,伊豆や箱根は雲に覆われていて全く見えない。
<展望台の仙人> <展望台からの眺望>
■峠の茶屋で昼食
11時55分に峠の茶屋に到着する。ご常連が1人,何時もの場所に座って,1人でビールを飲んでいる。私は,店のオーナーに,
「仙人を誘って来ましたよ・・・」
と挨拶する。
峠の茶屋は尾根にあるので,涼しい微風が絶えず吹き抜けている。久々に仙人と雑談しながら昼食を摂る。
■大きな岩に刻まれた謎の漢字
12時55分,峠の茶屋を出発する。入れ替わりにご常連のEさんがお店に入ってくる。
お店を出た私達は,通常のハイキングコースを通って,大平山へ向かう。いつもなら,山頂手前の広場には,沢山のハイカーが屯しているが,今日は3人の家族1組が居るだけで閑散としている。
12時43分に大平山山頂に到着する。湿気が強いためか,晴天なのに靄が立ち込めていて,海と空の区別が付かないが,それでも三浦三山や二子山の山並みは良く見えている。すぐに山を下る。山頂直下の急坂は泥でとても滑りやすくなっている。
ノンビリと鎌倉アルプスを歩き続ける。やがて百八ヤグラ手前の大きな岩に到着する。登山道はこの岩を回り込んでいるが,最近,この岩の上の方に「電」とも「亀」とも読める漢字が丁寧に彫り込まれているのを発見した。私は,仙人に,この字に気が付いていたか尋ねてみる。彼も今まで何十回,何百回とここを通っているが,今まで気が付かなかったという。
この大きな岩の位置は,丁度,百八ヤグラの第1層と同じ高さにあるように思える。『こども鎌倉風土記』など,たまたま私が持っている書籍には,この文字に関する記述は見当たらない。素人の私の推察では,どうも昔のヤグラが登山道整備のために崩されてしまったため,その残骸が見えているのではないかと思われる。どなたかこの文字の経緯をご存じの方が居られたら是非教えて頂きたいと思っている。
<岩に刻まれた不思議な文字>
■勝上嶽展望台
13時20分,建長寺裏山勝上嶽展望台に到着する。丹沢,富士山,箱根の山々は雲の中で見えないが,藤沢や大船の町並みが良く見える。ここから鎌倉を見下ろすと,鎌倉が山だらけなことが良く分かる。
平素から見慣れた展望だが遠くにある建物や山が,何処かを確かめるのは結構難しい。あの白い大きな建物はどこだ・・・flower-hillの家はどの辺りだ・・などと辿っている内に,瞬く間に時間が過ぎる。
■建長寺に下山
13時32分に展望台を出発する。久々に建長寺に下山することに決める。まずは急な石段を下って半僧坊に出る。普通の登山道とは違って,ステップの細かい階段を降りるのに,多少の違和感を感じる。
半僧坊まで下ると沢山の観光客に出会うようになる。沢山の烏天狗が並んでいる山の斜面は,雑草の手入れ直後らしく,綺麗に片付いている。建長寺の境内に入る。随分と見違えるように綺麗になっている。砂利が敷き詰められていた所が綺麗に舗装されている。最近改装された社殿も真新しい。私見だが,これでは鎌倉の世界遺産登録も危ないのではないかと危惧している。
<建長寺半僧坊下の烏天狗>
■再び鶴岡八幡宮へ
13時56分に,建長寺を後にする。出口で鎌倉市の老人手帳を提示して,外に出る。久々の仙人の顔を見た係員が,
「あら,暫くでしたね・・・お元気でしたか・・・」
と声を掛けてくる。
巨福呂坂切通を通って鶴ヶ岡八幡に向かう。途中,沢山の外国人観光客とすれ違う。特に最近,外国人の方々が増えたような気がしている。
14時07分に鶴岡八幡宮に戻る。今日は修学旅行の子供達が少ないようである。それもあってか,何時もに比較して境内が閑散としているような気がする。
■小町通「モア」
鶴ヶ岡八幡から裏道を通って,14時24分に,小町通のレストラン「モア」に立ち寄る。
店に入ると,顔なじみの店員が,
「あら・・・いらっしゃい」
と愛想良く迎え入れてくれる。実は,つい2~3日前に,トドさん達とこの店を訪れたばかりである。
期せずして,仙人も私も紅茶をオーダーする。もともと2人とも大のコーヒー党である。特に私はつい1年ほど前までは,毎日10杯以上のコーヒーを飲んでいた。仙人も私ほどではないにしても,常日頃,コーヒーばかり飲んでいた。そんなこともあって,2人とも,健康診断で「胃が荒れている」という指摘を受けていた。
前回のブログでも書いたが,1年間“コーヒー断ち”をしたら,今年の健康診断では胃炎は治っていた。そこで,私は,仙人に,
「多分,仙人さんも,今度,胃の検査を受けたら,胃の荒れは治っていますよ・・・」
と勇気づける。
■またまた「水戸黄門」
14時41分に「モア」を出る。急げば鎌倉市役所前14時46分発鎌倉中央公園行のバスに間に合いそうである。私は駆け足で鎌倉裏駅を通り抜けて鎌倉市役所前まで走り続けて,バスに飛び乗る。
15時08分に帰宅。そして,定番の超マンネリテレビ『水戸黄門』を見る。
明日は,某学会で研究報告をしなければならない。最終の準備をしなければ・・・と思うが眠くて仕方がない。
「まあ,,,,準備は後でもいいか・・・」
と悪い癖が出て,昼寝をしてしまう。
こうして,また今日も平々凡々の「サンデー毎日」が終わろうとしている。
[ラップタイム]
10:30 鎌倉駅歩き出し
↓
10:47 鶴岡八幡宮
↓
11:00 鎌倉宮
↓
11:15 瑞泉寺登山口
↓
11:55 峠の茶屋着(昼食)
12:29 〃 発
↓
12:43 太平山山頂
↓
13:23 十王岩
↓
13:34 勝上嶽展望台着
13:37 〃 発
↓
13:47 建長寺
↓
14:07 鶴ヶ岡八幡宮
↓
14:24 鎌倉駅表口着
※「モア」にて懇談
(おわり)
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