中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

鎌倉七福神をめぐるさわやかハイキング大会(1)

2007年05月20日 18時28分35秒 | 鎌倉あれこれ

         鎌倉七福神をめぐるさわやかハイキング大会(1)
                  (湘南モノレール)
            2007年5月19日(土) 


■天気が思わしくない

 今日は湘南モノレール主催の鎌倉七福神ハイキングの日である。
 朝からどんよりとした雨雲が掛かっている。天気予報では,「午前中と午後にかなりの雨が降る」ということである。
 Flower-hillは,この催しがあることを,10数名の知人にメールで報せていたので,誰か参加者が居たら一緒に歩いても良いかなと思っていた。ただ,昨日一昨日の2日間,廻り目平で下手くそな岩練をしていたので,上半身が何となく強張っている。天気も悪そうだし,参加しようか止めようか迷っている。
 その内に,わが家の前を沢山の家族連れが三々五々と鎌倉中央公園の方に歩いているのに気が付く。その姿を見て,取りあえずは集合場所の湘南モノレール「湘南町屋」駅まで行ってみようと思い立つ。
 ナップザックに雨具と500ミリリットルの水だけを入れて,湘南町屋駅まで,ダラダラと坂道を下る。その間にも沢山の参加者とすれ違う。

■湘南町屋から歩き出し
 8時55分頃,湘南町屋駅に到着する。駅前広場には,沢山の参加者が集まっている。人混みの中に,山旅スクールの同級生,トドさんの姿がある。お友達と一緒である。成り行きで,私も俄に参加を決意し,参加登録をする。そうこうしている内に,「ARENAオフミ山歩き会」の幹事長Nさんも顔を出す。
 私を含めて,総勢4名で,9時14分に湘南町屋駅を出発する。坂道を上り詰めたところで,左折して山崎の谷間へ降りる。この谷間を登り詰めて鎌倉中央公園に到着する。天候が思わしくないためか,園内は何時もの土曜日よりも人気が少ないが,ハイキング参加者だけが列になって通過していく。

           <鎌倉中央公園>

 中央公園を抜けて,山ノ内浄水場に向かう。本来ならば葛原ヶ岡ハイキングコースを下るのが普通だが,今まで歩いたことのない道を歩いてみたいというトドさんのご希望で,台峰緑地を通り抜けて北鎌倉駅方面に向かう。路傍には美しい花が咲き乱れている。

              <路傍の花>


■浄智寺から本覚寺へ
 坂道を下って鎌倉街道に出る。T字路近くにあるコンビニに立ち寄る。昼食のオニギリを2個購入する。顔なじみのコンビニ店長がTシャツ姿で棚の整理をしている。私が,
 「こんにちは・・・」
と声を掛ける。
 「おやFlower-hillさん,今日はどちらへ行かれるんですか・・・お元気そうで羨ましいですね・・」
 私は湘南モノレール主催のハイキングに参加していることを店長に説明する。そして,次回は是非,一緒に歩きましょうとお誘いする。
 北鎌倉駅前は沢山のハイカーで大混雑である。円覚寺側の線路端道を通り抜けて,踏切まで進む。とちゅうでネコの「プリンちゃん」「ゴハンちゃん」に会えることを楽しみにしていたが,今日も会えないのが残念である。
 浄智寺(布袋尊)の入口にある第1関門で,通行証のハンコを押して貰う。その後,葛原ヶ岡ハイキングコースを少し登って,左折する。急な岩混じりの坂を下って,海蔵寺入口に降りる。そして,化粧坂入口を通過した後,護国寺付近で少々道草をする。その後,小町通の裏道を通り抜けて,鎌倉駅に出る。
 
風変わりな道を歩いたので,鶴岡八幡宮白旗神社(弁財天),宝戒寺(毘沙門天),妙隆寺(寿老人)を,いつの間にかパスしてしまった。もう,最早七福神めぐりとは言えなくなったが,「まあ・・いいか」で,そのまま鎌倉駅方面に向かう。
 
11時15分頃,第2関門の本覚寺(夷尊神)に到着する。お寺の入口でモノレールの係員から,通行証にハンコを押して貰う。係員に,
 「私達,大分,遅いですか・・?」
と伺ってみる。
 「いえ・・・そんなに遅くないですよ。今日の参加者は380名ばかりいらっしゃいますが,今,250番目ぐらいです。」
 「ところで,完歩したら頂ける賞品は何ですか・・?」
と聞いてみる。
 「小さな懐中電灯や飲み物です・・・」
 賞品が懐中電灯だと分かると,俄然,やる気が出てくる。

■景品に釣られて急ぎ足
 本覚寺の境内で,軽く昼食を摂ることにする。日陰のベンチに座って,コンビにて買ったオニギリを食べる。トドさんとそのお友達から,いろいろと差し入れがある。直ぐ隣でも,このハイキングに参加している集団が昼食を摂っている。
 昼食を終えて,11時30分,本覚寺を出発する。完歩の景品が欲しくなったので,あまり道草もせずに,藤沢鎌倉道路沿いに六地蔵,笹目,海岸通りと歩き続ける。
 実は,この大通りは,しばしばバスに乗って通過するが,普段,殆ど歩いたことがない。今日,実際に歩いてみると,これまで気が付かなかったお店や,文化財が沢山あるのに気が付く。その一つに「寸松堂」の建物がある。威風堂々の素晴らしいお店である。


            <文化財:寸松堂>

 いつの間にか,天候が回復して,日が射してくる。そして,少し蒸し暑くなってくる。
 長谷観音に近付くと沢山の観光客で賑わってくる。私達は景品に釣られて,かなり速い速度で歩き続けたので,だんだんと時間の余裕が出てくる。
 長谷観音にある第3関門でハンコを押して貰う。

            <長谷観音前>

 長谷観音の駐車場を抜けて,御霊神社へ向かう路地に入る。左側の民家の庭には,沢山の花が咲いている。何時もこの家の前を通る度に,見事な花に感銘を受けている。特に眼に付くのが,今が盛りで咲き誇る時計草である。時間に余裕ができたので,暫くの間,この庭の美しい花を見せて頂く。

              <時計草>

                <花の乱舞>

 その後,御霊神社を参拝する。御霊神社は何時ものように,深い緑に覆われて静寂な雰囲気を保っている。御霊神社を出て,江ノ電の踏切を渡る。そして極楽寺坂の登り口に出る。その角の「力餅」のお店で,同行の皆さんが「力餅」を購入したいという。このお店で暫く休憩を取る。

             <御霊神社>

            <力餅を購入>

            <力餅屋の店頭>

■極楽寺に到着
 力餅のお店を出てから,一旦,極楽寺坂を上る。成就院の脇を通って,下り坂になる。そして,12時25分にハイキング終点の江ノ電「極楽寺」駅に到着する。
 道草をしたにもかかわらず,13時30分のタイムリミットよりも,かなり早く完歩することができた。
 係員が愛想良く私達を迎える。
 私達は,係員から,念願の懐中電灯,飲み物,江ノ電の文房具などを頂戴する。景品は子供のように嬉しい。

           <完歩の景品>

 湘南モノレールのハイキングは,案外早く終わってしまった。このまま帰るのでは,少々歩き足らない。そこで,気の向くまま,足の向くまま,もう少し散歩を続けることにする。
                   (つづく)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。