<東京スカイツリーを眺めながら成田空港へ>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第1日目(1);東京(成田)国際空港集合
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/065139cfd7d0516e779acf26cad93b7c
第1日目;2016年9月6日(火) 晴
<出発日の朝>
■いよいよ出発日の朝だ!
早朝,いつも通りに3時30分に起床する.
朝から湿度が高くて蒸し暑い.
いよいよ今日からペルー・ブランカ山脈トレッキングの旅が始まる.山仲間と一緒にペルー・ブランカ山脈のピスコ山(標高5,750メートル)に登頂したのは,ついこの間のことのように思えるが,あれから,もう,8年前もの歳月が経過している.
8年前にペルーを訪れたときには,途中から,
*ピスコ山登頂組
*ブランカ山脈トレッキング組
+観光組
の3グループに分かれて,足掛け3週間の旅を楽しんだ.
あのとき,私はピスコ山登頂組に参加した.そして,軟弱者の私は,四苦八苦,まるで死ぬかと思うほどシンドイ思いをして,ピスコ山に登った.
下山後,トレッキング組から,ブランカ山群のトレッキングが素晴らしかったことを聞いた.それ以来,私は何時の日か機会があったら是非ブランカ山脈のトレッキングをしたいなと思い続けてきた.その重いが8年も経過した今日からいよいよ実現する.
”ブランカ山群のトレッキングって,どんなところを歩くんだろうか…”
私は,ブランカ山群にとても大きな期待を持ちながら,出発日の今日を迎えた.
■まずはPCで朝の儀式
まずは朝の儀式として,PCの電源をONにする.
昨夜から今朝に掛けて,数十通の着信メールがある.この内,約4割が全部英語の怪しいメールである.勿論,怪しげなメールは開かないまま迷惑メールに登録してから消去してしまう.この作業が,この所,毎日の日課業務になっていて煩わしい.そろそろアドレスを変えた方が良いなと思いながら毎日を過ごしている.
沢山のメールの中で,私が客員研究員を拝命している某大学のHZ先生から,私を某学会会員に登録したので事後承諾しなさいという内容のメールがある.もう何年も学会から遠ざかっていた私は,また学会課員になるのは少々荷が重いなと思うが,まあ,これも成り行きである.具体的なことは,トレッキングが終えてから考えることにして,承諾した旨をHZ先生に返信する.
■犬に吠えられながら…
PCの電源をOffにしてから,4時40分に自宅を出発する.
トレッキングに携行する荷物は,昨夜の内にスタッフバッグとリュックに分けてパッキングが終わっているので,リュックを背負い,キャスター付きのスタッフバッグを引っ張りながら,まだ暗い住宅街を歩いて,最寄りのモノレール駅へ向かう.
静まり返った住宅地に,私のバッグのキャスターの音がゴロゴロと鳴り響く.どこかの飼いイヌが,
”ウ,ウ,ウ…ワン,ワン…”
と吠えたてる.
”このバカ犬め…!”
私は犬が苦手,怖い.
■美しい朝焼け
湘南モノレールの駅近くにあるコンビニに立ち寄る.
トレッキング中の退屈しのぎように,センベイ,飴などの嗜好品若干と,小さなプラスティックボトルに入った醤油を購入する.そして,これらの品々をスタッフバッグの中に仕舞い込む.
某駅から湘南モノレールに乗車する.何時の間にか夜が明けている.多少雲が多いが,車窓から,朝焼けの富士山の山裾や藤沢方面の市街地が良く見えている.
<朝焼けの富士山と渋沢の市街地を望む>
■暫くは和食ともお別れだ
5時29分,大船駅に到着する.
駅近くのファストフード店「すき家」で朝定食を所望する.これで,暫くの間は和食ともお別れである.特に美味しいライスには旅行期間中まずお目に掛かることはないだろうと思いながら,おいしく頂く.
<「すきや」の朝定食>
<東京(成田)国際空港>
■大船から成田エキスプレスに乗車
大船6時04分発成田エキスプレス3号に乗車する.全車両指定席.私の席は9号車6A.窓際の席である.乗車券と特急券合計4,420円.エアポート成田なら2,270円で済むのに…
”サンデー毎日の身にしては随分贅沢だな…”
と自戒しながら,車窓の風景を楽しむことにする.
大船駅を発車するときに,9号車の乗客は私を含めて2人だけ.
大船駅を発車後,戸塚,武蔵小杉,橫浜,品川と沢山の駅に停車して,7時00分に東京駅を発車する.品川駅から乗車する乗客が多くなり,東京駅を発車するときには,ほぼ満席に近い状態になる.
<大船駅に停車中の成田エキスプレス> <乗車券兼特急券>
■東京スカイツリーと千葉の田園風景
今年1月に香港の旅をして以来の久々の海外旅行である.私は半分居眠りをしながらも車窓の風景を楽しむ.
7時05分頃,進行方向左手に,東京スカイツリーが見え隠れし始める.
”そういえば,オレはまだ東京スカイツリーに行っていないな…早く見学に行かないと,死んじゃうぞ…”
と思いながら,ビル群の間で見え隠れする東京スカイツリーの写真を撮る.
列車が千葉を通過すると,風景が一変してのどかな田園風景が広がるようになる.広々とした田畑と,うねうねと続く丘陵が,この辺りの風景の特徴である.
私はこの辺りの風景を眺めるのを何時も楽しみにしている.そして,毎度のことながら,この辺りの風景を見ていると,
”…トヨアシハラノ チイホアキノ ミズホノクニハ…”
のフレーズを何となく連想してしまう.
この呪文のようなフレーズに共感される方は,間違いなく焼け跡派以上の年配者である.同じ年配者でも70才台以下の方には,多分,チンプンカンプンだろう.
私はこの辺りの美しい田園風景に接する度に,
”何時か機会があったら丘陵の間をノンビリと散策したいな…”
と思う.
それにしても,この頃,休耕田がずいぶん増えているように見えるのが気掛かりである.
<東京スカイツリー> <千葉郊外の田園風景>
<初顔合わせと出国・搭乗手続き>
■成田空港に到着
列車は,7時52分,空港第2ビル駅に到着する.
今回のツアーの集合場所・時間は東京(成田)空港第2旅客ターミナルビル3階(出発ロビー)団体集合北団体カウンターNo.15~16,8時10分である.
空港内のお店などちょっと廻って見たいが,時間の余裕が殆どないので,真っ直ぐ集合場所へ向かうことにする.
重いスタッフバッグを引きずりながら,何回も上りエスカレーター乗り換えて,集合時間5分前に集合場所に到着する.
今回のツアーのツアーリーダーはアルパインツアー社のIBさんである.
IBさんは目ざとく私を見付けて,
「…こっちへ来て下さい…」
とボデーランゲージで私に指示する.
「…橫浜から来られるSSK夫妻がもうすぐ到着しますので,それまでここで待ってて下さい…」
団体カウンター前は,他社のツアーグループも集まっている.ざっと見廻したところ,ご多分に漏れず中高年の女性客が圧倒的に多いようである.
■初顔合わせ
8時20分頃,参加予定者6人全員が揃う.
参加者が到着すると,ツアーリーダーのIBさんが,すぐに搭乗券発券の手続きをしてくれる.そして全員が集まったところで,まずは参加者全員の一言挨拶を済ませる.
今回のツアー参加者は,つぎの6名(男4人,女2人)である.名簿記載順に,
SSKさん 男 神奈川県
SSKさん 女 〃
SKIさん 男 愛知県
FH(私こと) 〃 神奈川県
HDさん 女 福岡県
ENDさん 男 茨城県
の6名である.
初顔合わせの印象は次の通りである.このような機微に触れることを書くのは緊張するが,あくまでも私の個人的印象なので,もし失礼があったらご容赦願いたい.お気を悪くしないようにお願いする次第である.
SSKさんお二人は大変仲の良いご夫婦である.お二人の勤務先が橫浜と鎌倉なので,私と共通の話題が多そうである.SKIさんは老人会でご活躍の紳士で,登山やスキーがご趣味のようである.HDさんは小柄で明るい方,山のベテランのようにお見受けする.ENDさんは如何にも登山家という風貌の方で,山の経験も豊かなようである.
私が,今回のツアーリーダー,IBさんにご指導頂くのは,アメリカ,ノルウェー,オーストリアの山旅など,多分,4回目になるかと思う.
今回のツアーは,参加者6名プラスツアーリーダー,計,7名のこぢんまりとしたチームである.
こんなに人数の少ないツアーで,果たしてツアー会社にどれだけの利益があるかは分からないが,参加者の立場では人数が少ないに越したことはない.
■チェックイン・バゲージクレイム・出国手続き
ツアーリーダーから,今回のツアーのブリーフィングを拝聴する.
その後,セキュリティチェックを受けた後,搭乗カウンターで預入れ荷物の手続きをする.私の荷物の重さは14.5キログラム.軽量である.
その後,出国手続,セキュリティチェックを受けて,9時15分頃,72番搭乗ゲートに到着する.
まだ,搭乗開始まで大分時間があるが,特段,買いたいものもないし,店舗を見て回る気力もない.搭乗口前にベンチに座って,ひたすら搭乗開始を待つことにする.
(つづく)
つづきの記事
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/54e189fc1a2d7eb10c679d12b62dcc24
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
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