丹沢:檜洞丸周回登山
(湘南カラビナ隊)
2007年6月1日(金) 曇時々晴
<はじめに>
私達,湘南カラビナ隊は,満開のシロヤシオとトウゴクミツバツツジを見るために,檜洞丸を訪問した。往路は西丹沢自然公園から,ツツジ新道を経由して登った。下りは石棚山稜を経由して,箒沢公園橋へ戻った。
季節柄,曇りがちの天気だったが,多少濃い霧の中を歩くところもあったが,幸いなことに雨には会わなかった。
檜洞丸山頂付近のシロヤシオとトウゴクミツバツツジは満開の見頃であった。
<登山概況>
■登山地図
<檜洞丸周回ルート>
■プロフィールマップ
<檜洞丸のプロフィールマップ>
■参加者
フクロウ(GL) 男
バーダー(SG) 〃
マダムビアンコ 女
殿下 男
仙人 〃
マオリ酋長 〃
晴大明神 〃
スケルトン 女
山欠菌病原体 アルカリ
<ツツジ新道を登る>
■西丹沢自然教室を出発
私達は,JR御殿場線谷峨駅8時26分着の列車で合流する。駅前からバスに乗って,9時35分に西丹沢自然教室に到着する。バスは登山客で満席であった。
私達は,簡単なストレッチをした後,9時42分に西丹沢自然教室(標高545m)を出発する。綿知多地に前後して,何人かの登山客が歩いている。広い道路を北上して,9時49分にツツジ新道登山口に到着する。登山道に入ると,すぐに急な斜面のトラバース道を通過する。その後は右岸沢沿いの道を上り下りして,10時27分にゴーラ沢出合に到着する。ここで,数名の登山客が休憩を取っている。
<ゴーラ沢へ向かう>
もし,昨日の雨で増水していたら困るなと思っていたが,今,見る限り,何時もと同じ水量のようである。ここで私達も暫く休憩を取り,10時35分,ゴーラ沢出合を出発する。
■展望園地
ツツジ新道は,結構な急坂が続く。私達は,マオリ酋長を先頭にして,随分ユックリとしたペースで登り続ける。手持ちのSUNNTOの高度計で登攀速度を計測すると,終始,300~350メートル/時程度である。平素,flower-hillがバカ尾根を登る速度の約60パーセント程度の安定した速度である。ユックリとしたペースで登攀しているが疲労度に大きな差を感じないのはどうした訳だろう。
11時26分に展望園地(1,070m)に到着する。天気予報は晴だったが,実際は曇りである。富士山は見えないが,近場の山々は良く見える。すぐ前に,数ヶ月前に登った権現山,そして尾根伝いに畦ヶ丸山が見える。昨年秋に湘南カラビナ隊で権現山から畦ヶ丸山まで縦走したことを思い出す。
<展望園地からの眺望>
※権現山が良く見える。
■シロヤシオとミツバツツジが満開
11時34分に展望園地を出発する。その後,新緑の中の急坂を登り続ける。途中で,数名の登山者とすれ違う。そして,12時27分に,標高1,305メートル地点で,5分ほど休憩を取る。そして,さらに登り続けて,12時50分に石棚山稜からの登山道と合流する(1,510m)。
この辺りから,登山道周辺のシロヤシオが綺麗な白い花を咲かせているのが見えるようになる。薄紫色のトウゴクミツバツツジの花も美しい。私達は時々立ち止まって,美しい花をデジカメに収める。
頂上から下山してきた登山客が,
「ここから先,もっと素晴らしいですよ・・・ここからが勝負ですよ」
と言う。暗に,山頂付近のシロヤシオは素晴らしいが,まだまだ厳しい山登りが続くと言っている。
<清楚なシロヤシオ>
<トウゴクミツバツツジ>
■檜洞丸の山頂
石棚山稜との合流点付近から上は,登山道の傾斜もなだらかになるが,殆どが木道の連続になる。なるほど沢山のシロヤシオが群生している。正に今が見頃である。沢山の登山客が写真を撮っている。私達も,少々時間を取って花の写真を撮る。
周囲は雑木林の中のなだらかな丘陵状になっている。とても気持ちが良いところである。周りの風景を楽しみながらユックリと登る。そして,13時07分に檜洞丸山頂(1600m)に到着する。
<檜洞丸山頂>
山頂はかなり広い広場になっている。10名ほどの先客が山頂で休憩している。私達は広場の片隅にあるテーブルを利用して,遅めの昼食を摂ることにする。
バーダーさんがバーナーでお湯を沸かして,皆に味噌汁をサービスする。そう言えば,昨年,ニュージーランド北島のタラナキ山を登ったときにも,バーダーさんが提供してくれた味噌汁を賞味したことがあった。そんなことを思い出しながら,味噌汁をご馳走になる。ビアンコさんからフキの煮物を馳走になる。コリコリとした歯触りがとても美味しい。酋長さんが提供してくれたパイナップル,スケルトンさんのプチトマト等々,とても美味しい。
<幽玄なブナ林>
<石棚山稜を下る>
■美しいブナ林
13時38分,檜洞丸山頂を出発する。暫くの間,往路を引き返して,13時38分にゴーラ沢出合方面との分岐(1,510m)に到着する。ここから私達は石棚山稜を経由して箒沢公園橋へ下山する予定である。
<巨大なブナの木>
分岐を通過して暫くの間,木製の階段と木道が続く。かなり急な下り坂の階段である。いつの間にか,私達は濃い霧の中にいる。周辺の見通しは殆ど利かなくなる。所々でシロヤシオやミツバツツジが咲いている。やがて足下が熊笹で覆われた鞍部に達する(1,490m)。ここがユーシンへ下る登山道との分岐である。ここで3分ほど休憩を取る。 ここから少し登り坂になる。そして,テシロノ頭を通過する。やがて素晴らしいブナ林の中に入る。大きなブナが沢山ある。折から霧がますます濃くなる。霧の中に大きなブナがシルエットになって浮かび上がって見える。正に幽玄という言葉がピッタリの雰囲気である。
■ザレた急坂
ブナ林の中の石棚山(1,391m)を通過する。急なザレた下り坂を通過する。そして,14時35分にヤブ沢ノ頭(1,280m)に到着する。ここで7分ほど休憩を取る。さらに小さな上り下りを通過して,15時39分に板小屋ノ頭(1,095m)に到着する。ここで5分ほど休憩を取る。ここから,ザレて急な下り坂が連続する。危険な道なので,慎重に下山を続ける。長くて急な斜面のジグザク道が連続する。クサリ場を通過する。
16時23分,標高730メートル地点で,ザレた急坂の途中で,5分ほど疲れた足を休憩を取る。その後,急坂を標高差100メートル余り下って,川端に到着する。川の左岸をトラバースする道を下る。砂防ダムの脇を降り,河原を横断して右岸に渡る。そして,17時01分に,バス停箒沢公園橋に到着する。
<深い谷間の下山道>
■箒沢公園橋に到着
箒沢公園橋で,ほんの数分待っただけで,17時07分発富士急バス新松田行が到着する。バスは空いていた。17時47分,バスは谷峨に到着する。ここでも,接続が良くて,谷峨発17時54分発国府津駅に乗車する。
国府津駅前のレストラン「マジョリカ」で,軽く懇親会を開催して無事解散。
[ラップタイム]
9:42 西丹沢自然公園歩き出し
↓
10:27 ゴーラ沢出合
↓
11:26 展望園地
↓
12:50 石棚山稜分岐
↓
13:07 檜洞丸山頂 着
13:38 〃 発
↓
13:51 ゴーラ沢出合分岐
↓
14:01 ユーシン分岐
↓
14:35 ヤブ沢ノ頭
↓
15:39 板小屋ノ頭
↓
17:01 箒沢公園橋着
■登攀高度 1,055m
■登攀所要時間(休憩時間込み) 3時間55分(3.92h)
登攀速度 1,055m/3.92h=269.1m/h
■下降高度 1,110m
■下降所要時間(休憩時間込み) 3時間23分(3.38h)
下降速度 1,110m/3.38h=328.4m/h
(おわり)
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