中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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閑話休題:錆びた脳みそに“喝”

2012年01月29日 03時42分36秒 | 閑話休題:日々雑感

                                            <研究会の様子>

              閑話休題:錆びた脳みそに“喝”
                 (某研究会に参加)
               2012年1月28日(土)

■今日は寒いなあ
 今日も朝から寒い.
 テレビの報道によると,小田原では今日から梅祭りだというのに,寒さのため梅の開花は2週間も遅れているし,何時もは屋外でお祭り開始の行事を行うのに,今年は余りの寒さのために,会場を屋外ではなく,屋内にしたとのことである.
 確かに今朝もヤケに寒い.
 
正直に言うと,こんな寒いときは,研究会などに行っていないで,丹沢の大倉尾根でもセッセと登っていれば,暖かくなるし,見事な雪景色も見られる.平素の習慣とは不思議なもので,今朝のような寒い朝でも,“いざ丹沢”と心が決まれば,寒さなど全く気にならなくなる.
 ところが・・・である.
 横浜の関内にある某大学キャンパスで開催される研究会に出席するとなると,途端に寒さが身に染みる.研究会は13時から始まる.私は遅刻してはマズイナと思って,10時少し過ぎに自宅を出発する.塔ノ岳に行っていれば,もうとっくに塔ノ岳山頂の尊仏山荘で,ネコのミー君と戯れている.そして,そろそろ下山しようかと思い始めている時間である.こんなに遅い時間なのに,とにかく,寒くて,寒くて・・・

■大船で寄り道
 大船駅構内のBecker'sに,今日もまた,立ち寄ってしまう.ここで,ごく軽い昼食を摂る,平素,ここではコーヒーしか賞味しないが,今日のように中途半端な時間に家を出るときには,やむなく軽食を摂ることにする.
 ハンバーガーを食べながら,そういえば,朝食もパン食だった.今日はまだご飯を一粒も食べていないことに気がつく.若い方々には,2食続けてパン食など当たり前だと思うが,昭和一桁の私のような老いぼれ世代には,パン食を続けるのは一寸馴染めないような気がする.もっとも私だけかも知れないが・・・
 まあ,食べ物ことはともかく,研究会開始の15分ほど前に会場に到着する.今日の出席者は10数名.大半はお馴染みの方々である.


<Becker'sで昼食>

■研究報告1
 今日の研究会の報告者はお二人である.


 
<研究会の様子;画素数は意図的に落としてあります>

 最初に○○検査院の若い女性の方の「IT検査の事例研究」というテーマの報告を拝聴する.
 ITはInformation Technologyつまり情報技術(あるいは情報システムと言い換えてもよいだろう)のことである.まあ一言でITといっても,その範囲は人それぞれだが,面倒なことはここでは不問としておこう.
 お話を伺いながら,私も現役時代の“あれこれ”を沸々と思い出す.“錆びたナイフ”ではないが,長いこと使っていなかった私の“錆びた脳みそ”が,話を聞いている内に急に慌てだしているのが自分でも良く分かる.この頃は体内を循環する血液を,ほんの一寸だけ貰って惰眠を続けてきた“脳みそ”連中である.急にナウいITの話を聞いて,随分ビックリしているようである.

 今回は3事例の紹介があった.
 第1は,現状に合致しない情報システムに無駄な経費を使っていたという事例.
 第2は,情報システムの管理費が二重計上されていたのに気か付いていないという事例
 第3は,外注契約が実際と異なっていた事例
 かつて私もシステムエンジニアリング部門に25年も携わっていた.事例を拝聴しながら,当時のことを,次々に思い出す.
 この発表を伺いながら,
 ①システム開発に必要な人件費をどのような根拠で算出しているのか
 ②ソフトウエアメンテナンスに必要な工数をどのように見積もるのか
 ③外注単価をどのようにして決定しているのか
等々の疑問が次から次へと湧いてくる.

■研究報告2
 次の報告は「IT化の原理原則17箇条」という内容だった.
 お話を伺っていて,情報技術に関連する問題点は,昔も今も全く変わっていないなと実感する.
 それと同時に,現役時代の私も,実務の傍らで,いろいろな機関の委員をやりながら,この問題に取り組んできたという多少の自負はある.
 私は現役時代の経験を多少でも生かすために,その後,某大学に奉職したが,その時代の研究テーマは「情報システム部門と利用部門の合意形成に関する研究」というものだった.
 17箇条を伺っている内に,
 “その問題の根本原因はここにあるんだぞ”
 “その現象はこういうところに原因があるんだぞ”
 “だれそれが,その問題については,こんなすばらしい調査をしているぞ”
と次から次へと言いたいことが頭の中を交錯する.
 ところが,質疑応答の時間がないので,発言できない.腹膨るる状態で,研究会はお開きになる.
 ”よお~し!・・・今度,オレに報告する機会があったら,こんなことを喋ってやろう”
とファイトが沸いてくる.

■懇親会は欠席
 本当は研究会の後に開催される懇親会に出席して,報告者を交えて議論を交わしたかったが,翌,1月29日に山仲間と一緒に,静岡の浜石岳から薩埵峠を周遊する予定である.残念ながら,その準備もあるので懇親会は欠席.早々に帰宅した.

 久々に錆びた脳みそに刺激を受けた一日だった.
 それと同時に,同じ仲間でも,研究会仲間,山の仲間,塔ノ岳の仲間,街道歩きの仲間,それぞれの仲間に独特の雰囲気があるのが面白い.
                                        (おわり)

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