<畦ヶ丸山頂付近にて>
[復刻版] 新緑の丹沢:畦ヶ丸周遊
(湘南カラビナ隊)
2005年6月1日(火)
<登山地図>
<プロフィールマップ>
■大滝橋から歩き出す
JR御殿場線谷峨駅着8時27分の電車に乗車して,谷峨駅前に集合する.
本日の参加者は11名.リーダーはフクロウ,サブリーダーは不肖FHこと山欠菌.男性8人,女性3人の山旅スクール5期同窓生主体のチームである.全員,お互いの力量や個性も熟知している仲間達である.
谷峨駅前8時40分発西丹沢自然教室行のバスに乗車する.バスは登山客で満席である.
9時12分,大滝橋に到着する.ここで下車.
型どおりのストレッチとミーティングを行った後,9時20分に大滝橋から歩き出す.
まずは,大滝沢左岸沿いの東海自然歩道に沿って,大滝峠上の尾根を目指す.
<東海自然歩道に沿って登る>
■一軒家避難小屋
10時37分に一軒家避難小屋に到着する.ここで7~8分休憩を取る.
避難小屋の中に入って見る.ガランとした暗い空間が広がっている.
10時45分,休憩を終えた私たちは,ふたたび歩き出す.
<一軒家避難小屋が近い>
<一軒家避難小屋>
■大滝峠上三叉路
やがて九十九折りの急坂が連続する.
尾根筋に出る前に,ほんの少し下り坂になり,もう一度登り返して,11時27分に大滝峠上(標高810m)の尾根道に突き当たる.
この尾根道を左折すれば屏風岩山へ,右折すれば今日の目的地である畦ヶ丸に到着する.
私たちは,大滝峠上のベンチで,軽く昼食を摂ることにする.
実は,山旅スクールで,
「・・山に入ったら,わざわざ昼食時間など取らずに,途中の休憩時間を利用して,少しずつ分けて食事をしなさい・・・」
と教育されている.
私たちは,この教えを忠実に守っている.
<大滝峠上のベンチで第1回目の昼食>
■畦ヶ丸への峠道
11時40分に大滝峠上から畦ヶ丸に向けて歩き出す.比較的緩やかな登り坂が続く.新緑の中の心地よい峠道である.
新緑に混じって,所々で清楚なツツジが私たちの気持ちを和ませる.
<新緑の峠道>
<清楚な薄紫の花に心が和む>
■畦ヶ丸避難小屋
12時28分,畦ヶ丸避難小屋(標高1280m)に到着する.
途中,この辺りの管理をされている方が居られたので,
「ご苦労様です・・」
と挨拶をする.
「この頃,西丹沢を訪れる方が大分増えています・・・」
とのことだった.
避難小屋近くのベンチで,2回目の昼食を摂る.
<畦ヶ丸避難小屋>
<避難小屋前のベンチで2回目の昼食を摂る>
■畦ヶ丸山頂
12時40分に畦ヶ丸避難小屋から歩き出す.稜線に沿った心地よい登山道が続く.
私たちは,12時55分に,今日の目的地である畦ヶ丸山頂(標高1282m)に到着する.
「万歳!」
<畦ヶ丸山頂付近の心地よい尾根道>
<畦ヶ丸山頂>
■本棚の滝を見物
山頂で3分ほど立ち休憩を取り,12時58分に山頂を出発する.
山頂からはかなり急な下り坂が連続する.時々階段道が混じる.小さなアップダウンを通過して,14時10分頃,本棚沢に到着する.
「本棚の滝を見に行きますか・・?」
とグループリーダーのフクロウさんが,皆に質問する.もちろん異論はない.
そこで,右折して本棚沢に入り込む.
沢に沿って,5分ほど登って,14時22分に本棚の滝に到着する.
滝を見上げながら,記念写真を撮って,8分ほど滝見物をする.
<善六のタワ付近の下り>
<本棚の滝>
■権現山分岐で休憩
14時30分に本棚の滝を出発する.往路を辿って,もとの登山道に戻る.ここから急な下り坂をひたすら下る.そして,14時47分に権現山分岐に到着する.
ここは一寸した広場になっている.3分ほど小休止.
<権現山分岐:地図で現在地を確かめる>
■西丹沢自然教室に下山
14時50分,権現山分岐を出発する.2回ほど川を渡り返して,15時14分に吊り橋を渡る. 吊り橋を渡り終えると,すぐに一般の道路に出る.
私たちは無事畦ヶ丸周遊コースを歩き終える.
前方に,西丹沢自然教室のバス停が見え始める.もう,沢山の登山客がバス待ちの列を作っている.
15時17分,本日の終点,西丹沢自然教室に到着する.
<立派な吊り橋を渡る>
<西丹沢自然教室のバス停>
■大船で会食
30分ほど待って,西丹沢自然教室15時47分発新松田行のバスに乗車する.バスは混雑しているが,全員何とか座れる.
谷峨でバスを下車,御殿場線と東海道本線の電車を乗り継いで,18時05分に大船に到着する.
大船で横須賀線電車に乗り継ぐビアンコ夫人,消防署員,仙人の3人は,私と一緒に大船で下車する.そして,大船駅日口近くの台湾料理店「登龍閣」に立ち寄って,夕食を共にする.
20時頃,無事帰宅する.
こうして,私の何回目かの畦ヶ丸行きは無事終わった.
<ラップタイム>
9:20 大滝橋歩き出し
9:53 標高640m地点(10:02まで休憩)
10:37 一軒家避難小屋(10:45まで休憩)
11:27 大滝峠上(11:40まで休憩昼食)
12:28 畦ヶ丸避難小屋(12:40まで休憩昼食)
12:55 畦ヶ丸山頂(12:58まで休憩)
14:22 本棚の滝(14:30まで見学)
14:47 権現山分岐(14:50まで立ち休憩)
15:14 吊り橋
15:17 西丹沢自然教室
[山行記録]
■水平歩行距離 9.3km
■累積登攀高度 977m
■累積下降高度 881m
■所要時間
大滝橋 発 9:20
西丹沢自然教室着 15:17
(所要時間) 5時間57分(5.95h)
水平歩行速度 9.3km/5.95h=1.58km/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ef54b9fff1e9e0d7d731d94ec48bb530
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9d7e5eb52d27bb8d1de6dc2e476b8741
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[編集後記]
2012年1月28日(土)
今日は土曜日.用事がなければ,私は,当然,塔ノ岳へ出掛けていただろう.只今,5時.本来なら,そろそろ登山靴を履いて,家を出る時間である.もし,これから塔ノ岳へ向かえば,渋沢発大倉行の1番バスで沢山のご常連のご尊顔を拝することができるだろう・・・・が,残念ながら,今日は午後から開催される某学会の研究会に出席する予定である.
もう,現役を引退してから数年になるので,いまさら学会もないが,この研究会に参加すると,山や絵の集まりとはひと味違った仲間達に会える.これがまた楽しい.なので,今日一日ぐらいは,歯車がすっかり錆び付いてしまった私の脳みそに“渇”を入れるために,若手研究者のお話を伺うことにしよう.とはいえ,錆び付いて上手く動かなくなった脳みそでは,折角の発表もどこまで理解できるかは,はなはだ疑問である.
でも,まあ,いいさ.
もし理解できなかったら,ノートの山の絵でも落書きしながら過ごそう.
ところで,今日,記事に纏めた畦ヶ丸.
もちろん,これまで何回も畦ヶ丸には登っているので,畦ヶ丸の登頂記録は沢山手許に残っている.どの記事を最初に整理しようか迷ったが,結局はこれから春を迎えるのに相応しい時期のものを一つ選んで纏めることにした.
最近整理している懐古記事は,まあ,言ってみれば,自分勝手の懐古趣味に過ぎないのだが,纏めている内に,そのときの情景が,錆びた頭の中で,沸々と沸き上がるように思い出すから不思議である.やっぱり,平素からメモを取るという習慣が,とても大切だなと実感している次第である.
(愚痴おわり)
※誤字脱字転換ミスは別途修正する.