中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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富士山とご常連から元気を貰った丹沢;塔ノ岳(今年49回目)

2012年09月26日 19時24分05秒 | 丹沢の山旅

                         <花立山から相模湾を望む>

  富士山とご常連から元気を貰った丹沢;塔ノ岳(今年49回目)
         (登り下りとも常連と一緒)
     2012年9月26日(水)  晴やや風が強い

■コーロギに見送られて
 9月も下旬ともなると,いくら残暑が厳しいとはいえ,朝晩はかなり気温が下がっていて,むしろ寒いぐらいである.それに明るくなるのも随分と遅くなった.
 昨日から,明日は塔ノ岳に行くぞと自分に言い聞かせていたので,今朝は何の躊躇いもなく塔ノ岳行きの身支度を調える.そして,何時ものように5時10分に家を出発する.
 外はまだ薄暗い.あちこちでコーロギが鳴いている.正に秋たけなわというところだろうか.
 大船から東海道本線で小田原へ.今日は平日ダイア.たった2分しかない乗り換え時間.私は数人の通勤客と一緒に駅の階段を2段跳びで猛ダッシュ.ヘトヘトになる.でも6時24分発新宿行急行電車に何とか間に合う.これで,間違いなく渋沢発大倉行の1番バスに間に合う.
 この頃,小田急電車の中での楽しみがひとつ増えた.それは車窓から富士山と矢倉岳が重なる瞬間をデジカメに収めることだ.線路近くに建っている民家の間から,ほんの一瞬,二つの山が見事に重なった瞬間を撮影するのは結構シンドイ.
 今日は,上空に薄い雲が棚引いているが,見事に重なった富士山と矢倉岳の写真が撮れた.シメシメ,私は一人悦に入る.

<新松田の手前で富士山と矢倉岳が重なる瞬間を撮る>

バスはまるで土曜日のような混雑だ
 渋沢発大倉行1番バスは,平日にしては随分混雑している.立ち席の乗客がかなり沢山居る.まるで土曜日のような混雑振りである.
 韋駄天のTさん,三角髭のTさん,編集長のY川さん,三度笠のY内さん,T田さん,大三郎さん,ホッシーさん,韋駄天のS藤さん,N村さんなどのご常連の他に,いつも土曜日にお会いするマドンナさん,K井さん,丹沢ウッズさんも乗車している.ご常連も土曜日バーションである.

<1番バスの車内>

■大倉から歩き出す
 7時06分,韋駄天のTさんや大三郎さん達と一緒に大倉を出発する.
 私達のすぐ前に,編集長のY川さん,三角髭のTさん,マドンナさん達4人が雑談をしながら歩いている.
 丹沢ウッズさんが,私達に,右手を挙げながら
 「ヤッ・・・!」
と挨拶をして追い越していく.今日は橋本まで走っていくそうである.正に超人.
 間もなく,私達も三角髭のTさんグループと一緒になる.

<ご常連と一緒に大倉を出発する>

■ご常連と杉林の中を登る
 7時30分,観音茶屋を通過する.
 今日は湿度もそれほど高くなく,いくらか涼しいので,何となく歩き易い.私はついつい先頭に出てしまう.後ろを振り返ると,三角髭のTさん,大三郎さん,韋駄天のTさん,マドンナさん達が一列になって登っている.韋駄天のTさんや三角髭のTさんはご自身の歩行速度を抑えて皆さんと一緒に登っている.
 私は,見晴階段や駒止階段辺りの急坂で追い越されることが分かっているので,少々先に行かせてもらうことにする.

<ご常連が一列になって登る>

■見晴階段
 7時46分,見晴山荘を通過する.そして,すぐに見晴階段に差し掛かる.ここで定点写真.
 目の前に,K井さんとM田さんの後ろ姿が見える.私は,暫くの間,お二人の後について登ることにする.お二人の歩行速度はかなり速いが,まあ,何とか付いて行けそうである.
 坂の遙か上に登山者の後ろ姿が見えている.

<見晴階段>

■堀山の尾根;富士山は雲の中
 駒止階段の急登は少々きつかったがK井さんM田さんの後に付いて登る.
 8時14分,駒止茶屋を通過する.大倉から歩き出してから1時間06分経過しているが,今日は涼しいのか,ここ数回のラップタイムより4~5分早いようである.
 ノートにラップタイムを記入している内に,お二方から少し遅れるが,堀山の尾根に入ってから,お二人に追い付く.
 やがて富士山が良く見えるところに到着する.残念ながら富士山の周りに雲が巻き付いていて,富士山は見えなくなっている.
 8時23分,堀山を通過する.ここで下山してくるKシゲさんと握手してすれ違う.何時もはKシゲさんと5分ほど立ち話をするが,今日は時候の挨拶だけ.

<堀山の尾根道から富士山の方向を眺める>

■萱場平
 8時30分堀山の家を通過する.丁度そのとき,ご常連のY沢さんが上から降りてきて,小草平のベンチで一休みする.Y沢さんに挨拶をして,そのまま通過する.富士山は相変わらず雲の中.
 お二人に付いて登り続ける.付いていけない速度ではないが,次第に汗をかきはじめる.
 「ちょっと,速すぎるかな・・・」
 私は汗が眼に流れ込むのを極度に警戒しているので,登攀速度を少し遅くする.やがてお二人との距離が次第に開き始める.
 8時47分,萱場平を通過する.
 ノートに時間を記録したり,写真を撮っている内に,この写真のようにお二人との間隔がかなり開いてしまう.私はお二人とご一緒するのを早々と諦める.
 例の木道の間に生えている元気なアザミの写真を撮る.いつもこうしてアザミから元気を貰っている. 

<萱場平>

■花立山からの眺望
 暫くの間,次第に間隔が広がるお二人の後ろ姿を見ながら登り続ける.
 やがて後7分坂(花立階段)に差し掛かる.このときすでにお二人の姿は階段のずっと上.私は疲労するのがイヤ,それに,汗が噴き出るのもイヤ.一人旅の気楽さから,今日に限って,殊更にユックリペースで登る.どうせここまで来れば,塔ノ岳に登ったも同然.急ごうがユックリ行こうが大差ないと多寡をくくる.
 階段を登り切る手前で,下山してくるN村さんと,一言挨拶してすれ違う.そのとき,後ろから,
いきなり,
 「今日は調子よさそうですね・・・」
と声を掛けられる.三度笠のY内さんである.ここでY内さんに追い抜かれる.
 9時09分,花立山荘に到着する.晴れていれば富士山が見えるはずだが,富士山は相変わらず雲の中.大倉を歩き出してから,花立山荘までの所用時間は2時間03分.最近の私にしては,まあ,まあのラップである.
 そのまま登り続けて,9時17分に花立山を通過する.突然,富士山手前の雲が切れて,富士山が見え出す.早速,富士山の写真を何枚も撮る.

<花立山から富士山を望む>

■塔ノ岳山頂
 9時22分,金冷シを通過する.冷たい風が吹いているので,もうとっくに汗は引っ込んでいる.案外調子よく階段を登り続ける.金冷シを過ぎて最初の階段に差し掛かる.30メートルほど先を歩いている三度笠のY内さんの後ろ姿が見えている.Y内さんとの距離を一定に保ちながら登り続ける.
 金冷シからの最初の階段を登り切って,少し下り坂になるところで下山してくる韋駄天のS藤さんとすれ違う.
 9時37分,塔ノ岳山頂に到着する.儀式として,山頂からの大山や富士山の写真を一回り撮影する.
 山頂の気温は9℃.少々寒い.
 大倉から塔ノ岳山頂までの所用時間は2時間31分.涼しくなるとラップタイムも多少良くなるようである.
 山頂のポール脇でY内さんが着替えをしている.着替えを終えたY内さんと一緒に尊仏山荘に向かう.

<塔ノ岳山頂からの富士山>

■尊仏山荘
 尊仏山荘の先客はK井さんとM田さん.奥の方には顔見知りの若い男性とお仲間が数名居られる.今日の小屋番はオーナーのH立てさん.営業部長のミー君は不在.例によって300円也のお茶を所望する.

<尊仏山荘に入る>

■ご常連が揃う
 お茶を飲みながら雑談をしていると,三角髭のTさんが入ってくる.ご一緒していた皆様から途中で離れて先に登ってきたとのこと.2番バスで来られたF田さんも早々とご到着である.
 10時をほんの少し回った頃,大三郎さん達がご到着.律儀にも韋駄天のTさんは皆様とご一緒されたようである.
 暫くの間,ご常連と一緒に雑談.ご常連の皆様から勇気を頂戴する.なんとも嬉しいことである.

<ご常連で賑わう尊仏山荘>


 韋駄天のTさんから,
 「折角だから集合写真を撮ろう・・・」
という発案がある.
 そこで下山する前に,塔ノ岳のポールの前で記念写真を撮る.

<塔ノ岳山頂で集合写真>

■編集長のY川さんとすれ違う
 10時32分下山開始.
 一同速からず遅からずの速度で下山し続ける.あまり速度が速いと忙しないが,私にとっても丁度良い速度なので有り難い.
 金冷シ手前で,登ってくるホッシーさんとすれ違う.
 さらに下って,花立山荘手前で,編集長のY川さんとすれ違う.たまたま近くに居た常連の皆様と一緒にパチリ.いたずらをしている人もいて,ユーモラスな写真になった.

<Y川さんとすれ違う>

■堀山から富士山が良く見える
 11時23分,堀山の家を通過する.平日なので堀山の家は閉まっているが,土曜日にお会いするメンバーと一緒なので,堀山の家が閉まっているが奇異な感じがする.
 登りのときとは違って,堀山の尾根から,富士山が良く見えている.富士山から勇気を貰いながら,改めて写真を撮る.

<堀山の尾根からの富士山>

■見晴山荘のススキ
 一人旅のときは,堀山の尾根をグズグズしながら時間を掛けて通過するが,今日はサッサと通過する.駒止階段や見晴階段は慎重に下って,12時07分,見晴山荘に到着する.
 山荘前のススキが実に綺麗である.秋を実感.

<見晴山荘のススキ>

■無事下山
 12時36分,無事に大倉に到着する.
 大倉発12時52分のバスに乗車する.マドンナさん達とも一緒になる.
 今回は1週間ぶりの塔ノ岳だったが,天候も良かったし,沢山のご常連ともお会いできた.
 何時もなら2時間20分程度の時間を掛けて下山するのに,今日は道草をしなかったので,2時間一寸で下山してしまった.その結果,14時45分に帰宅.まだやたらに日が高い時間なので,逆に少々戸惑う.
 まあ,何れにしても無理をしないで2時間30分台の所用時間で塔ノ岳に登れたのだから,一応良しとするか.メデタシ,メデタシで今日の所は終わりにしよう.

<ラップタイム>

 7:06  歩き出し
 7:30  観音茶屋
 7:46  見晴山荘
 8:14  駒止茶屋
 8:30  堀山の家
 9:09  花立山荘
 9:22  金冷シ
 9:37  塔ノ岳山頂着(9.0℃)
10:32     〃   発
10:44  金冷シ
10:38  花立山荘
11:23  堀山の家
11:45  駒止茶屋
12:07  見晴山荘
12:18  観音茶屋
12:36  大倉 着

[山行記録]

■水平距離       7.0km(片道)

■累積登攀下降高度   1269m

■登攀所要時間(雑談時間を含む)
  大倉   発       7:06
   塔ノ岳  着       9:37
 (所要時間)  2時間31分(2.52h) 
  水平歩行速度   7.0km/2.52h=2.78h
 登攀速度    1269m/2.52h=503.6m/h

下降所要時間(休憩時間を含む)
  塔ノ岳  発       10:32
  大倉   着       12:36
 (所要時間)  2時間04分(2.07h)
 水平歩行速度     7.0km/2.07h=3.38km/h
 下降速度     1269m/2.07h=613.0m/h
                                                                                  (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/959ba405034cfcfb097cf0cd69231dd0
「丹沢の山旅」の次回の記事
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