<雨のプロムナード>
鎌倉:雨上がりの鎌倉中央公園
(単独散策)
2009年7月25日(金)
朝から雨が降っている.
現役の方々からは「冗談じゃない」としかられるかもしれないが,雨で家にじっとしているのは辛い.関東地方の梅雨はもうとっくに明けているはずなのに,どうもすっきりしない日が続いている.
過日,私の愛用のパソコンが故障した.
サーマルセンサーの故障と,無理矢理シャットダウンしたので,動作が不安定になり,バックアップをサボっていたメールアドレスが読めなくなってしまった.
早速,大船のY電気に修理依頼を出した.
昨日(7月24日),修理の見積もりが出た.サーマルセンサーを取り替えるのに,なんと,9万円掛かるという見積りである.
私は唖然とした.
9万円も出せば,高性能でインターネット専用のパソコン1台,楽々と買うことができる.私は即座に修理を断って,現物を引き取ることにした.
現在は,別のデスクトップパソコンを使っているので,メールアドレスが失われている以外には.全く問題はないのだが・・・
私は,Y電気から,現物を引き取った後,Cドライブに入っているOUTLOOKのメールアドレスを,何とか救出しなければならない(駄目だと半ば諦めてはいるが).
ところが,このパソコンにインストールされている肝心のWINDOWS XPが,正常に動作していない.そんな条件下で,OUTLOOKは立ち上がるものの,POPサーバー,mailサーバー,アドレスなどの情報が保存できないので,いちいちこれらの情報を最初からキーインしなければならない.
Cドライブに入っているアドレスさえ救出できれば,このパソコンを廃却して,6~7万円台のインターネット専用のパソコンに買い換えたいなと思っている.
私は昭和39年頃から,つい数年前まで,コンピュータを生業としてきた.ただ,私が第一線で働いていた時代は,古い古い汎用コンピュータの時代.その後は劣等生.コンピュータの技術革新には,とうに乗り遅れた.今の私は,まるでシーラカンス状態である.
今,臨時で使っているデスクトップコンピュータで,OSが半壊した当該パソコンのCドライブから,いかにして,メールアドレスを救出するかが,今の私にとって,喫緊の課題である.
ただ,今の私のシーラカンス的技術力では,どこからどう手を付けて良いのか,全くアイデアが浮かんでこない.また,仮に専門家の助言を受けても,今の私の技術力では,とても理解できそうもない.
「・・・でも,まあ,何とか工夫しなければ・・」
と,私は焦りだしている.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午後から,幾分,天気が回復してきた.
まだ,霧雨が降っているが,コーモリ傘をもって,近場の鎌倉中央公園を一回りする.
雨に濡れた公園のハイカラな散策路を楽しむ.
雨上がり直後のためか,公園を訪れている人は殆ど居ない.誰も居ない公園で,小鳥だけが騒がしく囀っている.
公園を散策しながら,花の写真を数枚撮る.花オンチの私には,花の解説はできないが,とにかく綺麗な花が沢山咲いている.
<誰も居ない公園>
<雨滴が光っている>
小一時間,公園を散策する.歩きながら,明日か明後日,天気の良い日に,塔ノ岳を往復しようかと思い始めている.
散策しながら考える.
それにしても,今週は色々なことがあったな~ぁ・・・皆既日食,衆議院解散,集中豪雨,トムラウシの遭難・・・
山好きの私には,世評が「中高年の山歩き」を非難しているように思えてならない.
登山もそうだが,物事には,すべてプラス面とマイナス面がある.物事は,プラス面とマイナス面の相殺値で評価すべきだと思う.もし相殺値がプラスならば,その物事は有益なので促進すべきである.ただし,同時にマイナス面を極力ゼロに近づける方策を立案,実行しなければならない.
もし,マイナス面だけを取り上げて,「ダメ」という結論を出すとすれば,ほぼすべての物事はダメという結論になる.
昔から,「良薬口に苦し」という諺がある.劇的に良く利く薬には,劇的な副作用が付きものである.だから,副作用への対応をしながら,劇薬を活用している.
口幅ったいが,登山にも同じことが言えると思う.
個人的なことで恐縮だが,私は,60歳代になってから,登山を継続的に楽しんでいる.そのために,この年齢になっても,人間ドッグで,引っかかる項目はないし,日常生活で,継続的に服用しなければならない薬もない.
少々,自慢めいて恐縮だが,今でも海外の標高4000~5000メートル級の山へ登っている・・・もちろんガイド付きだが・・・
継続的に山行を楽しんでいれば,そう簡単に体力が衰えてしまうこともないし,どこも痛くも痒くもない体のままで過ごせる.だから,無理をしない山登りが,とても体のためには良いのだと自信を持って断言できる.
そのかわりに,山行には,何時もリスクが伴う.
このリスクを最小限にとどめるために,私は,山行中,絶対に無理をしない.具体的には,苦しくなるような登り方は絶対にしないいいうことである.真夏の丹沢でも,ダラダラと汗がほとばしるほど頑張ることは絶対にしない.周辺の風景や小鳥の声を楽しみながら登っている.
私は慎重である.
年間,50~60回も登っている塔ノ岳に行く場合でも,登山学校で教わったとおりに,雨具,懐中電灯,非常食,フリース,地図,コンパスなどの最低限度の装備品は,必ずリュックに入れている.もちろん,毎回,無事に下山しているので,雨具を除いて,これらの装備品を使ったことは一度もない.それに,毎回,必ず登山届を出している.
またまた,口幅ったいが,あのトムラウシで,フリース1枚すら持参していない人が居たと聞いて,大変ビックリしている.私たちの山仲間なら,全員,フリースぐらいは持参していたろうに・・・
あの事故は,とても残念だった.
せめて,ツアー業界全体で,
*事前に参加者の装備品をチェックする
*直近の山行履歴をチェックする
*直前の体調をチェックする
というようなチェックリストをマニュアル化する必要があるだろう.
それに,私の誤解かもしれないが,乏しいツアー旅行の経験で判断すると,ツアー会社の中には,台風が来ることが分かっているのに,むりやり催行を強行するところがある.挙げ句の果てに,途中で,やっぱり中止では,いくら安全のためとはいっても,支払った参加費は返ってこないので釈然としない.
「・・最初から,無理だと分かっていれば,山行そのものを中止すべきなのに・・」
こう,思われても仕方のないことだろう.
天気予報の内容によって,山行を中止する仕組みや,中止の場合に支払われる保険制度の創設などを考慮しなければ,根本的な解決にはならないと思うのだが・・・
まあ私のレベルで考えても仕方ないことを,公園を一周しながら妄想する.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/206610cefaaa616c5e06adbb8d815a10
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/393b66e0f4af7bfc149800cd1960350e
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それでファイルに最低限アクセスできれば、
Outlookフォルダから必要なファイル( http://office.microsoft.com/ja-jp/outlook/HP030822101041.aspx )を取り出して、
(それぞれGoogleで調べてみて下さい。)
別に新規インストールしたXPから起動すれば大丈夫なのでは?
それ以上は分かりません...
お説の通りセフティモードもあることは存じておりますが,サーマルセンサーエラー周辺のハードウエアの故障があるため,簡単にはXPを起動することができない状態になっています.
ブログには書きませんが,市販のマニュアルに記述されている程度のことは,すでに試みております.
新規にXPをインストールすることもできない重傷ですが,面白いので,ハードウエアの故障を回避しつつ,この厄介者を,何とか救ってみたいと思っています.
なお,このブログは山旅専用ですので,本件はこの辺でご容赦下さい.
また,コンピューター関係(PC主体ではありませんが)の別のブログを立ち上げたいと思っておりますので,そちらでご教示いただければ幸いです.