中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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中山道六十九宿巡り(第11回);第1日目(4);寝覚ノ床

2011年12月08日 16時44分24秒 | 中山道六十九宿

                        <天下の名勝寝覚ノ床>

     中山道六十九宿巡り(第11回);第1日目(4);寝覚ノ床
           (五十三次洛遊会)
     2011年11月11日(金)~14日(月)

第1日目;2011年11月12日(土)
  (つづき)

<ルート地図>





<見帰の集落>

■たせ屋と越前屋
 木曽川の支流に架かる中沢橋を渡ると見帰(三帰村とも書く)の集落に入る.どことなく古風な雰囲気のある集落である.
 11時16分,たせ屋に到着する.たせ屋は寝覚立場の茶屋本陣で,2005年(平成17年)まで民宿を営んでいたという(資料2,p.118).
 たせ屋の先に三叉路がある.三叉路からは右手に細い路地が分岐している.細い路地を挟んで向こう側に越前屋がある.越前屋は寿命そばが有名で,歌麿の絵や『続膝栗毛』の挿絵にも搭乗するそうである(資料2,p.118).
 昨日,前泊した仲間の話によると,現在,越前屋は,この場所では営業していないとのことである.大分探したところ,この路地を下って国道19号線に出たところに新店舗を構えているという.

<見帰の集落>

■越前屋前の路地を下る
 三叉路を右折して,越前屋前の路地に入る.かなり急な下り坂が続く.右手に見える建物がたせ屋である.
 この路地を数分下ると,国道19号線と交わる.

<越前屋脇の路地を下る>

■寝覚の床の大きな看板
 国道19号線に突き当たると左手に「天下の名勝寝覚の床」と大書した立看板が建っている.この看板と路地を挟んで反対側に,現在の越前屋の店舗がある.

<寝覚の床の大看板>

<寝覚の床>

■臨川

 国道19号線を渡ると臨川寺の山門がある.一風変わった雰囲気のある山門である.
 臨川寺は禅宗の寺.山号を寝覚山.開山は活山和尚である(資料1,p.212).弁財天堂を除き,すべて火事で焼失した.現在の建物は1966年(昭和46年)に再建したものである.
 山門脇に受付がある.拝観料を支払おうとしたが,受付に誰も居ない.
 そのまま軽谷に入ると,どこからともなく中年の女性が現れて,拝観料を徴収する.

<臨川寺の山門>

■寝覚の床美術館と美術公園
 臨川寺境内入口にある案内板を見る.
 すると,どうやら境内から木曽川の河川敷まで降りられるようである.河川敷から目覚めの床が間近に見られるだけでなく.辺り一帯が公園になっているようである.
 ならば,河川敷まで下ってみるしかない.

<寝覚の床一帯の観光地図>

■寝覚の床展望台
 まずは携帯突き当たりの展望台に行ってみる.
 眼下に中央本線の線路と,木曽川が見える.その周辺の山は美しく紅葉している.丁度そのとき.中央本線の名古屋行き特急列車が通過する.
 暫くの間,展望台からの眺望を楽しむ.


<臨川寺の展望台>


<中央本線の特急列車が通過していく>

■木曽川の河原まで降りる
 希望者だけで,展望台から木曽川河原まで降り見る.長い階段道が続く.階段が何段あるか数えなかったが,優に200~300段はありそうである.
 河川敷まで下りると,河原沿いに寝覚の床まで行くことができる.中学生ぐらいの子どもが寝覚の床の岩の上に乗っている.私たちには,そんな気力もないので,近くから寝覚の床を眺めるだけに留める.
 寝覚の床の風景を堪能した後,往路を引き返す.結構な登り坂である.展望台に戻る頃には息が切れてくる.
 近くに寝覚の床美術公園,木曽路美術館などがあるようだが,見学するだけの時間はない.そのまま昼食を摂ることになる.

<寝覚の床>

■展望台で昼食
 私はたまたま弁当を持っているので,折角だから展望台で景色を楽しみながら,昼食を摂ることにする.
 他のメンバーは,国道19号線沿いの越前屋で昼食を摂ることにする.
 あまのじゃくな私は,展望台に1人だけ残って,ボソボソと昼食のオニギリを食べる.一寸ばかり寂しいが,逆に1人になって,何となくホッとした気分になる.これ結構良い気分である.
 30分ほどで昼食を終えて,臨川寺の境内から外に出る.そして,国道19号線との交差点の空き地に腰を下ろして,ソバ組が店から出てくるのも待っている.
 日射しが暖かくて,実に心地がよい.
                                   (つづく)

[参考文献]

資料1;今井金吾,1994,『今昔中山道独案内』日本交通公社
資料2:岸本豊,2007,『新版中山道69次を歩く』信濃毎日新聞社
資料3;五街道ウォーク事務局『ちゃんと歩ける中山道六十七次』
資料4;

「中山道六十九宿」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6a7eda2d0336085961778a2a3db55b4b
「中山道六十九宿」の次回の記事
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