中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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北アルプス:南岳・北穂高岳縦走(4)

2006年09月22日 10時38分30秒 | 北アルプス
北アルプス:南岳・北穂高岳縦走(4)
(クラツリ横浜山旅スクール挑戦コース)
第4日目:2006年6月23日(水)

■行程
北穂高山荘→唐澤小屋→横尾山荘→徳沢園→上高地==(貸切バス)==>町田・横浜

■プロフィールマップ
 http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005
を参照ください。

■山行概況
 昨日,午後の雷雨のために日程が変更になった。本来ならば,昨日中に唐沢ヒュッテまで下る予定であったが,猛烈な雨のために予定を変更して,北穂高山荘に宿泊した。従って,今日は北穂高山荘(標高3106m)から,一気に上高地(標高1504m)まで下ることになった。標高差1602mである。
 3時40分に起床する。眠い目を擦りながら,弁当詰めの朝食を腹に押し込むようにして食べる。
 辺りが明るくなり始めた5時13分に歩き出す。北穂高岳南陵に沿って下山する。山頂付近は,急坂の岩稜地帯である。転倒しないように注意しながら慎重に下山を続ける。5時23分に涸沢岳方面への登山道と分岐する。この辺りは厳しい岩稜が続いている。涸沢岳は切り立った尾根の先に聳えている。
 昨日の荒天は嘘のように良く晴れ渡っている。私達は岩稜を下り続ける。6時19分,標高2800m付近で小休止する。とても見晴らしの良いところである。涸沢岳や奥穂高岳が鮮やかに良く見える。眼下には広大なカールが広がっている。ザイテングラードが眼下右手から奥穂高岳の方に延びているのが良く見える。山麓には唐沢ヒュッテが見える。今年は残雪が多く,ヒュッテ周辺まで雪渓が延びている。
 カールに降りる手前に,やや急な一枚岩の下りがある。さらにハシゴを下ってから,トラバース道を進む。そして,7時27分に涸澤小屋に到着する。小屋の広いテラスで20分ほど休憩を取る。その間に,アイスクリームを賞味する。
 涸沢小屋から先は,かなり歩きやすい登山道となる。標高1860m地点で給水のために立ち休憩を取る。そして,9時42分に横尾山荘に到着する。ここで10分ほど小休止する。10時25分にパノラマコースと合流する。この辺りから歩行速度を速めて,10時27分に徳沢園に到着する。10時47分に徳沢園を主発して,もの凄い速度で歩き続けて,11時20分に明神館に到着する。ここで再びアイスクリームを賞味する。11時36分に明神館を出発し,12時08分に上高地カッパ橋に到着する。この辺りは一般の観光客で溢れている。私達のような臭い登山客は大変な疎外感を味わう。
 アルペンホテルで入浴して,汗くさい着物を着替える。そして,サッパリした気分になって,帰途につく。

[第4日目のデータ]
●登攀高度
 北穂高岳山頂    3106(m)
 北穂高小屋     3020
      (標高差 86m)
    登攀合計高度差= 86(m)

●下降高度
 北穂高岳山頂    3106(m)
 上高地バス停    1504
      (標高差 1602m)

[4日間の累計データ]
●累計登攀高度
  第1日目      130(m)
  第2日目      1403
  第3日目      272
  第4日目      86
   (累計登攀高度  1891m)

●累計下降高度
  第1日目      軽微(m)
  第2日目      軽微
  第3日目      227
  第4日目      1602
   (累計下降高度  1829+α(m))
※登攀高度と下降高度の差(α)は,測定誤差の累積によるものである。

[習得した技術]
 今回の登山は登山学校の授業の一環として行われた。
 習得した技術は以下の通である。
 (1)岩稜歩行
 (2)ショートロープの実践
以上


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