中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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北アルプス:南岳・北穂高岳縦走(3)

2006年09月21日 09時30分04秒 | 北アルプス
北アルプス:南岳・北穂高岳縦走(3)
(クラツリ横浜山旅スクール挑戦コース)
第3日目:2006年8月22日(火)

■行程
 南岳小屋→大切戸→長谷川ピーク→北穂高小屋(泊)

■プロフィールマップ
 ※システムエラーのために,投稿できません。
  http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005
にプロフィールマップを掲載しますので,こちらをご覧ください。

■山行概況
 南岳小屋(標高2975m)に宿泊。早朝3時45分に起床する。
 辺りが明るくなり始めた5時11分に歩き出す。山荘の裏手を少し登ると見晴らしの良い広場に達する。ここで暫く辺りの風景を楽しむ。目の前にはゴツゴツとした岩稜が立ちはだかっている。その先には大きく切れ込んだ大切戸(キレット)が見えている。このキレットを越えていくのかと思うと,緊張感が増してくる。キレットの先に北穂高岳が聳えている。
 広場からの風景を堪能した私達は,大キレットに向けて,急傾斜の下りを慎重に下り始める。一瞬の油断も許されない嶮しい岩稜が続く。落石を起こさないように,一歩,一歩,慎重に下る。私達は同じ登山学校の卒業生が主体である。全員の足並みが揃っているのが有り難い。
 標高2835m地点で,5分ほど小休止する。
 さらに岩場を下り続けて,大キレット(標高2748m)を通過する。つい先日,この辺りで滑落事故があったという。辺りにはそれほど危険と思われる場所ではないが,長野県側,富山県側両方が鋭く切り立っている。
 ここから急な登り坂になる。
 私達は登山学校のトレーニングの一環として,登山している。そこで,ガイド1人に対して,3人ずつショートロープで連結して,安全を確保する。ガイドを先頭に,3点確保をしながら慎重に上り続ける。登る方向が変わるたびにロープがたるむ。すでに,ショートロープの経験を随分と重ねているが,なかなか上手になれない。
 8時21分,長谷川ピーク(標高2875m)を通過する。ここから少し岩場を下り,再び急峻な岩場を登り続ける。周囲の風景など見ている余裕がない。ひたすら,足下を見ながら慎重に登る。9時06分にA沢のコルに到着する。ここで岩に寄りかかりながら,4分ほど立ち休憩をとる。その後,標高2980m地点,3005m地点で,5分ほどの休憩を取り,最後の岩壁を登り詰めて,11時07分,北穂高小屋の脇に,「ポコッ」と,飛び出すように出る。
 北穂高小屋で小休止した後,涸沢小屋まで下山する予定であったが,11時10分頃から,突然,強い雨が降り始める。正にバケツをひっくり返したような大雨である。仕方なく,予定を変更して,今日は北穂高小屋に宿泊することになった。大雨の中,沢山の登山客が避難してくる。小屋は大混雑である。半日,することもなく,漫然と過ごす。
 16時40分から夕食。
 19時頃,就寝。

[第3日目のデータ]
●登攀高度
 大切戸     2748(m)
 北穂高小屋   3020
     (高度差 272)
 登攀合計高度   272(m)
●下降高度
 南岳小屋    2975
 大切戸     2748
     (高度差 227)
 下降剛健高度   227
(続く)


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