<フラワーセンター大船の梅>
初春の鎌倉:山崎・フラワーセンター大船・玉泉寺の梅を尋ねて
(単独散策)
2012年3月1日(木)
<散策地図>
<鎌倉中央公園から山崎・宝積寺跡を巡る>
■塔ノ岳詣では取りやめる
明けて今日,3月1日.本当は塔ノ岳に行こうかなと思ったが,まあ,体調が余る良くないので,大事を取って,思いとどまる.そのかわりに,早めに昼食を済ませてから,鎌倉市内を軽く散歩しようと思い立つ.
まずは,自宅近くの鎌倉中央公園を通り抜けて山崎口へ向かう.今日は天気も良いし暖かなのに,園内は人影まばらである.
気分が和らぐと,体も軽くなる.
■山崎の民家の梅
春うららの陽気に誘われて,何時ものように,気の向くまま,足の向くままに,適当に歩く.
鎌倉中央公園を抜けて,バス停山崎方面に向かう.かつて宝積寺があったところを通過する.途中,民家の庭先の梅が見頃を迎えている.立ち止まって,写真を撮らせてもらう.
一人散策は,同行者の気兼ねがなくて良い.
ただ,大急ぎで注釈を付けておこう.だからといって,仲間との散策が嫌だと言っているわけではない.気の置けない仲間との散策も大好きである.つまり,単独の散策にも,仲間との散策にも,それぞれ違った楽しさがあるということだ.
<山崎の民家の梅>
<フラワーセンター大船>
■見事な紅梅・白梅
成り行きで,久々に近場の天神山にでも登って見ようかと思いながら歩いている内に,うっかり登山口を通過してしまう.今更,登山口まで戻るのも癪なので,では,行き先を変えて,フラワーセンター大船にでも行ってみようかと気が変わる.
フラワーセンター大船を訪れるのは,昨年秋以来のことである.
まだ,この時期,園内にはそれほど多種類の花は咲いていないが,紅梅,白梅が実に見事.
<フラワーセンター梅林にて(1)>
<フラワーセンター梅林にて(2)>
<フラワーセンター梅林にて(3)>
<フラワーセンター梅林にて(4)>
<フラワーセンター梅林にて(5)>
■梅と桜
梅林の梅は正に見頃.ここだけは見物客が何人か集まっている.
私が写真を撮っていると,年配の男性が何となく話しかけてくる.
「梅は何時までもだらしなく咲いているんで,私はどうも気に入らないんですよ・・・桜みたいにパッと咲いて,パッと散る方が魅力的ですね・・・」
すると,隣にいた年配の女性が,すぐに反論する.
「梅は,ポツポツと咲き続けるのが良いんですよ・・・二,三輪,咲いた頃が一番見頃なんですよ・・・」
私は,横でこのやり取りを聞きながら,成る程と思う.どちらの言い分も尤もである.
余談になるが,桜と聞くと,すぐに戦争中のことを思い出す.当時は,桜のようにパッさいて,パッと散るような潔(イサギヨ)さを,常に求められていたような気がする.
それにしても,梅がパッと咲いて,パッと散っても困るし,桜が何時までもダラダラと咲いていても,あまり魅力を感じない.やっぱり,梅はユックリ,桜はパッとが一番良い.
梅がチラホラ咲いているのも眺めながら,やがて訪れるたけなわの春に思いを寄せるのが一番良いなと思いながら,梅林を通り過ぎる.
■ラナンキュラス展
園内の催物会場で,何かやっているようである.序でに,そちらの方も廻ってみる.
まずはラナンキュラス展を訪れる.花のことには全く疎い私には「ラナンキュラス」という言葉自体が分からない.初めて見る言葉である.
それはともかく,折角だから,会場に入ってみる.
展示されている花が余りにも美しいので,呆然とする.凄い!
<ラナンキュラス展の入口>
<ラナンキュラス展(1)>
<ラナンキュラス展(2)>
<ラナンキュラス展(3)>
■春蘭展
続いて,隣の会場へ向かう.ここでは春蘭展が開催されている.
会場にはたくさんの春蘭が展示されている.鎌倉の人里離れた山中でも,自生している春蘭を見ることができるが,これだけたくさんの春蘭が展示されているのは実に見事で,見応えがある.
<展示場入口>
<会場の様子>
<展示されている春蘭のひとつ>
■熱帯植物園
ブラブラと熱帯植物園(正式な名称は違うかもしれない)を一回りする.温室の中に入ると,湿度が高くて.ムッとする暖かさである.温室の中の様子は,このブログで何回も取り上げているので,今回は省略する.
<温室の中の散策路>
<温室の中の池>
■フラワーセンター内をブラブラ
温室を出てから,園内をブラブラと散策する.実に心地よい.
回り道をして,日本式庭園を一回りする.池の中の鯉がノンビリ泳いでいる.
<日本式庭園>
■冬ぼたん
出口付近に冬ぼたんが展示されている.
平素,花に余り興味がない私だが,冬ぼたんの美しさに,ただ,ただ,驚いている.
<出口付近に展示されている冬ぼたん>
<冬ぼたんの美しさに見せられる>
■玉泉寺の梅
フラワーセンターを出てから,少し回り道をして,玉泉寺を詣でる.
ここは観光寺ではないので,境内には全く人影はない.本堂前で合掌した後,向かって左手の奥で咲いている梅を拝見する.
<玉泉寺>
<玉泉寺の梅(1)>
<玉泉寺の梅(2)>
■大船観音を拝みながら大船駅へ
特段,急いで家に帰る必要もないので,谷戸池へ廻ろうかと思う.ところが,途中でまた気が変わって,バス通り沿いに大船駅に出る.
昨年完成した大船駅西口の高架橋の上から大船観音のお姿を拝む.
その後,大船駅に隣接するルミネ1階のコーヒー店に立ち寄って,200円也のブレンドコーヒーを味わう.
すぐにコーヒー店に入ってしまうのが私の欠点である.
こうして,約半日,ノンビリと鎌倉北西部の散策を楽しんだ.
<大船駅西口高架橋から大船観音を拝む>
<200円也のコーヒー>
■体調が戻った
帰宅後,早めに夕食を済ませる.
食後のひととき,シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47」と交響詩「タピオラ」作品112,「フィンランディア」作品26のCDを聞きながら,水彩画を描き続ける.
気がつくと,一寸具合が悪いなと思っていた体調が,すっかり元に戻っている.
散歩のお陰で,高血圧の疑いも消し飛んだ気分である(本当の結果は,1週間後の医師の診断を受けないと分からないが・・・).
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/39041a7fd3b875917cb35511349f71bd
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/520dd56277d0ee16472ebcb6be4c9b61
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