春うららの箱根ハイキング
道了尊から明神ヶ岳へ
(ARENA)
2007年3月21日(水)<春分の日>
■春うらら
春の明神ヶ岳ハイキングを楽しんだ。昨日(3月20日)にバカ尾根経由で塔ノ岳へ登ったばかりなので,連日山旅で明け暮れていることになる。今日(3月21日)は,幸いなことに天候に恵まれた。気温も昨日に比較すれば,やや高く,暑くも寒くもなく大変気持ちが良い。
本日の参加者は男性4名,女性2名,アルカリ性1名,合計7名である。
ここ数日,晴天が続いている。しかし,昨日(3月20日),私が単独で丹沢塔ノ岳を往復したときには,標高1000メートル付近から上には,季節外れの雪が降り積もっていた。昨日も,日中は暖かかったので,多分,雪も大方溶けているだろうが,標高1130メートルの明神ヶ岳山頂付近には残雪があることが予想される。今日の参加者の中には,登山経験がほとんどない方々も何人か混じっている。私は,リュックの中に,4本爪軽アイゼンを2組入れて家を出た。
<道了尊から明神ヶ岳へ>(山と高原地図『箱根』から部分引用)
■道了尊登山口を登り始める
集合時間の約20分前,7時35分に小田原駅に到着する。全員が集まってから伊豆箱根鉄道で大雄山へ,さらに関本からバスに乗り,8時48分に童了損に到着する。バスは観光客や登山客で満席。ボーイスカウトの子供達も混じっている。
9時01分,最乗寺の山門(標高280m)から歩き出す。奥深い杉木立の中を,沢山の観光客に混じって,石段を登り続ける。間もなく石段を左折して登山道に入る。程々の勾配の歩きやすい登山道が続く。高度が上がるに連れて,南側の眺望が開ける。数人の同行者が,バラバラに衣服調整をする。その度に,歩行テンポが乱れる。
9時36分,登山道は林道と交差する(標高470m)。なお,尾根筋に沿った緩やかな登り坂が続く。9時54分,送電線鉄塔の脇を通過する。鉄塔付近の登山道はやや勾配が増す。同行女性1人の登攀速度がやや遅いために,どうしても先頭を行く人と距離が空いてしまう。先頭は後を確かめずに,ドンドンと先へ進んでしまう。
「やっぱり,ハイキンググループは,登山の基本ができていないな・・・何時かきちんと皆に教えなければ・・・」
と自分が山の素人であることを棚に上げて,仲間のことをあれこれと考える。
<途中から大山が良く見える>
■見晴小屋で一休み
10時01分,ふたたび林道と交差する(620m)。林道は立派に舗装されている。
さらに登り詰めて,10時07分に見晴小屋(697m)に到着する。ここで休憩を取る。私達の前後を,どこかのボーイスカウトの子供達が登っていく。どの子供達も大変元気なのが羨ましい。
<見晴小屋>
10時15分,全員が一緒に見晴小屋を出発する。この辺りから下ってくる登山客と,ときどきすれ違うようになる。また,先頭と後の間が開き始める。やがて,広く開けた原っぱの真ん中を登る。日陰には僅かながら残雪が見える。微風が爽やかに吹いてくる。振り返ると遠く大山が聳えている。
■神明水を通り過ぎて尾根に出る
10時37分に神明水に到着する。水は涸れている。そのまま急坂を登り続ける。やがて,明神水付近を通り過ぎると,登山道は左右に大きくジグザグと曲がるようになる。この辺りから残雪が連続する登山道となる。ところが日当たりの良いところは,大変な泥んこ道になっている。
<神明水:枯れていた>
10時58分,標高950メートル付近で,約5分休憩を取る。そして,11時28分に明神ヶ岳と明星ヶ岳に向かう登山道の分岐点(1,055m)を通過する。さらに泥道を登って,11時58分に明星ヶ岳からの尾根道と合流する。尾根道に出ると,途端に箱根方面の眺望が開ける。目の前に,駒ヶ岳,神山,冠ヶ岳が聳えている。中腹には大涌谷の台地が見える。その手前には明神平別荘地が見下ろせる。
<登山道と稜線の交差点からの眺望:大涌谷が見える>
■明神ヶ岳山頂で昼食
尾根に沿って北西に進む。泥んこ道が続く。そして,11時59分に明神ヶ岳山頂(1169m)に到着する。ここで昼食を摂る。沢山の登山客が広い山頂で休憩している。暫く休んでいると,だんだんと寒くなってくる。
山頂の標識の前で,集合写真を撮る。
<明神ヶ岳からの神山・駒ヶ岳の眺望>
山頂からの眺望が素晴らしい。西北西を望むと,私達がこれから行く尾根道がくねくねと続いているのが見下ろせる。その先には金時山(1212m)が,ポッコリと聳えている。
<尾根道の向こうに金時山が聳えている>
■矢倉沢峠を経て仙石原へ下山
12時32分に明神ヶ岳を出発する。眺望を楽しみながら,尾根沿いの登山道を標高差200メートルほどを一気に下る。何時の間にか,雲が出てくる。途端に少し寒くなる。小さな上り下りが連続する。途中,火打石岳(988m)の北側を通過した後で,立ち休憩を取る。
14時17分に矢倉沢峠(910m)に到着する。うぐいす小屋の前で5分ほど休憩した後,急坂を下って,14時47分に金時バス停を通過し,14時52分に仙石原バス停に到着する。
待つ間もなく,14時52分発の小田原行バスに乗車。15時52分に小田原駅に到着する。
[ラップタイム]
9:01 道了尊歩き出し
↓
9:52 尊電線鉄塔
↓
10:07 見晴小屋
↓
11:59 明神ヶ岳山頂着
12:32 〃 発
↓
14:17 矢倉沢峠
↓
14:52 仙石原バス停
■登攀高度
道了尊登山口 350(m)
明神ヶ岳山頂 1,165
高度差 815(m)
■下降高度
明神ヶ岳山頂 1,165(m)
金時登山口 670
高度差 495(m)
■登攀所要時間
道了尊発 9時01分
明神ヶ岳山頂着 11時59分
所要時間 2時間58分(2.97h)
■登攀速度(休憩時間を含む)
815(m)/2.97(h)=274.4(m/h)
■下降所要時間
明神ヶ岳山頂発 12時32分
仙石原バス停着 14時52分
所要時間 2時間20分(2.33h)
■下降速度(休憩時間を含む)
495(m)/2.32(h)=212.4(m/h)
(おわり)
道了尊から明神ヶ岳へ
(ARENA)
2007年3月21日(水)<春分の日>
■春うらら
春の明神ヶ岳ハイキングを楽しんだ。昨日(3月20日)にバカ尾根経由で塔ノ岳へ登ったばかりなので,連日山旅で明け暮れていることになる。今日(3月21日)は,幸いなことに天候に恵まれた。気温も昨日に比較すれば,やや高く,暑くも寒くもなく大変気持ちが良い。
本日の参加者は男性4名,女性2名,アルカリ性1名,合計7名である。
ここ数日,晴天が続いている。しかし,昨日(3月20日),私が単独で丹沢塔ノ岳を往復したときには,標高1000メートル付近から上には,季節外れの雪が降り積もっていた。昨日も,日中は暖かかったので,多分,雪も大方溶けているだろうが,標高1130メートルの明神ヶ岳山頂付近には残雪があることが予想される。今日の参加者の中には,登山経験がほとんどない方々も何人か混じっている。私は,リュックの中に,4本爪軽アイゼンを2組入れて家を出た。
<道了尊から明神ヶ岳へ>(山と高原地図『箱根』から部分引用)
■道了尊登山口を登り始める
集合時間の約20分前,7時35分に小田原駅に到着する。全員が集まってから伊豆箱根鉄道で大雄山へ,さらに関本からバスに乗り,8時48分に童了損に到着する。バスは観光客や登山客で満席。ボーイスカウトの子供達も混じっている。
9時01分,最乗寺の山門(標高280m)から歩き出す。奥深い杉木立の中を,沢山の観光客に混じって,石段を登り続ける。間もなく石段を左折して登山道に入る。程々の勾配の歩きやすい登山道が続く。高度が上がるに連れて,南側の眺望が開ける。数人の同行者が,バラバラに衣服調整をする。その度に,歩行テンポが乱れる。
9時36分,登山道は林道と交差する(標高470m)。なお,尾根筋に沿った緩やかな登り坂が続く。9時54分,送電線鉄塔の脇を通過する。鉄塔付近の登山道はやや勾配が増す。同行女性1人の登攀速度がやや遅いために,どうしても先頭を行く人と距離が空いてしまう。先頭は後を確かめずに,ドンドンと先へ進んでしまう。
「やっぱり,ハイキンググループは,登山の基本ができていないな・・・何時かきちんと皆に教えなければ・・・」
と自分が山の素人であることを棚に上げて,仲間のことをあれこれと考える。
<途中から大山が良く見える>
■見晴小屋で一休み
10時01分,ふたたび林道と交差する(620m)。林道は立派に舗装されている。
さらに登り詰めて,10時07分に見晴小屋(697m)に到着する。ここで休憩を取る。私達の前後を,どこかのボーイスカウトの子供達が登っていく。どの子供達も大変元気なのが羨ましい。
<見晴小屋>
10時15分,全員が一緒に見晴小屋を出発する。この辺りから下ってくる登山客と,ときどきすれ違うようになる。また,先頭と後の間が開き始める。やがて,広く開けた原っぱの真ん中を登る。日陰には僅かながら残雪が見える。微風が爽やかに吹いてくる。振り返ると遠く大山が聳えている。
■神明水を通り過ぎて尾根に出る
10時37分に神明水に到着する。水は涸れている。そのまま急坂を登り続ける。やがて,明神水付近を通り過ぎると,登山道は左右に大きくジグザグと曲がるようになる。この辺りから残雪が連続する登山道となる。ところが日当たりの良いところは,大変な泥んこ道になっている。
<神明水:枯れていた>
10時58分,標高950メートル付近で,約5分休憩を取る。そして,11時28分に明神ヶ岳と明星ヶ岳に向かう登山道の分岐点(1,055m)を通過する。さらに泥道を登って,11時58分に明星ヶ岳からの尾根道と合流する。尾根道に出ると,途端に箱根方面の眺望が開ける。目の前に,駒ヶ岳,神山,冠ヶ岳が聳えている。中腹には大涌谷の台地が見える。その手前には明神平別荘地が見下ろせる。
<登山道と稜線の交差点からの眺望:大涌谷が見える>
■明神ヶ岳山頂で昼食
尾根に沿って北西に進む。泥んこ道が続く。そして,11時59分に明神ヶ岳山頂(1169m)に到着する。ここで昼食を摂る。沢山の登山客が広い山頂で休憩している。暫く休んでいると,だんだんと寒くなってくる。
山頂の標識の前で,集合写真を撮る。
<明神ヶ岳からの神山・駒ヶ岳の眺望>
山頂からの眺望が素晴らしい。西北西を望むと,私達がこれから行く尾根道がくねくねと続いているのが見下ろせる。その先には金時山(1212m)が,ポッコリと聳えている。
<尾根道の向こうに金時山が聳えている>
■矢倉沢峠を経て仙石原へ下山
12時32分に明神ヶ岳を出発する。眺望を楽しみながら,尾根沿いの登山道を標高差200メートルほどを一気に下る。何時の間にか,雲が出てくる。途端に少し寒くなる。小さな上り下りが連続する。途中,火打石岳(988m)の北側を通過した後で,立ち休憩を取る。
14時17分に矢倉沢峠(910m)に到着する。うぐいす小屋の前で5分ほど休憩した後,急坂を下って,14時47分に金時バス停を通過し,14時52分に仙石原バス停に到着する。
待つ間もなく,14時52分発の小田原行バスに乗車。15時52分に小田原駅に到着する。
[ラップタイム]
9:01 道了尊歩き出し
↓
9:52 尊電線鉄塔
↓
10:07 見晴小屋
↓
11:59 明神ヶ岳山頂着
12:32 〃 発
↓
14:17 矢倉沢峠
↓
14:52 仙石原バス停
■登攀高度
道了尊登山口 350(m)
明神ヶ岳山頂 1,165
高度差 815(m)
■下降高度
明神ヶ岳山頂 1,165(m)
金時登山口 670
高度差 495(m)
■登攀所要時間
道了尊発 9時01分
明神ヶ岳山頂着 11時59分
所要時間 2時間58分(2.97h)
■登攀速度(休憩時間を含む)
815(m)/2.97(h)=274.4(m/h)
■下降所要時間
明神ヶ岳山頂発 12時32分
仙石原バス停着 14時52分
所要時間 2時間20分(2.33h)
■下降速度(休憩時間を含む)
495(m)/2.32(h)=212.4(m/h)
(おわり)