中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉ぼんぼり祭と仏像入門展見学

2014年08月09日 09時38分31秒 | 鎌倉あれこれ

                                <鶴岡八幡宮>

        鎌倉ぼんぼり祭と仏像入門展見学
            (単独散策)
       2014年8月8日(金) 晴

<鎌倉駅前>

■鎌倉駅前広場は女性の長蛇の列

 一昨日(8月6日),五十三次洛遊会の皆さんと一緒に,ざっと「ぼんぼり祭」の開場を一回りしたが,もう少し丁寧に見ておこうかと思って,昼下がりの2時間ばかり,鶴岡八幡宮を訪れた.
 今日は余り歩く意欲が湧かないので,昼食後,近くのバス停から鎌倉駅前までバスに乗って出掛ける.
 平日にもかかわらず,鎌倉駅前は,相変わらず観光客で賑わっている.
 今日は逗子で何か催し物があるらしく,鎌倉駅前から逗子へ向かうシャトルバスの乗り場には,駅前広場を半周するほどの長蛇の列ができている.係員が,
 「広がらないで,歩道を開けて下さい…」
と声を枯らして叫んでいる.
 “一体,何があるんだろう…”
 この大変な列に並んでいるのは100パーセント若い女性である.一体何がこんなに沢山の若い女性を惹き付けるんだろう…実に不思議である.

■意外に空いている若宮大路
 今日の目的は,ぼんぼり祭見学である.
 まずは若宮大路から見学を始める.勿論,その先のことはそのとき次第,とにかく15時までに鎌倉駅にもどることだけが唯一の条件である.
 まずは段葛入口へ.
 鳥居の前に,「ぼんぼり祭」と大書した看板が立っている.

<段葛入口>

<段葛の「ぼんぼり」>

■誰も居ない段葛
 段葛に入る.私は鎌倉に住んでいるので,この辺りにも頻繁に訪れているが,改めて段葛を全部歩くことはあまりない.でも,今日は段葛に飾られているぼんぼりも是非見たいなと思っているので,段葛の最初から最後まで歩いてみることにする.
 “まずは段葛を見通す写真を撮るぞ…”
ということで,段葛入口付近でデジカメを構える.
 ところが,なんとしたことか,段葛を全部見通しても人の姿が見えない.
 “こんなこともあるんだな…”
 私は不思議な気分になる.
 “駅前に沢山居た観光客は居たい何処へ行ってしまったんだろう…”

<誰も居ない段葛>

■段葛のぼんぼり
 段葛入口付近には,ぼとんど「ぼんぼり」がない,少々期待はずれの感じがするが,中程まで歩くと,だんだんと「ぼんぼり」の数も増え出す.
 段葛に飾られている「ぼんぼり」の中で,ちょっと気になって写真を撮った「ぼんぼり」を披露しよう.勿論,自分の好みで選んでいるので,全くの自己流,無手勝流である.
       
<段葛に飾られている「ぼんぼり」>

<鶴岡八幡宮>

■鶴岡八幡宮に到着
 段葛を通り抜けて,鶴岡八幡宮に到着する.参道の両側にズラリと「ぼんぼり」が並んでいる.
 境内を散策する人は意外に少なく,観光客で混雑する何時もの鶴岡八幡宮とは少し違う感じがする.夏場の観光客は,どうしても海の方に集まるようである. 

<参道にズラリと並ぶ「ぼんぼり」>

■参道に並ぶ「ぼんぼり」
 参道の両側に並ぶ「ぼんぼり」を,ゆっくり眺めながら拝殿に向かう.例によって,目に止まった「ぼんぼり」の写真を撮る.全くの気まぐれで選んでいるので,特に優劣を付けているわけでもないし,選ぶなどという失礼なことをするつもりもないことをお断りしておく.
 ただ,自分の趣味が山登りなので,どうしても山や自然を題材にした「ぼんぼり」に興味を持つようである.
 舞殿では,夕方行われる音楽会の準備が進んでいるようである.

  
  
  
  
<鶴岡八幡宮参道に並ぶ「ぼんぼり」>

■拝殿の前にて
 参道を進んで舞殿に突き当たる.今夜行われる演奏会の準備がもう始まっている.「ぼんぼり」を眺めながら,拝殿の前まで階段を登る.
 私も廻りの観光客に見倣って,参拝を済ませる.その後,拝殿近くの「ぼんぼり」を見て回る.
 この辺りにも勿論沢山の「ぼんぼり」が並んでいるが,そろそろ写真を撮るのにも飽きてきたので,もう「ぼんぼり」の写真を撮るのは,ヤメにする.

<鶴岡八幡宮の前にて>

<仏像に会う>

■国宝館
 拝殿に向かって右手にある石段を下りる.
 白旗神社の前を通って国宝館の前に到着する.何気なしに,国宝館の前に張り出されている「仏像入門」という案内が目に止まる.
 “丁度良いぞ…中に入って見よう…”

<鎌倉国宝館>

■国宝館のチラシ
 入口で国宝館のチラシを貰う.
 “ほほう…これは良いぞ!”
 チラシの裏を見て,仏像のことは何も知らない私は,なるほどこう言うことかと納得する.
 
<チラシの表>                              <チラシの裏>

■仏像のキホン
 館内を数回回る.写真で見たことのある有名な仏像の実物が目の前にある.特に園応寺の仏像には感激する.
 できれば,これらの仏像の写真を撮りたいなと思うが,ここは写真撮影厳禁である.
 …で,鎌倉国宝館編集『仏像のキホン』(500円)を成り行きで購入する.
 “これで鎌倉散策も随分と奥深くなるぞ…” 
        
       <単行本『仏像のキホン』>

<池泉回遊式庭園>

■久々の庭園
 1時間ほど国宝館を見学してから外に出る.
 池泉回遊式庭園特別公開と書いてある案内板を見かける.
 ”特別公開なら,たまには拝観するか…

 庭園を一回りする間に出会った観光客は1人だけ.石畳の路をゆっくりと歩く.

<石畳の散策路>

■池の中の回遊路
 散策路をブラブラ進むと,途中で池の中に分岐する回遊路がある.残念ながらこの回遊路には入れないが,なかなかの風景である.
 散策路をユック路と歩いて,鶴岡八幡宮入口付近で,また喧噪の街中に出る.

<池泉回遊式庭園散策路から源平池を望む>

■締めくくりはコーヒーだ
 そろそろ帰宅しなければならない.
 締めくくりは,鎌倉駅Beck'sでホットコーヒーである.
 “やっぱり,プロが入れるコーヒーは味が違うな…”
 これが率直な感想である.
 コーヒーを賞味しながら,
 “オレは,こんなに毎日遊びほうけていて,良いんだろうか…”
 反省すること頻りである.
 “でも…まあ…良いか” 今日も良かった,良かった!


<Beck'sのコーヒー>
                                  (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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