中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉ブラブラ暇つぶし

2007年03月16日 10時08分20秒 | 鎌倉あれこれ
         鎌倉ブラブラ暇つぶし
             (単独行)

2007年3月12日。月曜日。晴。

■どうも調子が悪い

 flower-hillは,本当のところ,丹沢の塔ノ岳を往復しようと思っていた・・・が,4時頃,起床したときに,何となく気分が優れない。私は即座に丹沢行きを中止した。その代わりに,このところ途中で放りっぱなしになっていた仕事を精力的に片づける。朝食を挟んで,10時頃には作業に一区切りを付けて,軽く鎌倉の山ノ内から天園方面を散策することにした。
 10時30分頃,鎌倉中央公園近くの自宅を出発して,山ノ内浄水場を経由して,尾根道を北鎌倉方面に進む。途中,富士山や六国見山が良く見える。特に北鎌倉女学院のグランドの上は,隠れた富士山絶景のポイントである。

           <山ノ内尾根から見た六国見山>

         <北鎌倉女学院グランドから見た富士山の絶景>

■北鎌倉のコンビニで雑談
 何時もの通りに,北鎌倉駅近くのコンビニに立ち寄る。そして,「オニギリ」1個と「あんパン」1個を購入する。店の奥の事務室にいた店長が私の姿を見て,店内に出てくる。そして,
 “Good morning! How are you?”
とふざけて英語で私に挨拶する。
 “Very fine!, Thank you. And you?”
と私もふざけて中学の英語通りにまぜ返す。
 この店長は,ここ数ヶ月,あまり体調が優れないようだが,今日は,いつもよりも大分元気が良さそうである。私と同年輩の店長には,是非,いつまでも元気でいて貰いたいと思っている。
 レジにいる奥さんに,
 「ご主人,大分元気になりましたね・・・」
と挨拶する。奥さんが,
 「そう見えますか・・・日によって,良かったり悪かったりするんですよ・・先生,お元気そうで羨ましいです」
と答える。私を“先生”扱いする。
 「今度,ご主人も,私と一緒に鎌倉を散歩しませんか・・」
と誘う。

■ゴハンちゃんが居ない
 北鎌倉駅を通り過ぎる。2匹の可愛いネコ,プリンちゃんとゴハンちゃんが居るお店は,今日はお休みのようである。ネコの姿もない。この2匹のネコを見かけないと,何かを忘れたような気分になる。
 名月谷から山道に入る。一旦,竹藪のトンネルを潜ってから,登り返して勝上嶽展望台に到着する。今日は寒いためか,天園ハイキングコースに入っても,観光客は殆ど居ない。
 十王岩展望台で休憩を取る。今日は空気が透明である。裏手を見ると木の間から横浜の「ミナトみらい」地区の高層ビルが手に取るように見える。

      <十王岩から横浜の「ミナトみらい」地区が良く見える>

■鎌倉アルプスの岩場
 ここから峠の茶屋方面に進む。途中,鷲峰山山頂の四国八十八ヶ所巡りの大窪寺大師像を参拝する。大半の登山客が,このお大師さんに気づかずに通り過ぎる。

       <鷲峰山山頂のお大師さん[四国大窪寺]>
 お大師さんのすぐ下の岩肌に,何か字のようなものが彫ってある。「秀」という字に見えるが,この字は一体何なのだろう。
 そして,このコース唯一の岩場(・・といっても落差2メートルほどしかないが)を通過する。数年前,ここで年輩の女性が転落死したことがあるので,注意して通過するに越したことはない。

       <天園ハイキングコースにもこんな物騒な所がある>

 峠の茶屋に立ち寄る。お馴染みさんが2人,入口近くのテーブルでビールを飲みながら雑談している。お酒の好きな方々だったので,私は敬遠して,少し離れた場所に座り,軽く昼食を摂る。寒い。
 瑞泉寺手前の登山口を経由して,鎌倉駅に戻る。


2007年3月14日。水曜日。晴。

■成り行きで散歩に出掛ける
 昨日,バカ尾根を往復したばかりなので,今日は,終日,家に篭もっている積もりだったが,天気がよいと,どうしても散歩をしたくなる。それでも午前中はパソコンに向かって,色々調べものや,資料の整理をしていたが・・・・午後から散歩に出る。
 「どこを散歩しようか・・・」
 私は少々迷いながら,まずは鎌倉中央公園を一回りしてから,梶原,葛原ヶ岡方面へ足を進める。そして,成り行きで源氏山公園を通りすぎて,鎌倉駅西口方面へ向かう。

■源氏山ブレンド
 これまた成り行きで,お馴染みの西口近くの喫茶店「陶季」に入る。

         <鎌倉駅西口の「陶季」入口>

 この店のオリジナルコーヒー「源氏山ブレンド」を注文する。幸いなことに・・・と,言ってはこの店のご主人に叱られるが,お客は私1人である。この店は,脱サラのご主人と奥さんのお二人で経営している。ご主人はもともとコンピューター関係の仕事をされていた方なので,同じようにコンピューター関係を生業としてきた私とは,結構,共通した話題がある。そんな関係もあって,もう,かれこれ10年近くも前から,私はときどきこの店に立ち寄っている。
 「パプアニューギニアの写真,もう整理できましたか・・?」
と奥さんが私に聞く。実は,目下,ブログを使って資料を整理している真っ最中なので,まだ整理できていない。整理がついたら,是非,魅せて欲しいと奥さんがいう。 先日(3月7日),登山学校の仲間,数名をつれて,鎌倉を北から南まで縦断した。帰途,全員を「陶季」へ案内した。登山学校の受講生は7対3で女性の人数が多いので,参加者に女性が多いのは仕方がないことだが,それにしても,この日の参加者は,アルカリ性の私を除いて,全員が女性であった。
 「先日も,“黒”1点でしたね・・・」
と奥さんが私を冷やかす。
 「・・・全く! でも今度の日曜日は男性だけを案内する予定ですよ・・・もっともこちらに寄れるかどうか分かりませんが・・」
と曖昧な返事をする。でも“黒”と言われると何だか葬儀のような印象がある。紅白の“白”ではないかと漠然と思う。

■小町通り「モア」でお茶
 14時30分頃,陶季を出る。丁度そのとき,源氏山方面から下ってきた湘南カラビナ隊の仙人とバッタリ会う。お互いにビックリする。私はブラブラ歩いて家に帰るつもりだったが,すぐに予定を変更する。
 「お茶でも飲みましょう・・」
と仙人をお誘いする。
 また「陶季」に入り直すのも癪に障るので,小町通まで足を伸ばして銅ビル2階の「モア」に入り込む。ここも私達の行きつけの店である。
 「この頃,コーヒーを飲み過ぎて,健康診断で胃が荒れているって言われちゃいましたよ・・」
と言いながら,紅茶を注文する。先ほど陶季で源氏山ブレンドを賞味したばっかりなのに・・・ 仙人も,私と同じようにコーヒーの飲み過ぎを懸念している。
 「私も医者からコーヒーの飲み過ぎだって,医者に言われちゃいましたよ・・」
と苦笑する。この店のキリマンジャロが美味しいという人が多い。折角,コーヒーの美味しい店に入りながら,紅茶を飲んでいるのだから,どうにもならないなと苦笑する。 30分ほど雑談してから帰途につく。鎌倉市役所前からバスに乗る。

■ありゃ・・・私の乗った飛行機はボンバルディアだ!
 帰宅後,テレビを見る。四国のどこかの空港で,ボンバルディアDHC8-Q400機が胴体着陸したようである。

        <私達が乗り合わせたボンバルディア機>

 そういえば,先日,パプアニューギニアを訪れていた私達が,ポートモレスビーからマウントハーゲンまで往復した飛行機は,事故を起こした飛行機と同じボンバルディアDHC-Q400だった。無事に帰国できたから良いものの,思い出すたびに,背筋がゾッとする。
                      (おわり)


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