中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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歩いて巡る東海道五十三次宿場めぐり全15回(7)

2007年05月06日 21時09分40秒 | 街道:東海道五十三次
          歩いて巡る東海道五十三次宿場めぐり全15回(7)
                     (小田急トラベル)
            第3回:横浜駅から戸塚まで(その2)

2007年5月3日(木)

<権太坂へ>


■天王寺駅を出発
 天王寺駅で一休みした後,11時丁度に再び歩き出す。広い自動車道に沿って,南南西の方向に一直線に下る。11時04分に香象院というお寺の前を通過する。さらに11時10分に助郷会所跡を通過する。ここは元助郷村の集会場だったところである。
 
       <助郷会所跡>          <保土ヶ谷宿跡>

 単調な自動車道をひたすら南南西に歩く。参加者80余名の行列がバラケ始める。すると,先頭の集団は,後の集団が到着するまで歩くのを,止めて待っている。山歩きのグループと違って,こちらのグループは服装もさまざまであり,歩き方も十人十色である。その辺りを観察していると,とても興味深いものがある。

             <樹源寺>     

■保土ヶ谷宿本陣跡
 11時16分,JR東海道本線の踏切を通過する。先頭集団が踏切を渡りきった頃,折悪しく電車が来て,踏切が閉まってしまう。先頭の集団は,踏切の直ぐ近くにある本陣跡で後の集団が渡ってくるのを待つ。勿論今は何も残っていないが傍らに「保土ヶ谷宿本陣跡」と書いた看板が建っている。

 本陣跡から道は西北西に向きを変え,暫くの間,東海道本線の線路に沿って走っている。本陣からほんの少し離れたところに脇本陣跡がある。傍らに「脇本陣(水屋)跡」と書いた案内柱が建っている。「建坪128坪,間口8間,奥行16間・・・」という説明が書いてある。

■旅籠屋から権太坂へ
 さらに西へ進み,11時26分に旅籠屋(本金子屋)跡を通過する。ここにも「建坪79坪,間口7間,奥行11間・・・」と書いた案内柱が建っている。
 11時29分に保土ヶ谷一里塚跡を通過する。傍らに一里塚と上方見付跡の説明を書いた案内板が建っている。この説明文によると,ここは,日本橋から8番目の一里塚のようである。
 やがて,私達が歩いてきた自動車道路は丘に突き当たる。そして直角に曲がって南に向きを変える(11時47分)。向きを変えた場所から,道幅の狭い登り坂の道路が分岐する。この坂が有名な権太坂である。坂を登り始める。長い坂道である。

            <権太坂を登る>


             <権太坂の案内板>

 11時50分,坂の途中にある権太坂の碑を通過する。ここは江戸を発った旅人が最初に遭遇する東海道の難所だという。進行方向右手には,進学校として有名な光陵高校がある。

<品濃一里塚からオーロラシティーへ>

■焼餅坂を下る

 11時56分に急な坂道を登り切る。手許の高度計は80メートルを指している。ここからは,ごくなだらかなアップダウンが続く。
 12時04分に境木立場跡を通過する。傍らに建つ案内板によれば,ここに,武蔵国と相模国の境界を示す木柱,つまり境木が立っていたという。立場は休憩所のことらしい。境木立場は,地元の旧家,若林家が代々運営していたらしい。ここから道路は直角に曲がり,南へ向かう急な下り坂になる。この坂を焼餅坂と言う。傍らに焼餅坂の由来を書いた案内板が建っている。この案内板の説明によると,権太坂を登り切ったところで一休みする旅人を目当てにした焼餅屋が,この辺りで店を構えていたことから,焼餅坂という名前になったらしい。

             <焼餅坂>

■品濃一里塚跡
 焼餅坂を下ると,旧東海道は閑静な住宅地の中を通過して,大きな立木が鬱蒼と茂っている小高い丘を登り返す。丘の斜面に品濃一里塚公園入口と書いた立て札が建っている。この立て札から,ほんの30メートルほど,脇道を登ると,大きな松の根が巻き付いている塚がある。これが品濃一里塚跡,日本橋から数えて9番目の一里塚である。神奈川県内で現存する一里塚は,ここだけだという。

            <品濃一里塚>


              <旧東海道の案内標>


■東戸塚オーロラシティーに到着
 後の集団が追いつくのを待って,12時18分に品濃一里塚を出発する。そして,途中から旧東海道を外れて右折する。そして,12時23分に東戸塚オーロラシティーに到着する。私達は,ここで昼食を摂ることになっている。

         <オーロラシティーへ向かう>
                  (つづく)


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