
車を運転していたり、ストリートビューをながめると、ときたま変化がある。
あれ?最高速度変わってる?と。
また、標識は無いのに標示が50のままとか。
実は、夜な夜な?最高速度は引き上げられている。
年々幹線道路の最高速度はあがり、追い越し禁止なども緩和されている。
べつな資料集めでみつけた古い魁より。
☆1989.7.29「規制速度を緩和へ」
この記事で秋田県警は国道13号の70キロに及ぶ区間を緩和したとある。
場所は
○50→60
秋田市御所野〜河辺町和田、河辺町和田石川〜協和町など
○40→60
十文字バイパス
○40→50
神岡町北楢岡〜神宮寺、横手市婦気〜柳田など
とのこと。
ときたまある、


これは速度標識を外したあとで、河辺の神内カーブの標識を外した写真がのっていた。
神岡や横手はいわゆる「街道筋」であり商店や学校が迫る場所だが、引き上げだったのか。
さらに、「40キロは大曲市内など」とあり、まだ引き上げなかった場所やあったことに。
湯沢とか醍醐、刈和野のあのあたりだろうか。
☆1989.9.22夕刊「車の流れスムーズに」
反響記事。
この改正で20分短縮なったり、燃費があがる、イライラしないなどメリットばかり。
ちなみに88年に7号、90年に46号に着手らしい。
河辺町で解除された場所の写真(多分式田口?旧ラーメンとん太がある)は50に終わりマークがついた吊り標識があり、脚の部分に「この先法定速度〜」な毛筆の看板が。
しかしながら、失敗もしたようだ。
☆1996.3.1 「制限速度40キロに引き下げ」
秋田市下浜の国道7号は1988年に路面改良して50キロにしたが、危なすぎて困ると苦情が出て40キロに戻すというもの。
運転してると急に40にさがる狭い区間。
確かに言い分はわかる気がする。
さて、国道の位置付けはだいぶ変わっている。
当時もそうだし、秋田県の大半の国道は追い越し禁止の街道筋だと思う。
でも、今はそれすら役立たずな扱いにされている。
下浜も結局下浜道路になり、神宮寺もバイパス化。
河辺も工事中。
40キロの街道筋は、多分いまでは大館ぐらいじゃないかと思う。
さらに速度緩和があり、46号は仙岩ぎりぎりまでフル60キロを実現させている。
県外では30キロ近い二車線が普通な道もある(福島、山形、宮城など、ただ未改良道は秋田と違い速度制限があるパターンが多い)。
また、最近20を見なくなりましたよね?
秋田市内はゾーン30に置き換えられているから減らしてある。
今後、どうなるんだろうか。
臨海も寺内八橋は60に変わったし、案外仁井田や飯島も上がるかもしれない。
大住や将軍野は狭いのに40な部分もあったりするし。
かと思えば県外では下がった場所もあるらしい。
国道43号なんかは裁判までして下げたとか。
時代の流れをストリートビューと古新聞で味わえました。