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秋田バス戦争・北部編

2023-01-20 22:24:34 | バス・タクシー・その他陸海空運
秋田市のバス事情まとめシリーズ、今回は北部。

○もともとは中央のシマ?
秋田市の交通崩壊が始まったのは市営バスの移管が開始された2000年と見る。
このときまであったのが、
市営バス(土崎系)→新国道土崎線、金足堀内線、寺内土崎線、臨海土崎線、将軍野線、浜なし山線、組合病院線、新国道大学病院線、新国道秋商線、新港線、飯島スクール線、堂の沢線、寺内交通局線、セリオン線など
さらに、市営バスは泉方面として神田系も主要にしていて、
市営バス(神田系)→神田旭野線、神田土崎線、笹岡土崎線、土崎駅組合病院線、神田スクール線、神田県庁線、卸売市場線、泉山王環状線、添川線、泉秋操線など
【追記】卸売市場線は神田線の派生。
※まだありましたらコメントなどで教えてください。
そこに、
中央交通→新国道経由土崎線、金足岩瀬線、追分線、五城目線、船川線、上新城線、下新城線など

があった。
もともと新国道にバスを走らせていたのは中央からと言う。
市営は寺内や市電、神田方面中心。
だから、新国道は中央にまかせて競合を止めるにするために移管がはじまったのだが…

○あれは嘘だ?
そうして、競合していた新国道経由土崎線、上新城下新城岩瀬にあわせるために堀内が先行移管、翌年土崎絡みが例外なく全部移管。
(新国道サンパーク線は一年長く新国道にいたことに)
その後どんどん削られ、最後まで残ったのが泉秋操だった。
当時は移管までするんだから路線を守ると風呂敷を広げていた中央交通だったが。

交通局解体からすぐ、
上新城、金足、下新城を廃止した。
これはいくらなんでもでないか。
代わりに秋田市のマイタウンで補完されたが、案の定乗り換えと互換わるさと秋田駅まで行かない。
市が赤字で廃止した市営バスをスケールダウンして復活というお粗末な話。
更に、船川や神田の大部分もばっさり廃止。
二枚舌ではないのか。

○さらなる系統経路変更や削減
中央交通は五城目が由来、だから系統番号は101【訂】100が付番されていてまだ本数が確保されている方。
土崎行きもまだ新国道寺内が二極化していて、神田も本数があるほうでまだ南や東より厚遇かな。
ただ、だいぶ減らされたりしたとこもある。

こないだ歩いた将軍野線は細かく分けると…
通町将軍野線、県庁寺内将軍野線、新国道将軍野線、将軍野飯島線、通町サンパーク線、県庁寺内サンパーク線、新国道サンパーク線、サンパーク経由無組合病院線などなとがあった。
※サンパークは飯島西袋の組合病院裏のニュータウン。
があったが今は通町将軍野線、県庁寺内サンパーク線のみ。
しかも1時間半待ちになるぐらいだった。
系統が一極化してしまい、やはり不便に。
神田や五城目は厚遇されているが経路変更をしている。

現在(土崎系)→新国道土崎線、県庁寺内土崎線、将軍野線、五城目線、追分線、セリオン線、新港線
(神田系)→神田旭野線、泉ハイタウン線、土崎駅組合病院線、添川線
スクール系統は新港線以外きえたと見ていいし、多様な手も減った。

○北営業所と飯島車庫
市営バス時代は北営業所が今の7号線のマクドナルドの敷地にあった。
上のように、堀内以外が無かったからか早々廃止。
しかしながら、飯島の車庫は復活していた。
飯島の工業団地に秋田中央トランスポートのマイタウン車庫である。
だが、これは西部のマイタウン用で北部には何も寄与してない。
北部マイタウンはキングタクシーだし、路線も臨海営業所か五城目営業所(男鹿営業所は廃止)だから。
いま、土崎線は派生でキタスカ経由がある。
これをここまで運べるなら、市営バスの浜なし山線みたいに運べ、操車できたのでは。
また、飯島北の回転地の旧マン倉に車庫を立てればまさに北営業所だったのでは?

○まさに多様化すべきでは?
せっかく北部手に入れたのだから、多様な系統は残すべきだったようにも。
例えば県庁寺内が足りなすぎて新国道が余るなら五城目を県庁寺内経由で一部置き換えてもいいかもしれないし、神田は泉外旭川やサッカーモールで大再編してもいい。
なによりサッカーモール線は昔の卸売市場線の復活。

それにしても、向こう見ずな移管とマイタウンの仕切り割の悪さがこんなことになってるんでは、は何回目か。
先になくすをありきにしてやばくなったという稚拙な行政のせいでみんなが被害者化してるんでは…
負の遺産がでかすぎます。

次は西部ですが、来週オフの荒天は取材行けないだろう…