残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

放浪記

2020-12-05 12:05:02 | 日記
 コロナ禍で大阪では不要不急の外出禁止の要請が
出されて、自宅にいることが多くなりました。
新聞、テレビはつまらないし、スマホも飽きて
久しぶりに昔読んだ本を引っ張り出して
読みました。

林芙美子「放浪記」。彼女は貧しい
行商人の子であったが、貧乏の中で
尾道市立高等女学校を卒業後、文学を志し、
文壇に登場した時は「ルンペン文学」と
酷評されたが「放浪記」が大ベストセラーとなり
見事に作家として大成した。47歳で逝去した。
見られた方もおられると思うが
菊田一夫脚本による舞台劇にもなり
森光子が演じたのは誰もが知るところ
。最近では仲間由紀恵が演じている。

”花の命短くて、苦しきことのみ多かりき”


   


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