残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

ススキ

2020-12-01 12:12:12 | 日記




逆光に映えるススキ、風になびくススキ
街では身近に見られなくなったススキは
なぜか郷愁を誘う。
ススキは別名、茅葺の屋根に使われているように
カヤ(茅)ともいう。
また古来よりオバナ(尾花)ともいわれ和歌にも
よく歌われていた。

私選ススキの句
・花すすき草の袂のつゆけさをすてて
 暮れ行くあきのつれなさ
       藤原定家

・三四本花さく萱の伏せにけり
       飯田蛇笏

・化物の正体見たり枯れ尾花
       横井也有
(注:化物は後に幽霊に変化した)


最新の画像もっと見る